ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
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進路指導のウィザード
本来の任務(1)
俺が無言で部室を出た後、駒王学園に桜花が居た事で報告を聞いていた所だった。すると後方からルシファー達が来たので、機密を他で語る訳にはいかないから念話報告となった。
『織斑総司令官、月中基地本部から聞いた事で我らブラック・シャーク隊は次元の狭間本家にて集合した所です』
『ご苦労さん。それにしても何時何処であるかもしれん所なのに、こんな時に来るとはな。後ろから来るルシファー達には聞かされたくない事だ』
『トレミー3番艦には恋姫・大江戸・ISの各チーム、織斑総司令官がメフィストから聞かされる三十分前から報告されておりました』
『何時来るか分からんからな。トレミー3番艦入り口付近に自動改札を付けて正解だな』
一方次元の狭間本家では人気が無くなった事で、一体何事か?と思い考えているとアスモデウスは恋姫・大江戸・ISの各チームに違和感を感じていた。いつものように過ごしていると、突然愛紗らが通信機を取り出したと思いきや、急用が出来たと言って走り出した事で何事とは思わなかった。
「アスモデウス、次元の狭間本家と人間界本家にいる者らが消えたそうだ」
「やっぱ何かあったのかしらね、人間界本家にいたBSメイドらも次元の狭間本家にいた愛紗達も関係ありそう」
「ルフェイとゲオルグは?『一誠に呼ばれて旧校舎にいるはずだけど』あの二人とルシファー達がいるから一誠の違和感も感じるはずだ」
「とりあえず私達はトレミー3番艦がある搭乗口に行けば分かるはず」
トレミー3番艦には空港のように出発ロビーと搭乗口があるけど、二つ共月中基地本部から発行されたIDカードが無いと通れない場所。なのでアスモデウス達は滑走路付近にて待機、何時動き始めてもアグニが龍化となって止めるだろうとしていた。
格納庫では量産型MSに乗る男性隊員、新たなISであるエヴォルトシステム搭載機にて各機体へなっていた女性隊員。恋姫・大江戸・ISの各チームはブリーフィングルームにて待機、あとは桜花と織斑総司令官だけとなっていた。
「一誠!一体何が起きたか教えてくれるかしら?」
「俺達が出来る事なら何でも言ってくれ、俺達は仲間だろ」
「すまない、今回は次元の狭間本家にて待機してくれ。これはお前らには無理な任務となる・・・・次元パトロール隊での任務だからだ」
「次元パトロール隊って黒鐵神殿で話していた組織名よね?それと私達が行けない任務とどう関係が」
「今回の任務は急ぎですので、私達はこれにて失礼させて頂きます!」
空間切断にて次元の狭間本家にあるトレミー3番艦ブリッジに繋げて到着し、すぐに発進する為に動かすと滑走路付近にアグニが龍化となって行かせないようにしていた。だが甘いな、俺らのゲートは何もそこからでも行けるんで離陸しなくともすぐにゲートを開けられる。月中基地本部では丁度エターナルに発進後のサポートする為、様々な情報を集めていたが発進するまでの会話がある。
「この警報は一体?『魔法外史にてドウターが来た模様』と言う事は魔法使用回数があるあそこかな」
「外史のような正史のような外史、すぐに織斑総司令官に知らせるより確か拠点D×Dに悪魔で唯一の記憶共有者であるメフィストさんがいたはず」
「そのようなので早速連絡を『既にこちらは知ったよ、月中基地本部の諸君』この声はメフィストさん、魔法協会理事をしているからか」
『突如ドウターゲートが出現し、軍隊と学生による迎撃システムを展開中。魔法使用回数を無限大にした協力者の式森和樹を筆頭に迎撃、キャノン砲やら魔法攻撃と守護結界をしてます』
とメフィストから連絡が来た事で、月中基地本部はコンディションイエローとなった事で各艦長はそれぞれのブリッジにて待機となった。各機体のパイロットは機体にて待機となったが、エターナル出撃命令が来た事でキラとアスランはこれから行く外史について情報交換していた。そして月中基地本部からゲートを潜るとコードMBRH外史到着と共に発進。
「二人共、織斑総司令官は遅れて来るそうですので私達で露払いをします」
『了解、僕とアスランで空中にいるドウターを叩く』
『そうだな。キラと俺でのミーティア装備にて、ほとんど倒せば問題なさそうだ』
「織斑総司令官の分まで掻っ攫うなよ!フリーダム、ジャスティス発進せよ」
