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英雄伝説~光と闇の軌跡~(碧篇)

作者:sorano
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エピローグ(零・碧サブキャラ)

クロスベル議長ヘンリー・マクダエル



議長を退任後一人の民として自治州から帝国へと成り上がったクロスベルを見守り続けていたが、ヴァイス達やヴァンダイク学院長の要望によって”トールズ士官学院”でクロスベルの歴史の教官を務める事となり、多くの士官学院生達にかつてのクロスベルの裏側の事情を語り、2度と”クロスベル問題”のような事を作らないで欲しい事を伝えた。そして永遠の眠りにつく時、イリーナとエリィやそれぞれの夫達と二人の曾孫達に見守られながら穏やかな笑みを浮かべていたという……………





特務支援課課長セルゲイ・ロウ警部



”特務支援課”解散後、情報収集や各組織との連絡役を担当する新たな部署の課長となり、クロスベル警察を支える大黒柱の一人になった。なお、離婚したソーニャともよりを戻したという………





フラン・シーカー



”特務支援課”解散後クロスベル警察を退職し、クロスベル帝国政府が設立した部署――――”情報局”にてリーダーであるクレアの右腕として働く事となった。なお後にクレア共々ヴァイスの側室になり、四児の母親となる。常に笑顔を絶やさず自分の心を癒してくれるフランの存在はヴァイスにとってなくてはならない存在であった………





ソーニャ・ベルツ副司令、ダグラス少尉



ギュランドロス達の恩情によって部下共々クロスベル帝国軍に入隊となり、ギュランドロス達による厳しい訓練によって鍛えられた。ダグラスはガルムス直々に鍛えられ、ガルムスが”戦鬼の武を受け継ぐ弟子”の一人として認められる程クロスベル帝国でも指折りの軍人へと成長し、ソーニャもルイーネ直々にさまざまな事を教えられ、クロスベルの智将の一人へと成長した……………





ミレイユ三尉



エルミナの軍略を受け継ぎ、クロスベル帝国軍の指折りの智将の一人として同じ智将であるソーニャ共々その名をゼムリア大陸に轟かせる事となる。また、未来のキーアの話を信じて想いを寄せているランディに何度もアプローチをした結果、晴れて恋人同士となり、後に結婚して三人の子を産む。結婚後一人目の子供を妊娠すると一時軍人を休職し、子育てに専念した。なお女好きでナンパ癖があるランディが娼館に通わなかったり、浮気をしなかった理由の一つはミレイユの一途で情熱的な想いを奉げられていたからだったという………





シズク・M(マクレイン)・パリエ



セシルの娘となり、ティアの妹となったシズクは16歳までは帝都クロスベルで穏やかな生活を過ごした。そして16歳になると正式なイーリュン教のシスターへとなり、実父アリオスの罪を自分が代わりに償うかのように義姉ティアと共に世界中を廻って多くの傷ついた人々の心や傷を癒した。後に”ゼムリア六大聖女”の一人――――”漆麗の聖女”として称えられ、幼い頃に出会った少年――――シンと結ばれる事になる……………





グレイス・リン



クロイス家が起こした事件――――”ゼムリアの敵クロイス家の騒乱”と呼ばれる事になった事件の内容を詳しく纏めて世間に報道した事により、念願の『フューリッツァ賞』を受賞。その後も助手のレインズと共に多くの特ダネを求めて各地を飛び回った……………





”炎の舞姫”イリア・プラティエ、シュリ・アトレイド



クロスベル襲撃によって大怪我を負っていたイリアだったが、ペテレーネとティアの治療、本人の熱心なリハビリにより僅か3週間で奇跡の復活を遂げ………その後ゼムリア大陸中に住む多くの人々を演技で魅了した。シュリもまたイリアやリーシャと並ぶアルカンシェルのトップスターとなり、ゼムリア大陸中にイリア共々その名を轟かせた……………





ヨナ・セイクリッド



エプスタイン財団で働き続けていたヨナだったが、クレアのヘッドハンティングによってクロスベル帝国の”情報局”の一員として働く事になり、クロスベル帝国公認の許で念願のハッカー作業を再開して各国の情報を楽しそうに集めていたが、昔から苦手なティオとしっかりと自分の手綱を握っているクレアにだけは敵わなかったという……………





ハロルド・ヘイワース



常に誠実な商売を心掛け、妻と息子共々平和な暮らしを続け………たまに顔を見せるレンとも良好な関係を築いた。レンは決してハロルドとハロルドの妻ソフィアを”親”扱いしたり”親としての呼び方”で呼ばなかったが、二人ともレンが自分達に顔を見せてくれ、息子コリンには”弟”のように接してくれる事が心から幸せであり、満足であった…………………





