ガンダムビルドファイターズ ~orbit~
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二回戦!決別の戦い! 前編
前書き
どうも、心はいつも自由(フリーダム)です。冒頭からぶっちゃけますが、今回の話を書くのを忘れて、大至急書いたものです。なので、不自然な所かあるでしょう。ていうかあると思います。後程修正していくので、どうかよろしくお願いいたします。
では、反省と前書きはここまでにし、本編をどうぞ。
「え~と…………次の対戦相手はっと……」
トーナメント表を確認し、次の対戦相手を確認する。
「あれ?なんかどこかで見た覚えがある名前だな~。どこで見たんだっけ? 」
うねりながら考えていると同時刻、主人公達は……………。
「………………」
「どうしたんだよ?アキザワ」
「いや……なんでもないよ」
「全然そう見えねぇって。いいから言ってみろよ」
「…………カグラ君。ちょっと来なさい」
「分かったから首根っこ掴むな! 」
ーーー--
ミーティングルームの外に出て、少し離れた所で連れ出される。
「んで、なんだよアマネ?アキザワの事となんか関係あんのか? 」
「そうよ。次の対戦相手は確認したわよね? 」
「あ、ああ。清陵学園だろ? 」
「そう。清陵学園は、毎年初戦か二回戦によく当たる所よ。そこで、部長と私。そしてもう一人先輩を含めての三対三でバトルをしていた。まあ、結果は負けたわ」
「なるほどな。それで、神妙そうな顔をしてたってわけか」
「そうよ。部長にとって、因縁深い相手。オマケに、三対三のメンバーがそのまま艦隊戦のメンバーに入っている。
おそらく部長の脳裏には、対戦相手に言われた事があると思う」
「何を言われたってんだよ? 」
「戦術の才能はあっても、それを実行するファイターの腕は無い………………そう言われてたわ」
「アイツら…………! 」
「事実よ。現に私もそうよ。いちば模型店の時に見たでしょ? 」
「ぐっ…………! 」
「なるほどね。話は聞かせてもらったよ」
「「 !? 」」
後ろを振り返ると、ハルカゼが腕を組んで立っていた。
「どっかで見たな~って思ったら、過去の戦績に乗ってた所だったんだね。さて。バトルの腕云々はさておき、セイヤ君のみならず、マヒルさんにも因縁深い相手って訳ね。うんうん。ガンダム的には有りの流れだね」
「だからなんだってんだよ? 」
「ん?いや何も?とりあえず、ミーティングルームに行こっか。話はそこからだよ」
ハルカゼに言われ、ミーティングルームへと戻ることになった。一回戦と同じようにミーティングをすると思いきや、全員が驚く事を言い出してきたのだ。
「メンバーチェンジするね。戦艦操縦はヒメラギ トオヤ君。バトルする人間はカグラ レイ君。セシリアさん。そして、アキザワ セイヤ君にアマネ マヒルさんね」
「「「はあっ!? 」」」
俺、ヒメラギ、アマネが驚きのあまり声に出る。
「…………ハルカゼ トウイ。なぜそのような事をする必要がある? 」
「そうですよハルカゼさん?なんで俺とアマネがメンバーなんですか? 」
「サクラさんはともかく、セイヤ君とマヒルさんは分かるんじゃないかな? 」
「…………まさか、因縁にケリをつけてこいって訳じゃねぇよな? 」
「正解だよレイ君。これは僕の勝手な事だけど、腕がないって言われて立ち止まるのは、自分自身の成長を止めるのと同じだと思うんだ。
それにね………………君達に、本当にバトルが腕は無いとは思ってないよ。だから、今回はこのメンバーで行くことにしたから」
ーーー--
「どうしてこんな事を…………! 」
トイレの洗面所に手を着き、小さく呟く。
今までバトルをしてきて、勝てた事はもちろんあった。けど、中学からは一度も勝てた事が無い。それでも諦めずに続けてきたが、自分の力の無さに絶望を感じつつあった。
しかし、それでもガンプラバトルを止める事はしなかった。好きな物を嫌いになるのは、とても辛い事だ。俺は…………嫌いになりたくなかった。
その時だ。その時に、艦隊戦というものを知った。最近開催されたばかりで、五対五の対戦で、内一つは戦艦を操縦するらしい。
これなら、どんなにバトルの腕が無かろうと、ガンプラバトルをすることが出来る。戦術に関しては自信はあったし、俺にはピッタリだった。
