ハイスクールD×D大和の不死鳥
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95戦闘後
◇いのり
ロキが消滅したのを確認した私と真名はユニゾンをアーシアはラウザルクを解いた
「アーシアおつかれ~」
「おつかれ…」
「いのりさん、真名さんもお疲れさまです!」
アーシアは笑顔で返事を返してくる
(ほんとだよ……ユニゾンは消耗が激しいから疲れた…………後で小猫ちゃんを愛撫でしよう…)
心の中で私は冥界から帰ってからできた趣味的な小猫ちゃんを愛撫でることを決めていた。
「大変だと思うけどアーシアも皆の手当てお願い?」
「わかりました!」
アーシアは元気に祭とウェンディのもとにむかった
◆アザゼル
『通信報告で悪いが、今回も身内が助けられたようだ。アザゼル』
「んなぁ、ことねえよ。葬儀社のところとおまえの妹とその眷属が強かったんだよ」
『ああ、聞いているよ。シャルバを倒したことは聞いていたが、まさか悪神ロキを倒せるまで力をつけているなんてね。恐ろしい限りだよ、葬儀社とヤマト君達は』
「サーゼクス。例の件を言わなくていいのか?」
『昇格の話があるという件か?』
「まえから昇格の話があったいのりと真名はもちろんとして、ギャスパー以外にその話が浮上しているんだろう?」
『うむ。コカビエル襲来、四大勢力会談テロ、旧魔王派のテロ、これらをリアスたちは防いでいる。昇格の功績としては十分だろう。さらに今回のロキ襲撃を防いだ件も大きな功績だ。全員の昇格は確実といっていいだろうが……』
「なんだ? 何か問題でもあるのか? 葬儀社の奴らが止めていてくれたとは思うが、相当実力がついて成績はいいと思うが?」
『早すぎると思うのだよ。特いのりさんに真名さん、昇格すれば話題となり、敵の的となって狙われる。彼女らは赤龍帝と白龍皇という名も背負っているからな。正直こちらとしてはもう5年、いや、3年は待ちたいところなのだが、世論と流行が彼女らを強く後押ししているのだよ』
「ハハハハ、魔王は大変だな。で、おまえの心情としては?」
『昇格してリアスの眷属から離れてほしくない』
「やっぱり妹に甘いな。まぁ、わからんでは無いがな。」
◇いのり
「あー、もうすぐ修学旅行だ」
オカルト研究部の部室でゼノヴィアが見事にだらけていた。ロキとの戦いも終えて、もうすぐ行く予定の修学旅行に夢中のようだ。私は小猫ちゃんを愛撫でしているけど
あの後、ヤマトとアリサ、オレーシャ、城鐘、ウェンディは帰って行った。皆やることがあるらしい。ヤマトは子フェンリルの牙と爪を無害にして小さくサイズチェンジさせヴィヴィオとアインハルトに渡すそうだ。
「ゼノヴィアさん、ここのところ忙しかったですから、次こそは旅行のお買い物に行かなくてはダメですね」
アーシアが修学旅行のしおりを見ながら誘いをかけていた。最初アーシアの体力がやたらあるのに驚いたけど面白かった。
「もう、終わりだわ!」
悲鳴をあげる女性の声。部室の中央からだ。
見れば銀髪の女性――ロスヴァイセが号泣していた。
「うぅぅぅぅっ! 酷い! オーディンさまったら、酷い! 私を置いていくなんて!」
オーディンに置いていかれたそうだ。
「リストラ! これ、リストラですよね! 私、あんなにオーディンさまのためにがんばったのに日本に置いていかれるなんて! どうせ、私は仕事がデキない女よ! 彼氏いない歴=年齢ですよ!」
もう、やけっぱちになっている。
「もう、泣かないでロスヴァイセ。この学園で働けるようにしておいたから」
リアスさんがロスヴァイセの肩に手を置く。
「……グスン。ほ、本当に?」
「ええ。希望通り、女性教諭ってことでいいのよね? 女子生徒ではなくて?」
「もちろんです……。私、これでも飛び級で祖国の学び舎を卒業しているもの。歳は若いけれど、教員として教えられます」
そういえば北欧のヴァルキリーのなかでも成績優秀の期待の新人だったっけ、ロスヴァイセって。
「けど、私、この国でやっていけるのかしら……? かといって国に戻っても『どのツラ下げてオーディンさまのあとから帰還したのか?』って怒られるでしょうし、あげくの果てに左遷されそうだし……っ! うぅ……せっかく安定した生活が遅れそうな職に就けたのに!」
相当落ち込んでいる。護衛するべき主神がボディガード残して先に帰還してたら、どのツラ下げてってことになる
なんだかんだて、リアスさんに買収されたロスヴァイセは『戦車』の駒で悪魔化した。
続く
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