フリーダムとジャスティスにミーティア装備となった事で、二機は外史にいるドウターを葬り去る事にした。エターナルは葵学園に行き、現在の状況を聞いてそれぞれの指示を出していた。次元の狭間本家滑走路付近にいた龍化後のアグニが、トレミー3番艦が発進する所を止めようと構えていたけど目の前でゲートオープンとなった。そしてアグニの目の前で、トレミー3番艦が消え去るのを見て空振った。
『何だと!トレミー3番艦が消えた、一体どう言う事だ』
「アグニ、月と詠に桜花・結衣・沙紀の五人が残っていたようだから一度戻って」
『分かった。五人に事情を聞いてから戻ってきた一誠に聞くとしよう』
「月と詠の二人は愛紗達が駆け込んだ後、リビングにて通信機付けて喋ってたようだ。ブラック・シャーク隊の三人もだけどね」
アスモデウスと戻ってきたルシファーらが言った事で、龍化からヒト化となって次元の狭間本家にあるリビングルームへ集合。月と詠の二人の格好は変わらずでも桜花達の格好はメイド服から軍服に着ていた。
端末を見ていたようだが、アグニ達がこちらに来ても端末を見ながら視線は変わらずと言った感じだ。前四大魔王と元神に真龍と龍神とヴァーリチームと英雄チーム、シーグヴァイラ・ソーナ・イリナ・レイヴェルも来た事でやっと口が開いた月達。
「私らに聞きたい事は今起きている事、ですね?」
「ええ。一誠とメフィストとの密談後に無言で立ち去った事、桃香達がトレミー3番艦に乗り込んだ事、次元パトロール隊についてね」
「次元パトロール隊については確か黒鐵神殿の時に軽く説明があったが、もしかしてそれに関する事なのか?」
「まあね。ボクら次元パトロール隊に関して何時か話す時が来ると思ってたけど、まさかこの時に来るとは思わなかった。織斑総司令官から喋れるだけの事は言っていいらしい。質問によって話せない事は直接総司令官に聞いてよね」
「一誠も次元パトロール隊関連で、そちらに出来て俺達には出来ない任務に関して言っていたがそれと関係があるのか?」
まずそこからの説明する事なので、話すよりまず見せた方が早いと思った月がテレビを付けてゼロに音声コマンドを入力。その後、映し出された映像は対ドウター戦でありピンク色の戦艦とMS二機が空一面にいたドウターを倒している映像。到着した一真達は、早速エターナルからの報告を聞いていた所を見ている月達。
で、次元の狭間本家に消えたトレミー3番艦がいた事に皆驚いていた。だが月達には見えて、アグニ達には見えない現象が起きた事で違和感を感じていたアスモデウス。とりあえずアグニ達でも見れる映像は、小型ドウターを殲滅中の恋姫・大江戸・ISの各チームと大量のMSとIS部隊が小型と大型を刈っていた。
「こちらトレミー3番艦、エターナルの諸君がここに来てからの報告を軽くでいいから頼む」
「こちらエターナル、ラクス・クラインです。こちらが到着後、すぐにキラとアスランにより殲滅開始後に小型ゲートが開いて葵学園生徒と軍隊達が迎撃を開始した所ですよ」
「なるほど、だからキラ達は上空にいるドウターを葬ってる訳だが連れてきて正解だったな。各MS部隊はキラ達の援護を、IS部隊と三チームは地上に降りて小型ドウターを倒す!なお葵学園の守護結界を破ろうとしている所から殲滅開始だ」
『了解!』
トレミー3番艦のカタパルトデッキから次々と発進して行くMS部隊、キラとアスランが広範囲で殲滅してるが斬り漏らしたドウターもいるので援護。IS部隊はこの外史の端から端にいる小型を葬る為散開、俺を筆頭に行く三チームは葵学園へと向かう。そろそろ次元の狭間本家にて、月と詠に桜花達五人が説明していると思って葵学園へと向かう。
「恋姫チームは葵学園周辺付近にいる小型を葬って来い、大江戸チームとISチームは俺と共に葵学園周辺にある守護結界を破ろうとしているドウターを倒す」
「畏まりましたご主人様、我らの力を見せつける時が来ましたが全力でドウターを葬ってやります。桃香様ら医療班はどうしましょうか?」
「医療班は俺達と一緒だ。怪我人が葵学園にいるとの報告が来た、俺達は急いで葵学園へ向かう。今頃アグニらが見ているだろうしな、いいか!アグニらが見ているとしても、鍛錬以上の力を見せるのだ!」
「ご主人様『戦闘中は名前で構わんよ華琳』なら一真、行ってくるけど軍師達も預けて構わないかしら?『そう言うと思ってトレミーのブリッジにてサポートする為に待機してるよ』流石ね、と言う事で行ってくるわ」
