転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション
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オリジナルハイヴ攻略 後編 3
時間軸は三年ほど戻り
火星本国では すでに地球に派遣した【ベクトラ級機動空母ベクトラ】の戦闘データ並びに運用データを元に新たな超弩級の万能戦艦を作り出す計画進み すでにその万能母艦の大きさも大きさもあるが
マブラヴ世界の木星では流石にBETAも生存する事が出来ないようで、いくつかのハイヴの壊れた形が
木星の地上付近にあるだけであったが、元々木星の超重力は地上部分にも含まれるために幾らBETAであったとしても、活動できないような環境に適用する前に超重力によって圧死してしまうのが殆どであったからだ。
だからこそ 元々宇宙世紀を活躍していた呼び出されたレビル達にしてもだ、元々宇宙世紀で活動していたと同じようにするためにも、木星圏で活動拠点のコロニーやさまざまな小惑星などを使って
約三年の月日が経過していたが。
そのために【改ベクトラ級万能戦艦】ベクトラ改を旗艦にしてすでに一万隻が大量生産されていたのだ。
だがこの万能戦艦は元々搭載量などペイードを考えるとベクトラ級よりも寄り大型化したのだが。
結果【改ベクトラ級】は【全長 約3000m 】と殆どはガンダムウイングに出てきた【ピースミリオン級】とほぼ同じ大きさになっているが、こちらは逆にベクトラの設計をある程度まで引き継いでいる為に武装も十分にある状態であった。
このうち 300隻は木星方面軍に回されている為に実際には有る程度数は減っているが それでも本拠地の火星を守る為に残りの5000隻をクロスゲート呼ばれる不思議な建造物に防衛力をまわしているのだから
仕方がなかったりするが、それでも戦力は十分に整いつつあったのだ。
そこへ地球にあるオリジナルハイヴ攻略作戦が開始されているという情報がようやく届いたのだか。
だがその頃地球ではすでにオリジナルハイヴにある広大な広場に群がるBETAの残りもすでに三千をきっていたのだから。
「テオドールにアイリスディーナ・ベアトリクスは左翼を頼む、そのフルアーマーならば火力は十分だろう」
「チッ分かっているけどよ、なんだよこの多さは、オリジナル入ってからすでに倒した数を数えきれないほど倒しているぞ」
「分かっているけど、さすがはオリジナルということから」
「だけどこの数は多すぎるぞ」
「泣き言は言わないの、現に私達契約者はそれ相応の期待と機体に乗せてもらって無理を言って最前線で戦わせてもらっている立場よ」
実際にそうなのだ、実弾系の補給やカートリッジの補給の為にマブラヴ側の補給システムを火星側でも採用している為に、その補給物資を大量に最前線に運ぶ為にも現状最後方では各国の戦術機大隊とロンド・ベル隊のメンバーが協力して、補給路を確保しているのだから
それで文句を言うのは場違いでもあった。
「ヴィヴィ・タカムラ・ドーゥルの三人は右翼を頼む 特にヴィヴィの大火力を中心にして対処してくれよ」
「了解です その負目のフルアーマー7号機ですよ がんばります」
「武者ガンダムは完全に接近用ですが、この程度であれば大丈夫です」
「ドーゥル機は問題ない特にこのホバーシステムに関してはこの隊の誰よりも扱いは上だとじゅふしているからな」
実際にドーゥル機はマードック機は本来の性能程度ではあればこの中では一番劣っているが、だがそれも近代化をしている為に実質Zガンダムと殆ど同等な性能を有している為に
肩に担いでいる大砲もビームカノンに変更されているために本体のジェネレーターが壊れない限りは無限に近い形で撃てるのだ、それにビームライフルも同じくカードリッジ方式であるが。
同時にガンダム本体から供給されるエネルギーで撃てるようにシステム面もライフル本体も改造済みである。
そしてサトシが乗っている機体は本来ならばこの場所にあってはならない機体、そうクロスボーンフルクロス魔王と呼ばれる機体である。
これの秘密兵器といえば本体に組み込んだサテライトキャノンである、つまりオリジナルハイヴの門の外からそのまま狙撃してオリジナルを消滅させようという計画である。