チキ・インディス&エリザベッタ



帝都となり、大陸最大の商業都市へと発展したクロスベルを拠点にチキは徐々に店舗を広げ、最終的にはゼムリア大陸全土の店舗を任される立場となり、エリザベッタはチキを支え続けた。なお、”何でも扱う”と言われ、”奴隷”も扱っている”ラギール商会”だったが、二人は”奴隷”は取り扱う事を決して許さず、時には貧しい人々も雇って多くの貧しい人々を救い、グレーゾーンギリギリでありながらも真っ当な商売を続けていたという………





ヴァルド・ヴァレス



”グノーシス”による後遺症を七耀教会で治療を受けた後本人の希望により”星杯騎士団”に入団、そして”守護騎士(ドミニオン)”――――”蒼の聖典”ワジ・ヘミスフィアの従騎士となり、かつて名乗っていた”鬼砕き”の異名で呼ばれる事となる。真紅の法衣を纏ったヴァルドは機会あればワジと喧嘩を繰り返し互いに楽しんでいたという……………





アーネスト・ライズ



”ゼムリアの敵クロイス家の騒乱”を解決したチームのリーダーであったロイドの脱走の手助けを命懸けでした事によって恩赦が出て、罪がある程度軽くなり、本来の拘留期間の約半分の日数で釈放される事となった。釈放後のアーネストはマクダエル家を真っ先に訪ねてヘンリーとエリィの前で土下座をして誠心誠意謝った。そしてヘンリーとエリィはヴァイスに直接頼んでアーネストをクロスベル帝国政府の役人へ就職させ……役人に就職できたアーネストはヘンリー達を裏切ったにも関わらず自分の為に動いてくれたヘンリー達の期待を2度と裏切らない為にも生涯、真面目に働き続けた……………





”キリングベア”ガルシア・ロッシ



アーネストと同じように”ゼムリアの敵クロイス家の騒乱”を解決したチームのリーダーであったロイドの脱走の手助けを命懸けでした事によって恩赦が出て、罪がある程度軽くなったガルシアだったが背負っていた罪はあまりにも多く、恩赦による罪の軽減を受けても釈放されるのに10年かかった。釈放後、獄死したマルコーニに託された”ルバーチェ”の部下達と共にかつては敵対していたチキに拾われる事となり、”ラギール商会”の一員として働く事となった。敵対していたにも関わらず先が見えない自分達を拾い、重用したチキに恩義を感じたガルシアを含む”ルバーチェ”の元マフィア達は生涯真面目に働き続けた……………





”風の剣聖”アリオス・マクレイン



シズクの強い希望により処刑だけは免れたが、その罪は余りにも重く、判決は無期懲役で一生を拘置所で過ごす事となった。しかしかつて遊撃士であったアリオスに救われた人々とレミフェリア大公やレミフェリア公国の多くの民達、そしてミシェルを始めとした遊撃士協会・クロスベル支部の面々やアリオスに世話になった多くの遊撃士達、さらにはエステル達やロイド達に加え”クロスベル警察”による多くの嘆願や署名によって情状酌量の余地があると見なされて無期懲役の判決は7年の懲役へと減刑された。釈放後、アリオスは再び遊撃士協会の門を叩いた。”支える籠手”の信頼を落とし、ゼムリア大陸を混乱に導いた元凶の一人であるアリオスを信頼できない協会本部はアリオスを遊撃士にする事を渋っていたが協会に所属している多くの遊撃士達の嘆願、さらには歴代最高の遊撃士にして初の”SS級”持ちの正遊撃士――――”遊撃士の中の遊撃士(ブレイサーオブブレイサー)”の称号を持つエステルや数少ない”S級”正遊撃士であるヨシュア、ミント、フェミリンスの進言、そしてかつては”S級”正遊撃士であったカシウスの嘆願状によってアリオスの遊撃士協会入りを許可。再び準遊撃士として一からやり直し、罪を償う為に普通の遊撃士の倍以上働いて見事A級正遊撃士に返り咲いたアリオスはかつて呼ばれていた異名――――”風の剣聖”の異名で呼ばれ、多くの人々に慕われた……………





イアン・グリムウッド



歴史上最低最悪の組織”D∴G教団”をクロイス家と共に裏から操り、”因果”を操って歴史を変えようとし、空の女神(エイドス)の怒りにも触れてしまった真の黒幕であるイアンの罪はゼムリア大陸全土の人々の怒りを買うほど重く、判決は公開処刑となり、”ゼムリアの敵クロイス家の騒乱”終結から1年後、ギロチンによる公開処刑となり、処刑後はかつて”碧の大樹”があった湿原地帯に晒し首にされた。処刑される寸前のイアンの心は恐怖も絶望もなく、自分が裁かれる事に安堵し、処刑される寸前に呟いた最後の言葉はガイとロイド、そしてガイと婚約関係であったセシルへの謝罪の言葉であった。なお、死後イアンの魂は”冥き途”の”冥王”タルタロスによって既に滅せられたマリアベルの魂のように滅せられた…………… 
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