恋姫チームの蜀以外は長から名前として呼んでから戦場へ行き、魏と呉は久し振りに呼ぶ事となった一真と合流する頃には終わっている。俺と二チームは葵学園の正門に行くと、守護結界を破ろうとしているドウターがいたのでエクスカリバーを抜いてから葬った。付近にいた各ドウター撃破する為、大江戸チームはここらにいるドウターの各撃破する事となった。
「吉音、今回もだが余り建物を破壊するなよ。詠美、吉音の手綱を任せる」
「もう一真ったら!大丈夫だよ、あたしを何だと思ってるのー」
「吉音さん、一真さんの言う通りよ。貴方は加減と言うのを知らないけど、斬撃で建物破壊ばかりするから一真さんは心配してるのよ」
「と言う事何で、鍛錬以上の結果を残してきたら何か褒美をやるんでな。今後後輩になるかもしれんアグニ達の見本とした戦闘風景を録画してる事も忘れるな」
大江戸チームは各ドウター戦にて飛んで行ったが、剣魂とのコンビネーションで剣術や体術で次々と葬って行く。守護結界内では怪我人が続出していたけど、俺らの姿を見たら歓喜していたので大丈夫そうだな。ここの学長は変わらんが、理事長は風椿玖里子となっている。
ちなみに俺らの協力者、式森和樹は魔法協会理事長をしていて式森家現当主と宮間夕菜とは夫婦だったか。護衛として神城凜がいるけど、式森家のメイドは愛好団体MMM(もっともっとメイドさん)の第五装甲猟兵侍女中隊の大尉をしているリーラ・シャルンホルストを筆頭にて、世界中で活躍している各中隊は蒼い翼所属兼武装メイドとして現在対ドウター戦をしているようだ。
「皆、無事か!」
「おお、織斑総司令官。来てくれましたか、怪我人は只今体育館にて収容されています。迎撃可能な生徒は屋上にて待機となっていますが、現在次元パトロール隊が来てくれたと通信が入ったので」
「晴明か。丁度良いから、俺らが連れて来た医療班を案内頼む。残った者は屋上に行き、何時でも迎撃出来るようにな。俺はここの理事長室に行ってくる」
「畏まりましたご主人様」
「それと紫乃はいるか?『こちらにおります、お久しぶりですね』相変わらず神出鬼没だな、医療班を体育館への案内人を頼む。俺は晴明と一緒にな」
原作と違うけど、紫乃は保健室の先生でもある。晴明と同じだが、権力に関しても兄と同じく様々なコネを持っている。当然俺と言うコネもあるが、呼び出す時はだいたいドウターが出た時だけだ。
魔法使いのように召喚される真似は嫌だからな、ここで医療班である桃香・朱里・雛里・光姫・由佳里・かなうで構成されているチームは紫乃を先頭に体育館へ向かう。ブラック・シャーク隊にも医療班はいるが、現在IS部隊の一員として世界各国に対ドウター戦として向かわせたからである。
「さてと僕は一真さんを理事長室に案内させてもらいますよ」
「その為に来たようなもんだからな、そこだと世界各国で動いているMMMと蒼い翼とIS部隊からの報告が聞ける」
「魔法協会理事長である和樹君と夕菜さんが首を長くしてお待ちしてます」
「ほう、ここにアイツもいるとはね。と言う事はリーラもいると言う事か、果たしてここでのリーラはどのような風貌だろうか」
俺と晴明の二人で理事長室に向かうが学長に関してはスルーだ、何代か知らんし顔も同じで会っても意味が無い。階段を上がって行くと理事長室から声が聞こえた事で、現在司令室とされているようだ。
ここを拠点とし、軍隊と共に活躍している次元パトロール隊と連携している。すると通信機にてトレミー3番艦からだが、どうやら民間人を守る為に苦戦してると報告があったのでオートマトンを投入する事にした。
「トレミー、各オートマトン部隊を投入し民間人を守れ!」
『了解。オートマトン部隊を編成し、IS部隊と合流させる為に転移魔法を使ってすぐ前線へ投入されますがモードは如何致しましょうか』
「とりあえず鎮圧とするが、決してキルモードにはするなよ?それだと民間人をも巻き込む事になっちまうからな」
『カウント5で投入致しますので、中間報告はもう少しお待ち下さい総司令官』
「うむ。オートマトン部隊、期待しているんでな」
イアン達整備班はオートマトン部隊を各国に送る事で、武装チェックを真桜と輝が最終チェックをしている所だ。アレは決して敵以外には殲滅せず、対象者がいると体当たりしてまで守護するようプログラムされている。
それぞれの長と部下の違いは色であり、赤は隊長クラスで灰色は赤に従うようにね。到着したのか晴明が待っていたので、俺はノックをしてから入ると和樹は守護結界と対ドウター戦のキャノン砲エネルギーを魔法で供給していた。
「失礼するが、久しぶりだな和樹。それと夕菜に玖里子と凜、しばらく見ない内にデカくなったな」
