亜人學園
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余波
〖しばらくの後〗
亀娘「」ウトウト
男「おやすみ」
亀娘「…ん」トコトコ
男「…ソファで寝よう」
〖翌朝〗
男「…―――んー」
男「何時だろ」カチャ
男「―――よっし朝ご飯作ろう」モゾ
男「…足が重い」スッ
亀娘「zzz」スー
男「うん、もう慣れた」モゾモゾ
亀娘「」モゾ
男「ご飯出来たら起こすから」ソッ
男「んー」グッグッ
男「あー…みんな朝ご飯どうしてるかな」
【実家】
狼姉「…」
秘書「…」
ヴァ姉「…」
理事姉「…」
ハピ姉「…」
〖昨晩の回想〗
狼姉「そんでいつ帰るって?」
ハピ姉「……………ツキ」ボソ
狼姉「あん?何で小声なんだ?」
ハピ姉「半月ッス」
狼姉「」
狼姉「は?」
ハピ姉「半月泊まり込みらしいッス」
狼姉「」ボー
狼姉「うん」コクン
狼姉「うん?」カクッ
狼姉「おもしろいじょうだんだねけっさくだよあっはっは」カクッカクッ
ハピ姉「いやガチっす」
狼姉「うわあああああああああああああああああああああ」ガクガクッ
狼姉「おまえだけはゆるさない…!! ぜったいぜったいぜーーーーったいだ!! ゆるさない
ぞ!!!」ダンッダンッ
ハピ姉「反省してまース」ピ-
ガチャ「さっきから君達はいったい何を」
秘書「……普段まともな人が狂うと流石に怖いな」
スタスタ「今度はいったい何」トトト「どうしたのー?」
ヴァ姉「……酷いことになってるわね…久しぶりに言葉を失ったわ」
理事姉「な、なにこれ?」
〖説明終了〗
秘書「…そうか」
理事姉「…」
ヴァ姉「…」
狼姉「ッヒグ」グズ
ハピ姉「わざとじゃないんですほんとうに」ボロ
秘書「…まぁボクは比較的少ないダメージで済んだけど…」
理事姉「…」
ヴァ姉「…」
狼姉「…」グズ
秘書「どうしてくれるのこれ収拾つかないよ?」
ハピ姉「返す言葉もございません」ボロ
秘書「ごめんで済んだら警察要らないんだよ?」
ハピ姉「玄武さんの所に行って交渉してきます…」
秘書「そんなの無駄だよ。もしお嬢さんが気に入ったなら手放さないだろうし逆ならもう帰って来てる頃だ」
ハピ姉「ハイ…」
秘書「はぁ…君を責めても仕方ない。問題はこの半月をどう乗り切るかだ」
ヴァ姉「…寝るわ」スタスタ
狼姉「…」トボトボ
理事姉「………」
秘書「早くも一家離散の危機だな」
ハピ姉「やっぱり玄武さんの所行ってくるわ…」
秘書「…折角更生の兆しが見えてるのにその機会を奪うのかい?」
秘書「それは余りにも残酷だと思うけど」
ハピ姉「で、でもあそこまで落ち込まれたら…」
秘書「確かにあのお人好し一家だ…事情を話せばすぐにでも契約を解いてくれるだろうね」
秘書「だけど与えたそばから取り上げるなんてそれは少し身勝手すぎるんじゃないかな」
ハピ姉「せっ、せめて期間を短くしてもらうとか!」
秘書「きみはじつにばかだな」フゥ-
秘書「それじゃあ全員にしこりが残るだけだ」
ハピ姉「正論だけどクッソムカつく……!」ギリッ
秘書「あのブラコン共が折れてくれたんだ、汲み取ってやってくれ」
ハピ姉「…あとでなんかお詫びするわ」
秘書「別に要らない。どうせ大したものじゃないし」
ハピ姉「そろそろアンタだけは殴ってもいいと思うのよね私」
秘書「気が変わった、お詫びは手羽先が良いな。調理はボクがしよう」
【至る現在】
狼姉「…」モグ
秘書「…」ズズ
理事姉「…」
ハピ姉「…」
ヴァ姉「…」スクッ
スタスタ「…」
ガチャ「」スタスタ
ピンポ-ン「おはようございまース!センパイ居るッスかー!」
秘書「…」スタスタ
秘書「すまないね弟君は今出張中だ」ガチャ
後輩「え?!あれ!?何で秘書さんいるんスか!?」
秘書「色々あってね。ハーピーと一緒に引っ越ししたんだ」
後輩「…教師と生徒が一つ屋根の下ってありなんスかね?」
秘書「バレなければどうということはない」
後輩「あと出張中っていうのはどういうことッスか?」
秘書「そのままの意味だよ」
【説明中】
後輩「なるほど大体わかったッス」
後輩「これからは亀娘ちゃんちにお迎えにあがれば良いってことッスね」
秘書「理解できたかは置いといて大体あってるね」
後輩「んじゃお先に学校行ってくるッス」
秘書「そういわず少し上がっていきなよ、時間はまだまだあるんだからね」
後輩「え、でも早く先輩に会いたいんスけど」
秘書「特別にボクがコーヒーでも入れよう」グイグイ
後輩「自分コーヒー飲めないッス、ミルクの方が好きッス」
秘書「この台詞が弟君だったらなぁ」
狼姉「…」
ハピ姉「…」
理事姉「…」
後輩「…」
秘書「さあ座って」スタスタ
後輩「いやなんスかこれお通夜じゃないッスかやだー」ボソボソ
秘書「君を一人で逝かせはしない」カチャカチャ
後輩「道連れにする時に言っていい台詞じゃないッスよねそれ」ボソボソ
秘書「この現実をぶち殺してくれ」コトン ボソ
後輩「現実逃避は一人でやってほしいッス…」ズズ ボソ
ハピ姉「…いらっしゃい後輩ちゃん」
後輩「あ、おはようございまス…」
ハピ姉「…朝から甲斐甲斐しくお迎えなんて仲が良いのね」
狼姉「」ピク
後輩(この状況で話振ってくるとかなんなんスか!)
ハピ姉(死なば諸共、ここに足を踏み入れたのがあなたの運の尽きよ)
後輩(教師の言っていい台詞じゃないッス!鬼畜の所業ッス!)
ハピ姉(なんとでも言うが良いわ!もはや失うものなんてないのよ!)
後輩(鬼畜!馬鹿!鶏頭牛後!)
ハピ姉(ぶっ飛ばすわよ)
後輩(…)
狼姉「!」ダッ
ガチャ「」バタン
ハピ姉「な、なに?どうしたのあれ?」
秘書「学園に行けば会えることに気づいたんだろうね」
後輩「自分も早くいきたいんスけど」
理事姉「あーーーーーーーーーー!!」
「「!?」」ビクッ
秘書「今度は何だい?」
理事姉「お姉ちゃん良いこと思いついたわ!」
ハピ姉「だからっていきなり大声出さないでよ」
ハピ姉「アンタまで発狂したかと思ったわ…」
後輩「びっくりしたッス」
後書き
眼鏡教師「…」スッ
眼鏡教師「……」グッ
眼鏡教師「ペ○ソナァァッ!!」パリィン
フェリ姉「アッハハハハハハハッ!」バンッバンッ
男「体張りすぎぃ…」
フェリ姉「手にッ手に破片刺さってッ!アッハハハハハハハッ!!」ゴロゴロッ
ヴァ姉「テーブルが壊れるから止めなさい」
狼姉「心配すんのそっちかよ…」
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