なのに…………今日再び、バトルをすることになってしまった。
「アキザワ。大丈夫か? 」
「カグラ…………」
トイレの入り口にはカグラが加部に寄りかかっていた。
「あんま気負い過ぎんなよ。俺にサクラ。それにアマネだっていんだからよ。まっ、もしもの場合は俺がなんとかしてやるよ! 」
「頼もしいな…………けど、ありがとう。お陰で少しは楽になったよ」
「よし。じゃあ行こうぜ」
カグラはそう言って、トイレから出ていった。その背中を追うように、俺もトイレから出ていく。
ーーー--
「レイ君。セシリアさん。こっち来て」
「 ? 」
「なんだよ? 」
ハルカゼに呼ばれ、セシリアと共に行く。
「今回二人は、セイヤ君とマヒルさんのサポートに回って欲しいんだ。と言っても、難しいことじゃないよ。二人が戦いやすいようにして欲しいってだけだから。最悪、二機撃破して、あとの二機は二人に任せるでもいいし」
「なんでそんなめんどくせぇ事すんだよ? 」
「自信を付けるためだよ。あとは君達に任せたよ。僕は観客席で観てるから」
ハルカゼはそれだけ言い、手を振って観客席へと行った。
「……セーヤとマヒルは、ナニかあったノ? 」
「…………まあちょっとな。セシリアが気にする事じゃねぇよ」
「チームメイトだから、ナニかあったらソウダンしてホシイ………ナカマハズレされてるようで、イヤだ」
「あー、悪かった悪かった。けど、その説明は後でしてやるから、今は試合に備えようぜ」
「ムー………ワカッタ……」
ーーー--
『GUNPLA BATTLE combat mode』
『Startup』
『Model Damage level Set to B』
『Please Set Your GPベース』
『Beginning plavsky particle 』
『Dispersal』
『Field 5 castle』
フィールドは西洋の巨大な城だ。
『Please Set Your GUNPLA』
『BATTLE START』
「カグラ レイ!アルケオニスガンダム!やるぞ!! 」
「ヒメラギ トウヤ!アークエンジェル!いくぜー! 」
「セシリア リート…………ブラウドライツガンダム…………イキます! 」
「…………アマネ マヒル。騎士ウイングガンダム、行くわよ!」
「ふぅ………………アキザワ セイヤ!ジャルフダルクガンダム!!チームアスタリスクホープ!!発進する!! 」
フィールドへと出てすぐに周囲を見渡し、敵機がいないことを確認する。
「アキザワ部長って、ガンプラ持ってきてたんスね」
「まあ…………一応」
ユニコーンガンダムをベースに、頭部には一本角の他に、兜のように後ろへと広がるように二本の角が追加されている。胴体、腕部、足には追加装甲を施し、ガンダムサンドロック改の対ビームコーティングマントを装備している。バックパックには追加武装でビームサーベルと同じ大きさの棒状の物が四本装備されていた。それと、標準武装のビームマグナムとユニコーンシールドを装備している。
カラーリングは白と黄色だが、追加装甲の部分は黒としている。
「ひとまず、メンバーを大きく入れ変えたからフォーメーションを見直さないといけない…………カグラとセシリアちゃんが先行して、その後続に俺とアマネとヒメラギで行こう」
「「了解! 」」
「了解ッス! 」
「ワカッタ……」
スザクモードに変形し、その上にブラウドライツガンダムが乗る。アキザワに言われた通り先行するが、後ろの二機とはそこまで距離を離さないように進む。
「セシリア、ハルカゼが言ってた事は覚えてんな? 」
「?ウン」
「ならいい。たくっ……ハルカゼもめんどくせぇ事押しつけやがって」
「フタリのタメにガンバろう? 」
「へいへい。分かってるよ」
そのまま進んでいくと、敵機の姿が見えた。前衛に三機。後衛に一機のようだ。その三機という数に対し、アマネが言っていた言葉を思い出す。
『三対三のメンバーがそのまま艦隊戦のメンバーに入っている』
「あの三機がそうか…………セシリア。難しい事は言わねぇ。戦闘に入ったら、奥の敵を倒してくれ。んで、その後ヒメラギの援護に回ってくれ」
「ワカッタ……」
敵機はガンダムデスサイズヘル、ガンダムダブルエックス、クシャトリアだ。
