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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
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315


研究所(リビング)にて




ガチャ(廊下のドア)



サトシ:「あー疲れたぜー!!」




サトシ達がリビングに戻ると、
夕飯が出来上がっていた。




カツラ:「随分と特訓に集中してたのっ」




サトシ:「今日はヒカリが頑張りました!」




カツラ:「ほほう、、偉いぞヒカリちゃんっ。
さすがじゃっ」




ヒロシ:「ヒカリちゃんって結構
根性あるよね」





ヒカリ:「えへへ(喜)。でも、
みんなのおかげよっ。それに、クサイハナも
あたしを最後まで待っててくれたから!」



カツラ:「そうか、、、それは良かった♪」




カツラがヒカリ達と話しをしていると、、




スッ(料理を運ぶマリナ)



ヒカリ:「!」



料理を持ったマリナがヒカリの前を
横切った。



カタッ(料理)




サトシ:「うまそーな料理だ!」


マリナがテーブルに料理を置き、
他の料理を取りに戻ろうとすると、、、



マリナ:「、、、ねぇ」




ヒカリ:「!!」



台所の通りに立っているヒカリに
話しかけた。



ヒカリ:「、、、」




マリナ:「そこに立ってると邪魔よ?
運ぶなら運ぶ、座るなら座るで
どっちかにしなさいっ」




ヒカリ:「なっ!!」




サトシ:「なぁヒロシっ、このレモンって
エビフライにかけるんだっけ?」



ヒロシ:「サトシ、状況がわからないか?
ちなみにエビフライにかけるなら
塩も足した方いいよ」




サトシをよそに、場に冷たい空気が流れた。




ヒカリ:「、、ふんっ、誰が運ぶもんですかっ」




マリナ:「なら、そこどいて。
料理が運べないでしょ」



ヒロシ:「まぁまぁ2人ともっ。
とりあえずヒカリちゃんは座って。
後は俺とマリナさんで運ぶから」



サトシ:「そうだぜヒカリ!
見てみろよこのエビフライ!
早く座らねぇと
この大きいやつ俺がもらうぜ?」




カツラ:「それはわしがもらう」





ヒカリ:「あたし、ご飯いらないっ」




サトシ:「え?」
ヒロシ:「え?」



ヒカリ:「あたし、お腹減ってない」



カツラ:「、、どっか悪いのかの?」



サトシ:「でもさっき、栄養とらないと
なんとか、、」


ヒロシ:「サトシっ」





ヒカリ:「あたし特訓して来よーっと」




マリナ:「そう、、勝手にすれば?」




ヒカリ:「えぇ勝手にするわよっ」



バチバチバチ(ヒカリ・マリナ)




ヒロシ(思ったより険悪だな)



リビングでは今にでも
女のたたかいが始まろうとしていた。






スッ(ヒカリ)




サトシ:「どこ行くんだよヒカリっ」




ヒカリ:「ちょっと上に行ってくる。
、、、クサイハナもお腹すいてると思うし」




ガチャ(ドア)




ヒカリはリビングを出た。




サトシ:「おい待てよヒカリっ」


スッ(サトシ)



バタン(ドア)




サトシはヒカリを追って行った。





 
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