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レインボークラウン

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第三百八十六話

             第三百八十六話  身体を動かすから
 魔法の実践と学校や魔法の勉強、座学との関係性についてだ。春奈はイーとリャンに対して自分の机の上での学校の勉強が終わったところで話した。
「魔法を実際にやると身体を動かすわね」
「はい、それなりに」
「動かしますね」
 使い魔達もその通りだと答える。
「魔法を出す時にです」
「手足を動かします」
「時にはダンスも踊りますし」
「何かとカロリーを消費もしますね」
「そう、魔法ってダンスも踊るでしょ」
 春奈はさらに話した。
「それで毎日してるとね」
「運動になる」
「そうなのですか」
「私運動はあまり得意じゃないけれど」
 華奈子程とはいかないまでも美樹や梨花よりも落ちることは事実だ。七人の中で一番運動が不得意である。
「それでもね」
「しかし、ですか」
「それはいい運動になり」
「そうなの、汗をかいて」
 そしてというのだ。
「一旦頭の中がクリアーされてストレス解消にもなって」
「余計に、ですか」
「勉強に励めるのですか」
「そうみたいなの」
 この事情を話した。
「どうやらね」
「成程、文武両道ですね」
「身体を動かすこともかえって勉強にいいのですね」
「多分華奈子ちゃんの成績が急によくなったのも」
 それもというのだ。
「元々運動神経抜群で毎日凄く身体を動かしてるから」
「頭の中がクリアーされていて」
「ストレスも溜まっていないからですね」
「励めるのよ」
「勉強は身体も動かしてこそ」
「それで余計に励めるのですね」
「そこはそれぞれのタイプがあるみたいだけれど」 
 その人によって違うというのだ。
「私はね」
「身体を動かしてこそ」
「勉強に励めるのですね」
「そうみたいなの」
 使い魔達に考える顔で話した。
「だからこれからも両方やっていくわね」
「学校の勉強も魔法の勉強も」
「実践も含めてですね
「そうしていくわ」
 実際にとだ、こう言って今度は魔法の実践をしてみるのだった。勉強の後で法衣に着替えて庭に出たうえで。


第三百八十六話   完


                         2016・10・14 
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