野良猫のみた幻想郷
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野良猫とハロウィン!
にゃが輩は野良猫である。名前はにゃい。 今日は外の世界でいうハロウィンという日らしいんだにゃ。ハロウィンはお化けの仮装をして歩き回るというパーティーらしいにゃ。パーティーといえば紅魔館のだにゃ。ということでにゃが輩は今、紅魔館の主の膝の上にいるんだにゃ……どーしてこうなった。
…………回想ニャンかしねえーにゃ。
「スカーレット二世、お前は吸血鬼の仮装か? 私たちの同じなのね!」
「にゃ……」
まさか、人が多いとこに来たら紅魔館で、気づいたら吸血鬼の仮装をされていたにゃんて誰も思わにゃいにゃ。
「お姉様! みんな集まってきたよ! あっスカーレット二世! 」
「あら、フラン。あなたは犬? の仮装なのね」
「うん! そういえば、お姉様の仮装服の準備咲夜がしてたから行ってきたら?」
「そうね。それじゃあスカーレット二世頼んだわよ」
「はーい。 よーしよし、おいで〜スカーレット二世」
「ニャァ〜」
はっ!? いけにゃいにゃ。にゃんか自然な感じで飼い猫に成り下がっていたにゃ! ……にゃんとフランは犬、狼の仮装かにゃ。 可愛いにゃ! 尻尾と金髪に似合う耳がたまらんにゃ。
「スカーレット二世は私たちとお揃いの吸血鬼なんだね!」
「にゃあ」
「あっ! そうだ。スカーレット二世、トリックorトリート! って言ってもわかんないよね」
「にゃあ」
場所は変わって庭に来たにゃ。ふきゃあ、まさかあのあとフランが寝てしまうにゃんてにゃ。見た目相応の少女で安心したにゃ。
ふにゃあぁ、しっかしいろいろな奴がいるモンだにゃ。 あっちは天狗、そっちは鬼、またまたあっちは寺の妖怪、さらにには亡霊や豪族、笑っちまうのが竹林の姫が猫耳猫尻尾をつけてるところだにゃ。似合っていにゃいにゃ。魔理沙と博麗の巫女は普段と同じかにゃ、亡霊のところは妖夢が犬で幽々子は悪魔かにゃ。そういえば咲夜も犬の仮装だっだにゃ。
「ふにゃあ」
そういえばあれならレミリアを見てにゃいがレミリアはどんな仮装になったのかにゃ? 探してみるかにゃ。
「あ、スカーレット二世、探したわよ!」
「ぬ」
噂すればにゃんとやらにゃ。
「どお? 似合うでしょ?」
ほおーレミリアはドレスかにゃ……てーか骸骨、ジャックオランタン、コウモリって盛りすぎだにゃ。重そうだ。
「スカーレット二世、トリックorトリート?」
「にゃ」
この姉妹はにゃんで同じことを言うんだ? 特に姉、お前はにゃんで疑問系にゃんだよ。
「なーんてね。猫のお前に言ってもわかんないよね。お前が化け猫なら会話もできたのに」
「ふにぁ!?」
にゃんで目のハイライトが消えるんだにゃ?! あと妖力が身体周りを漂ってるにゃ!?
「ねぇ。スカーレット二世、二人で夜空を散歩しない?」
「にゃあ」
おいおい、返事すらしてにゃいなのに抱き上げて空を飛ぶのはやめるにゃ。だけどにゃんでこんにゃに楽しくにゃさそうにゃんだ?
「月が綺麗ね。まさに私たちを祝福してるような月。私ね、あなたに会うまで感情を表に出すことがなかったのよ。だけどあなたと出会ってから楽しくてね……ふふ、私たったら猫相手になにを言ってるのかしら。さぁ、空は冷えるから降りましょうか」
あぁ、だからいつも人の前ではぎこちない笑顔だったんだにゃ。
「さあ、ついたわよ。またいつでも遊びにいらっしゃいね」
『にゃが輩もレミリアと一緒にいると楽しいにゃ』
「っ?! 今のは……あなたなの? スカーレット二世」
「にゃあ」
「ふふ、まさかね。それじゃあお休みなさい」
ふにゃ、行ったかにゃ。あいつ、気づいていにゃかったにゃ。まぁ、いいにゃ。さてさて、今日はどこで寝ようかにゃ〜。
おしまい。
にゃあ! これはレミリアの夢だにゃ! にゃからにゃが輩は実際には喋ったりしてにゃいにゃ! というわけでさようにゃら!
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