ただし他にもフルアーマーユニコーンを率いるチームユニコーンの部隊や シャングリラチルドレン率いるチーム【ガンダムチーム】または【カミーユが隊長のZチーム】
アムロが率いるロンド・ベル第一部隊の中にはケーラやエマ中尉など早々たるメンバーがいる。
そんなさなかオリジナルハイヴもようやく広大な広場にいた全てのBETAを倒しきることに成功したが
流石に元から広場にいたのは一万以上下手すれば数万といえる量のBETAを倒したのだ。
そのためか一時とはいえ、一時的な休憩をこのオリジナルハイヴ内で取ることとなった、特にフルアーマー系統の機体は実弾系統を全て使い切ると残りはデットウエイトしか成らない為にパージすることが多い為に。
続々とフルアーマーがいた部隊のすべてが一度地上にいるロンド・ベル隊の旗艦や付属艦艇に戻っていく、
これはベアトリクス達も同じであり、唯一の例外はサトシのフルクロスのクロスボーンガンダムである。元々カードリッジで撃つビームライフル系統の発展版しかないために。
実弾系統は元々頭部バルカンや腹部についているバルカンしか使っていないからだ。
だからこそ引き換えに第二陣の大部隊のジェガン部隊が次々と広場に集結していった。
「よし推進剤とビーム関係の補給完了っと、アムロさんそっちはどう」
元々アムロのνガンダムも近代化しているために実質Vガンダム以上の性能を有しているためにそれほどの消耗らしい消耗は元々していなかった。
もとより現状は補給で戻したのは火星政府が地球側と契約した契約者がのる機体が全てであり。
この広場には契約者の機体は残っていなかった。
マードックや武者ガンダムなどは消耗らしい消耗もしていなかったが、だが地上に戻るには当然護衛をつける必要が出てくるために、必然的に全ての契約者が戻ったのだけあり。
現状契約者達はそれぞれ割り当てられた戦艦に戻って自らの機体の補給申請や整備為のチャックリストなどの作業が待っているために、実質早くても三時間程度は戦場に戻ってくることは出来なかった。
これはフルアーマー化した機体の宿命でもある、機体にかかる負担はガンダムクラスであっても重力化と無重力化の違いで色々と整備の問題も出てくるのだ。
無重力はデブリ問題や機体全体のメンテをやってようやく再度の出撃が可能なのだ。
地上で整備するメンバーはそのほとんどが契約者達なのだ。 当然MSの整備のノウハウが三年以上経過しても遅い者は遅いといえた。
結果として再度の出撃が出来ないまま、三時間という時間を余らしたテオドール達は今のうちに自分達に割り当てられた部屋で死んだように眠るだけであった。
流石にオリジナルハイヴに五時間以上もぐり続けた上に戦い続けた以上は体も精神も疲弊してしまった状態であったために。
戦場に出ていた契約者は一部を除き眠り込んでいた。
「ベアトリクス、どう思う、サトシ提督のあの指揮は、実際に確かに補給は必須だけと、フルアーマー形態を解除すればまだまだ戦える状態ではあったわ」
「分かっている、だが契約者といっても所詮はそれぞれの国に縛られている状態よ、おまけに契約者の誰かがもしもしオリジナルハイヴ攻略中に戦死なんて事になればそれは火星軍のひいては火星政府の責任問題へと発展仕掛けないわ、だからこそ、私達には補給と称してそれぞれの母艦に戻させたのでしょうね」
「やはりか」
実際にベアトリクスとアイスリディーナの二人にしてみればこの位の戦いは当たり前であり。
体力的にも精神的に問題なくいけたが、さすが元部下の連中は簡単に今では部屋で眠っているのだから
無理強いは出来ないと判断しても無理からぬ事であった。
「分かっているけど、後三時間ね、果たしてそれだけオリジナルハイヴが持つかどうか微妙な時間ね」
「確かに、あれだけの数を出したハイヴの中には殆どBETAの残り数は少ないと思うわよ」
確かにこのオリジナルハイヴに入る前にもすでに30万以上も出していたが、それはデストロイガンダムの火力によって消滅させられている、
そして出来る限り突入組みに負担が少ないように、するためにラーカイラム級やネェル・アーガマなどからミサイルが発射してその振動によって再び四十万近くのBETAが出てきたがそれは
ネェルアーガマのハイメガ砲とデストロイガンダム二機の火力によって事実上消滅してしまったのだ。
