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聖闘士星矢 黄金の若き戦士達

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585部分:第八十四話 黒と白その二


第八十四話 黒と白その二

 彼女の全身から凄まじい光が生じてそれでインプ達を払ったのである。
「シャイニングライト!」
 それが彼女の技だった。その光でインプ達を倒していく。
 そしてスカーレットは。両手に炎を宿らせそれを放って叫ぶ。
「ファイアースネーク!」
 その炎の蛇でインプ達を焼き尽くす。彼女達も果敢に戦っていた。
 そしてアイオロスは。四人の狂闘士達と対していた。
 そのリーダー格であるゼツがだ。彼に対して言ってきた。
「ではサジタリアスよ」
「戦うというのだな」
「そうだ」
 まさしくその通りだというのだった。
「我等狂闘士は戦いの中にこそ生きるもの」
「だからだな」
「その通り。だからこそだ」
 こう言いながら四人共彼を強い憎悪の目で見据えていた。
 言葉もまた。かなり鋭いものだった。
「我等四人で貴様を倒す」
「仲間達の仇も討つ」
「これまでの三つの戦場でのことだな」
「そうだ」
 まさしくその通りというのであった。
「だからこそだ。いいな」
「死んでもらおう」
「死ぬのがどちらかはだ」
 アイオロスは四人を前にしてもいつもの冷静さであった。
 その冷静だで。さらに言うのであった。
「これからわかることだ」
「では行くぞ」
「死んでもらう」
 こうして四人はそれぞれ技を繰り出した、まずはゼツであった。
「食らえ!」
 叫びながらその技を繰り出してきた。
 両手を組み合わせそのうえで前に出し。叫ぶのであった。
「クライムブレス!」
 凄まじい衝撃波がその組み合わせた両手から放たれアイオロスを襲った。
 そして次はシャロンだった。その右手に巨大な片刃の刀を持っている。
 それを右から左に一閃させ。技の名前を叫んだ。
「グレートソード!」 
 その攻撃でアイオロスを襲うのだった。
 そしてミンツは一旦跳んだ。身体を大きく広げてそれから技の名前を叫んだ。
「スターダストレクイエム!」
 無数の流れ星が落ちてきた。それで一気にアイオロスを倒さんとする。
 最後はレオンハートだった。彼は両手の十本の指を前に突き出してその技の名前を叫んだ。
「ディケイドヘッドドラゴン!」
 その指から赤い竜の頭を持った気が放たれる。それはそれぞれ複雑な動きを示しながらアイオロスに対して向かって来たのであった。
 アイオロスはその四人の攻撃に対してだ。自らも技を繰り出してそれに対してきた。
「御前達がそう来るのなら私は」
「むっ!?」
「どうするつもりだ!?」
「技を放つというのか!?」
「そうだ」
 まさしくその通りだと返すのだった。
「これがその技だ。見ろ!」
「くっ、それか!」
「その技か!」
「そうだ。インフィニティブレイク!」 
 その技の名前を叫ぶと同時に無数の光の矢が放たれた。そうして。
 まずは四人の技を全て打ち消してしまった。
「くっ、我等の攻撃を全てか!」
「しかも!」
「来たぞ!」
 技はそのまま四人に向かいそのまま吹き飛ばしてしまった。その無数の光の矢が彼等を完全に叩き潰してしまったのである。
 そうして吹き飛ばされた四人はそのまま倒れ伏し。何とか顔だけあげて言うのだった。
「おのれ、これがアリエスだというのか」
「アリエスの攻撃か」
「如何にも」
 まさにその通りだと返すアイオロスだった。
 
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