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英雄伝説~光と闇の軌跡~(碧篇)

作者:sorano
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エピローグ(閃陣営)

<ラインフォルトを継ぐ者> アリサ・ラインフォルト



士官学院在学中にリィンとお見合いをして婚約者同士となった。当初は肝心のお見合い相手が既に婚約者がいて、自分は愛人同然の扱いされる可能性がある事や”ラインフォルトグループ”をメンフィル、クロスベルの二大国から信用してもらう為に自分を政略結婚に使った母イリーナ会長にアリサは激怒したが、自分にとっても大切な”ラインフォルトグループ”で働く人々を見捨てる事ができない事に加えてリィンが気になっていた為、お見合いに臨む事となる。そして改めて顔を合わせた二人は互いに気まずい雰囲気を漂わせていたが、リィンが何故自分とエリゼの関係を知っていながらもお見合いに臨んだのかの疑問の話をきっかけにさまざまな話をし、その話の最中にアリサはリィンに恋心がある事を自覚し、お見合いをしたその日に告白した。告白されたリィンが返事に困っていた所、デートをしてもっと自分の事を知ってから改めて返事をして欲しいというアリサの希望によってリィンは返事を保留した。そしてデートをした事によってアリサの性格や魅力に惹かれた事、デート前にエリゼからもし本当にアリサに惹かれたのならちゃんと責任を取るべきという言葉を聞かされていた為、アリサにアリサの事を女性として好きである事を伝え、重婚でもいいのなら構わないと返事をし、リィンの返事を聞いて嬉しそうな表情で涙を流したアリサは自らリィンに深い口付けをし、その日の夜にリィンと結ばれた。晴れて両想いの婚約者同士となり、アリサもエリゼ同様正妻となり、エリゼとはリィンの鈍感さの愚痴をきっかけに仲良くなった。トールズ士官学院卒業後はラインフォルトグループに入社してラインフォルトグループ会長の跡取りとしてイリーナ会長に色々教えられながら働いた。そして結婚後ラインフォルトグループを率いる会長として忙しく働きながらもリィン達と共に幸せな家庭を築き、自分が産んだ子供達や腹違いの子供達も差別せず愛し続け、子供達から慕われる厳しくも優しい母であり続けた…………





<音楽の申し子> エリオット・クレイグ



トールズ士官学院卒業後、音楽大学に進学する。父オーラフに揺るぎのない信念を持ってクロスベル帝国に新たに建てられた芸術大学の音楽部門に進学希望を伝えると、エリオットの成長ぶりに感激したオーラフはエリオットの進学を許可した。そして後に有名な音楽家となり、姉共々音楽家としてゼムリア大陸に住む多くの人々の心を癒した……………





<剣匠を継ぐ者> ラウラ・S・アルゼイド

<光の剣匠> ヴィクター・S・アルゼイド



トールズ士官学院卒業後、故郷レグラムにて跡継ぎとして父ヴィクターから様々な事を学んだ。時折父と共に”闇の訓練所”で武者修行を行い、訓練所の主であるミラが一目置くほどの剣士へと成長した。そしてヴィクターから後を継いだラウラは領主としてレグラムを納めると共に”アルゼイド流”の師範として多くの門下生に”アルゼイド流”を伝えた。なお、ラウラに領主と師範の跡を継がせたヴィクターは遊撃士協会の門を叩き、後にS級正遊撃士として”光の剣匠”の異名をゼムリア大陸中に轟かせる事となる……………





<戦場の妖精> フィー・クラウゼル

<無邪気なる兎> ミリアム・オライオン



トールズ士官学院卒業後、二人は遊撃士協会に所属し、大陸有数のA級正遊撃士へと成長する。互いにマイペースな性格をしているコンビは意外にも相性が良く自由奔放に生きながらも遊撃士として活躍していた……………





<貴族の中の貴族> ユーシス・アルバレア



トールズ士官学院卒業後、時折特別講師としてトールズ士官学院を訪れていたバリアハートを含めたクロイツェン州を統括する領主オルファンがユーシスの才能を見抜いて勧誘し、勧誘されたユーシスはオルファンの部下としてオルファンに仕える事となり、オルファンから様々な事を教えられた。そしてオルファンの教育によって成長したユーシスはオルファンの跡継ぎとして認められ、クロイツェン州を統括する立場となり、更には戦場でも数々の功績も立てていた為晴れて貴族の爵位―――”公爵”を与えられて取り潰しになった”アルバレア家”を一代で完全に再興させた。”貴族”の血を引いている事に誇りを持っているユーシスだったが妻に迎えたのは意外にも平民の女性であり、心優しき妻との間に産まれた子供達には自分が口癖にしている”貴族の義務(ノブレス・オブリージュ)”、そしてかつてヴァイスに教えられた『貴族の血を引く者である自覚と誇りを持ち、誰よりも貴族らしくある為に常に上を目指す事』を教え、アルバレア家の家訓にした……………





<市民の守護者> マキアス・レーグニッツ



トールズ士官学院卒業後、クロスベル帝国政府の役人として就職し、後に父カールのようにクロスベル帝国の都市の一つ、ヘイムダルの知事に就任する。常に市民達の生活や立場を考え、皇帝である自分やギュランドロスにさえ意見や提案する度胸を持つマキアスをヴァイス達は重用し、また市民達からも自分達の為に働く政治家として慕われ続けた……………





<魔女の末裔> エマ・ミルスティン



トールズ士官学院卒業後、異例すぎるやり方で”騎神”と契約したリィンを見守る為と異世界の魔法技術を知る為にメンフィル帝国の魔術学院に留学。1年後魔術師として頭角を現し、飛び級での卒業後リィンが所属するリフィアの親衛隊に配属となり、リィンがシュバルツァー家の跡を継ぐ為に親衛隊から除隊すると自らも除隊し、リィンに事情を説明した後頼み込んでシュバルツァー家に仕えるメイドとして雇ってもらった。リィンに恋心を持ち続けているエマであったが既にリィンと想いが通じ合っている二人の妻の存在も知っていた為、自分の想いを隠してリィンと接していた。しかしその想いはリィンの妻であるエリゼとアリサに見抜かれており、二人に後押しされる形でリィン達の結婚から1年後リィンに想いを告げた後結ばれて妊娠した事をきっかけにリィンの愛人となり、リィンやエリゼ達と共に幸せな家族を築いた………





<草原の若き鷹> ガイウス・ウォーゼル



トールズ士官学院卒業後、遊撃士協会に所属し、遊撃士として各地を廻って世界の広さを知った後、遊撃士を辞めて故郷ノルドの地へと帰り、ノルドの民としての生活に戻り、後にノルドの民の族長としてノルドの民達を率いる立場になり、クロスベルとメンフィルと交流を持ちながら故郷ノルドの地にて平和で穏やかな生活を過ごした………





<紫電> サラ・バレスタイン



アリサ達が卒業後、教官を辞職して遊撃士に返り咲き、広い国土を持つクロスベル帝国内でも指折りの実力持ちの正遊撃士として活躍する。かつて因縁があったクレアとは呑み仲間兼情報交換をする相手となり、機会あれば良く酒場で互いの愚痴の言い合いをしていたという………………… 
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