この時の砲撃でオリジナルハイヴの上層部は綺麗にさっぱり消滅している為に簡単に突入できたのたが現状であった。
「アイスリディーナ、分かっていると思うけど私達が使っている現状の機体は地球側に確認が取れたのは1983年よ、そして私達の今は91年、八年間も使われているガンダムタイプだけど、整備などしているけど未だに私達が作り上げた戦術機では恐らく第五世代か第6世代と呼ばれるタイプよ」
そのあたりはアイリスも分かっていた、元々彼らが使っていたのは第一世代機の改造型機であり、
フルアーマーガンダムとの性能差は日々使っている彼らが分かるほど圧倒的なのだから。
「そうね、私達が使っていた戦術機では一つ一つのコマンド入力が終了するまでは次のコマンドを入力できなかったけど、ガンダムはいいえMSと呼ばれる機体は」
「ありとあらゆるコマンドを次々と入力で切る上に、その運動性能も機動力、火力も圧倒的だけど、でもそれでも私達が使っているガンダムタイプは第一世代型と呼ばれるMSよ、幾らあの提督でも私達が機体の持ち逃げや反乱をした時を考えると妥当でしょうね、それでも戦術機との差歴然だけどね」
確かにそうなのだ、特にガンダムと呼ばれるMSは当然高スペックであり、装甲も量産型のガンダリュウムを使っていることもあり、戦術機が持てる武器程度では全くガンダムやMSの装甲にダメージを与えることは出来ないのだ。
実際にパワードジム系は装甲が分厚くなっているために、MS用の武装を使っても簡単には撃破できないようになっているために、問題も余り発生はしていなかった。
「それにベアト貴方に言われることもないけど、八年以上も使っている相棒と呼べる機体よ、こちらでは老朽化または旧型化している機体といわれても、十分すぎるほど戦えるのならば私達は特になにもないわ」
「それにベアトは契約者でなくなれば、どうなるか、現在の祖国である統一されたドイツという国を見れば分かるでしょう」
確かにそうなのだ、実際に統一されたドイツは東と西の軍隊の扱い方が余りにも違いすぎたのだ、
特に東は陸軍に最優先で最新鋭機が回されるということは限りなくない、
実際に相当なコネがない部隊は基本的には東ドイツでは第一世代機の改修型や改造型しかまわされて
いなかったのだ。
だかこれが西ドイツならば話は別であった、西はアメリカと同じような軍隊が存在している為に、できるだけ軍隊として装備は統一されていたのだ、つまり第二世代機を西ドイツが購入してそれを量産化すれば、
最前線のパイロット達も普通にそれが乗れるようになるということであった、故に西と東の陸軍の装備の扱いや一新が本当に大変なのだ。
現状の統一されたドイツは陸軍の戦術機は全て第二世代機となっている、第一世代機のバラライカなどは練習機に回されて、訓練兵士達に使われていることが多いのが今のドイツの内情であった。
たが特にそれでやはり問題を起こしていたのは東側でしかなかった、彼らはコネで何でもできると思っているが中々頭から抜けてないのだ。
それが結果現場や政治などに色々と影響が出ているが、元シュタージュ出身者はその部隊そのものを秘密にしなければならなかった、
複数の人間が酒の席で元シュタージュであるとばらした兵士は最終的には死体となって次の日になってから海や川や道路にあるのが民間人に見つかっているという報告もベアトリクスは受けているのだから
決して他人事ではないのだ、現状ベアトリクスを守っているのは契約者という身分だけで有ったからだ。
「分かっているわよ、私も伊達にあそこにいたわけではないわよ、この程度の修羅場はなれたものよそれに私達もそろそろ寝ないと体力を取り戻せないわよ、幾らハイヴが陥落してもオリジナルハイヴから漏れて出てくるBETAの始末もあるのだから」
確かにベアトの言っていることはなにも間違いではなかった、現状必死に整備師達が汗水たらして機体を整備しているのだ、パイロット達はその間は出来うる限り次の出撃に向けて体力・気力・精神を戻す責任があるのだから。
こうしてハイヴ攻略戦が続く中 ベアトリクスとアイリスディーナの二人は割り当てられた部屋に入りシャワーを浴びて服を着たままの状態でそのまま眠ってしまった。
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