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提督していない提督による騒がしい日常

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大佐のサボりは失敗する

 
前書き
今回は合宿はじめの所ですね
特に考えずに書いてますので
生暖かい目でご覧下さい 

 
「宮本の所で合宿?」
「うん、今日から始まるんだって」
朝の定期報告で401が欠伸をしながら言ってくる
それを大佐は悩み事の様に聞いていた
「俺が指示ださなくても練度あげる方法があったとは...」
「でもうちじゃできなかったかもねー」
「なんでだ?楽ができそうじゃねぇか」
「佐世保には妖精さん以外に装備を作ったりできる人がいるんだよ」
「そいつを中心にって感じかな...」
「それはわからないけどそんなのじゃないかな」
401が扉を開けて部屋を出ていった後
視線を窓の方に送り
俺があのぐらいの時は空母ほしくて建造しまくってたっけな...
と懐かしんでた
「ん、こんな時間か、じゃあ総員起こしかけるかな」
俺がかけに行こうとした時、俺に1つの疑問ができた...
「ハッ!?このままかけなかったら寝れるんじゃねぇか?」
そう言ってかけるのをやめ、自室に向かっていると
「提督?時間ですけど総員起こしかけなくていいんですか?」
後ろを振り向くと鳳翔がいた
「...」
「あら、図星ですか?今度はそこまでしてサボろうとしたのですか...まあいいでしょう、はやくかけに戻ってください」
鳳翔さんの後ろに般若がでてきたので大人しく部屋に戻り総員起こしをかけた
総員起こしをかけて30分、やっと飛龍が姿を見せた
「おはよ...ふわぁぁ...もっかい寝ていい?」
「それは俺のセリフだ、寝坊助め」
飛龍が座っている俺の横に立つ
しばらくして、飛龍のお腹の虫がなり、こちらを恥ずかしそうに向いてきたので、鎮守府の中に作った妖精が経営してるコンビニで買ったチョコチップスティックを袋ごと渡す
受け取った飛龍の顔が明るくなり、眩いくらいの笑顔で長椅子に座りパンを頬張り始めた
しかもとても幸せそうな顔をして
「本能には忠実だよなお前ってやつは」
などと言っていると扉がノックされた
「提督ー、入っていい?」
蒼龍の声がした
「いいぞ、入ってくれ」
入るよーと言う気の抜けた声と共に扉を開けて蒼龍が寝癖のついた頭のまま入ってきた
「何しに来たんだ?」
「えーとね、飛龍ちゃんの様子見と朝礼の時間がすこし過ぎてることを知らせに」
「そうか...って過ぎてる...?あっ!!」
俺は急いで席を立ち、軍服と制帽を身につけ、食堂に向かって走り出す
食堂に着いて早々矢矧に号令を頼んだ
「起立!!」
矢矧の声が食堂に響き渡る
その声に今いる全員が振り向き慌てて立ち上がる
「敬礼!!」
矢矧の号令に合わせ艦娘全員が敬礼をする
「腰を下ろしてくれ」
そう俺が言うと皆は腰を下ろした
「朝礼を始める、今日の日程だ」
「第一艦隊は各自自由行動、出撃してもいいがその時は必ず4人以上で申請すること、第二艦隊はボーキ輸送をしてくれ、一回やったら後は自由、第三も同じだ、鼠輸送をドラム積んでやってくれ、1回やったら自由だ」
「第四はこのあと1度執務室に来てくれ、話したいことがある」
「んじゃあ解散、準備してから出撃しろよ、何か質問は?」
「夜戦は!?」
「無い」
そう言ってやると目に見えて落ち込んだ軽巡が1人
「残ってる空母達は何を?」
「とりあえず食うのを1回やめてから話せ」
口に食べ物を頬張りながら喋る空母が1人となんだかいつも通りである
「じゃあ空母は適当に練度低いやつ集めて演習、じゃあ第四はあとで来てくれ」
はーいとすこし遠くから聞こえてきた
執務室に戻り長椅子を見ると二航戦のお二方がにお互いにもたれかかるような体制で座って寝ていた
「これはこれでそのままにしておこう」
と思い、いつもの席に座る
それからすこし経って扉がノックされて
「提督、第四全員来ました」
「了解、入ってくれ」
寝そうになっていた目を覚まし、切り替えた
「なんの用でしょうか、提督」
第四旗艦の天城が聞いてくる
「今日は2-4-1じゃなくて演習に行ってもらう」
「演習?私たちがですか?」
「そうだ、演習相手はお前らで決めてくれ、以上だ、戻っていいぞ」
天城は動揺を隠せていなく、目を丸くしていた
すると同じ第四の古鷹が
「天城ちゃん、行くよー」
といいながら引きずっていき、一礼してから部屋を出ていった
第四全員が部屋を出たことを確認して、飛龍の方を見た、するといつの間にか蒼龍が椅子で寝転んでいて飛龍は服を軽く乱しながら床に落ちていた
「よし、この隙に...」
ほとんどの書類に手をつけてないがこの際どうでもいい、俺は寝るんだ
俺は執務室を出て部屋に向かう途中、肩を掴まれた
恐る恐る後ろを振り向くと眠気と戦いながら仕事モードに入りかけている飛龍の姿があった
「どこにいくんですか?...提督さん...」
あかんやっちゃ...こいつすげぇ耳いいんだった...
その後俺は飛龍に襟を掴まれ部屋に戻された
〜30分後〜
「ふぃ〜終わったぁ〜」
「提督はやればすぐ終わるんですから質悪いですよね」
と飛龍が仮眠用ベッドに仰向けになりながら言う
「まあな、おっと、一応連絡入れとくか、あいつの事だし行ってねぇんだろうな」
そう言いつつ本部に連絡を入れる
「もしもし?こちら横須賀、久保だ、村河いるか?」
「なんですか?」
「いや、どうせまだ聞いてねぇんだろうと思って連絡してみることにしたんだ」
「宮本が合宿をやるらしい、艦娘の練度上げ専用のだ」
「またなかなかな変なのやりはじめましたね」
「そうだな、まあそれだけだ、じゃあな」
電話を切る
「なんか終わると暇だなぁ...」
机に突っ伏しながら言った
飛龍が無防備になりつつあるがそのまま
「何するの?」
欠伸をしながら言っている
それを見て俺は...
「無防備な格好はやめなさい」
「え?どうせ襲ってこないじゃん、それに来る気もさらさら無さそうだし、それに襲われるくらいなら夜這いとかして襲うから」
oh......かなり不満がありそうです...
「...襲うぞ...」
そう言うと飛龍が目を光らせながら
「welcome!!」
と叫んで蒼龍がビックリして起きたのはまた別のお話... 
 

 
後書き
ということで今回は飛龍の裏面と
鎮守府の1日の基本的な日程を出しました
ちなみに設定上、飛龍と蒼龍の左手薬指には指輪がつけてあります 
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