「一真さん!お久しぶりです、無事にメフィストさんから連絡をもらってくれたそうで」
「お久しぶりです一真さん」
「久しぶりね、ここの理事長をしている事もだけど感謝しているわ」
「お久しぶりです、剣術をもっと磨いた所ですが今はそれどころではありません」
「分かっているさ。それとリーラは『私ですが』お、ここのリーラはこっちと風貌が違うんだな」
無限の魔力を持つ式森家現当主にして、魔法協会理事長をしている式森和樹と秘書兼嫁としてここにいる式森夕菜と護衛である凜とMMM所属のリーラ。葵学園理事長をしている玖里子もだが、俺が前回来た時よりも風貌が変わっていたが肉体年齢は止まっている。投影型マップを見ていたのか、こちらが来るまで防戦だったが先に来たキラ達の活躍により押しているようだ。
「僕から簡単に説明しますと、現在軍隊と学生で民間人を避難させてから各自で攻撃させてます。僕の無限魔法使用回数により、対ドウター戦に出ている者らの回数も僕の力によってね。そしてメフィストさんに連絡を入れた事で、こちらの者らを下がらせていた所となっています」
「なるほど、俺らが来たから大丈夫として各国にもオートマトン部隊とIS部隊にMS部隊もいるから大丈夫だろう。あとはドウターゲートだが、それについてはどうなっている?」
「どうやら地上やら上空にないと判断しているけど、あるとしたら宇宙かな。総司令官の戦艦なら行けるかと」
「・・・・あったぞ!どうやら宇宙にドウターゲートを固定させて、こちらに来させる転移かワープで来させているのだろう。よし、俺が直接宇宙に行ってドウターゲートを消滅してくる」
「頼みます。私と玖里子さんで、戦える民間人を投入させますので」
と言う事で空間切断によりトレミー格納庫へ到着後、黒鐵改を呼び出してから空間切断により格納庫から宇宙へと上がった我。すると見事にゲートと門番であるゼットンがいた事により、剣対鎌での対決となったが衛星軌道上にあるキャノン砲を撃った事により隙が生まれた。
我は重力を纏った剣により、ゼットンを一刀両断させて消滅。残りはドウターゲートのみ、周辺付近には雑魚がいたけど和樹がコントロールしていた衛星にて迎撃。
『総司令官、今がチャンスです!』
「分かっている・・・・コホン『闇より暗き深淵より出でし―其は、科学の光が落とす影!』おりゃああああ!」
重力球を投げる構えのまま、百枚のホログラム状のカード型エネルギーを自身とドウターゲートにて設置完了と共に撃ち出して潜り抜ける事で更にパワーが上がる。強化された事でドウターゲートに入るが、ここでパワー負けした事に気付くがここでドライグとサマエルとティアの力を拝借して消滅させた。本来なら眠っているが、三匹はここが異世界だと知っている。
『相棒が言っていた事はここなんだな』
「まあな。今まで眠っていたのはこの外史に他から来た力が干渉すると、何が起こるか分からんし行き来出来る者しか行けないからな」
『こちらトレミー3番艦、ドウターゲートの消滅を確認しました。残りは残党ですが、それもすぐに殲滅してくれるので戻ってきて下さい』
「了解した。我は葵学園にて挨拶後、トレミー3番艦ブリッジにて帰還する」
無事ドウターゲートを消滅した事で、二度と来られないようにしといた。黒鐵改のまま葵学園に戻ってきたが、和樹達が見ている前で戻ったのでまあいいかと思った。そんで理事長室に行き、死者や殲滅後に関して意見交換してから俺ら次元パトロール隊は帰還する事になった。全部隊はトレミー3番艦へ帰還後、先に戻ったエターナルは今回の戦い振りに関して興奮していた様子。
「一真、今回ワシらが改良したオートマトンが役に立ったみたいだな」
「うむ。コイツらがいなかったらどうなっていたか、真桜と輝はどうした?」
「オートマトンの改良点を見つけたらしいんで、設計図を見直している。ワシら達は帰還してきたMSの整備をしなければならない」
「頼む。俺は月中基地本部に報告後、拠点に帰還する事になるだろう」
恋姫・大江戸・ISチームの活躍もあったが、無事に帰還してきた一番活躍した者には願いを叶える事にしている。今欲しい物や俺との一日券とかデート券とかな、報告を入れる為にブリッジに上がって報告すると何やら他の外史にて生存者がいる事が判明した。内容を軽く聞くと俺としてはマジ?と思ってしまう程、一度ブリーフィングルームへ集合させた各チーム。
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