ブラウドライツガンダムを下ろし、バスターライフル改を構えて敵機と対峙する。
『毎年序盤で負けてる所が、まさか艦隊戦に出て来るなんて、超ビックリ。今年も軽く倒すんで、シクヨロ』
「はん!やれるもんならやってみやがれ! 」
バスターライフル改の引き金を引き、三機に向かって砲撃する。三機は散開して回避し、砲撃の軌跡に沿って接近してきた。
「今だ!行けセシリア! 」
バスターライフル改からビームサーベルを発生させて三機に接近し、ブラウドライツガンダムを奥の敵機へと向かわせる。
『ちょっ!?先に行かせるのかよ? 』
「よそ見してんじゃねぇっ!! 」
バスターライフル改を斬り払うも、ガンダムデスサイズヘルのツインビームサイズで防がれる。
『よそ見してる訳じゃないって。相手にするまでもないってね』
「なんだと……! 」
つばぜり合いをしていると、ガンダムダブルエックスがビームライフルで攻撃してきた。
すぐにガンダムデスサイズヘルから離れて攻撃を回避するも、回避した先にはクシャトリアのファンネルが待ち構えていた。
避けきれないと判断し、シールドでファンネルの攻撃を防ぐ。反撃でバスターライフル改でファンネルを攻撃し、四基破壊する。
しかし、ファンネルに気を取られ、後方からのクシャトリアがビームサーベルを構えて接近していた。
「カグラ君! 」
騎士ウイングガンダムが間に割り込み、シールドでビームサーベルを防ぐ。反撃で剣を斬り下ろすも、軽々と避けられてしまった。
『去年のSDの奴じゃん。今回もいただくよん』
ガンダムデスサイズヘルがツインビームサイズで騎士ウイングガンダムに斬りかかろうとするが、間にビームマグナムの攻撃が割り込み、ガンダムデスサイズヘルは後退していく。
「カグラ君。無茶しないでっていつも言ってるわよね?なんでセシリアさんを行かせて一人で戦ってんのよ? 」
「俺一人で充分だと思ったんだよ」
「………………カグラ。まさか、一機ずつ相手にするとか言わないよね? 」
アキザワの言葉に、俺はニヤリと答える。
「さあな?けど、俺はクシャトリアをやる。他の二機は任せたぞ」
そう言い、バスターライフル改でクシャトリアに向けて砲撃する。クシャトリアは砲撃をかわすと、ファンネルを射出してこちらに放ってきた。
「よし。釣れたな」
スザクモードに変形し、攻撃を回避しつつクシャトリアを二人から引き離す。
ーーー--
『にしてもアキザワ。相変わらずガンプラバトルをやってんだなぁ。てっきり戦艦操縦かと思ったよん』
「俺もそう思ってたけどね。タカギ シュン」
『ん?なんだ?やっぱり戦艦操縦だったのかよん。そりゃあバトルは弱いから仕方ないと思うけどよん』
「くっ…………! 」
『まあ無駄話はここまでにするかぁ。じゃあ行くよん』
ガンダムデスサイズヘルはツインビームサイズを構えて接近してきた。それに対し、右腕からビームトンファーを展開する。
ツインビームサイズをビームトンファーで防ぎ、切り返しての二撃目はシールドで防ぐ。しかし、三撃目の攻撃でビームマグナムを切断される。
「この三年間見てきたんだ…………動きのパターンは頭に入っているはずなのに……! 」
ビームマグナムを放り投げ、爆風から逃れるように後退する。だが、追撃を食らわせるようにガンダムデスサイズヘルが接近していた。
「────っ! 」
シールドでツインビームサイズを受けるも、そのまま力を込められて後退りされる。
『もらったよん! 』
ツインビームサイズを掲げ、ガンダムデスサイズヘルが目の前まで接近してくる。
「やらせないわよ」
騎士ウイングガンダムがシールドでツインビームサイズを防ぎ、反撃で剣を斬り払う。しかし、バスターシールドで防がれてしまう。
『じゃー…………まっ!! 』
右足で蹴りを入れられ、騎士ウイングガンダムは城へと吹き飛ばされてしまう。
『やれ! 』
指示を受けたガンダムダブルエックスは、ビームライフルを構えて騎士ウイングガンダムへと攻撃する。
「このっ……! 」
体勢を整えようとするが、出来ずに城の壁へと激突する。急いで起き上がろうとするが、ビームライフルの攻撃が地面に着弾し、爆風によりまた吹き飛ばされる。
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