大乱闘！スマブラウォリアーズ!!

いつものように掃除当番をサボってはスマッシュブラザーズことスマブラを楽しむ高校二年生の少年。赤座真理雄(あかざ・まりお)

そんな彼はある日、街中でクッパやクリボー達が悪さをしているのを目撃し、更にはクッパ達が暴れているのを止めようとしたサムスが真理雄を庇ってクッパの攻撃を食らい、謎の機械を残してフィギュアへと姿を変えてしまった。

そしてそんな真理雄をクッパが襲いかかるなか、真理雄を光が包み、真理雄の目の前に

マリオ｢はじめまして真理雄くん ｣

スマッシュブラザーズのキャラであるマリオが現れたのだった。

真理雄｢えぇっ!?マ…マリオ!?あのマリオが目の前にいるだなんて、俺ってまだ夢を見てるんだな!? ｣

先程から目の前で起きていることは夢だと思っている真理雄

そんな真理雄に

マリオ｢落ち着いて聞いてくれ真理雄くん。これは夢でも妄想でもない。現実なんだ ｣

マリオが話しかけるのだった。

マリオ｢真理雄くん。信じられないかもしれないが今から僕が話すことを黙って聞いてほしい ｣

真理雄｢あぁ…!? ｣

真理雄はとりあえずマリオの話を聞いてみることにした。

マリオ｢この世には地球と似たような世界であるスマブラワールドというものが存在する。そこには僕をはじめとするスマッシュブラザーズのキャラ達が平和に暮らしていた ｣

真理雄｢スマブラワールド… ｣

初めて聞く言葉であるが、今は黙ってマリオの話を聞く真理雄

マリオ｢だがスマブラワールドにいる悪役キャラ(以降ヴィラン)達が共闘し、他のスマブラキャラ達を次々とフィギュアに封印していった。それだけでは飽きたらず、ヴィラン達はこの地球までも攻め滅ぼそうとやって来たんだ ｣

真理雄｢えぇっ!? ｣

信じられない話だが現実にスマブラキャラが暴れている以上、信じるしかない

マリオ｢奴らには人間界の兵器は一切通じない！倒すには同じスマブラワールドからやって来た僕達が戦うしかないんだ。しかし、フィギュアにされてしまった僕達は地球では戦えない。戦うには君達地球人と合体しなければならない！そこでだ真理雄くん ｣

スッ！

マリオは真理雄を見つめると

マリオ｢君には僕と合体してほしい！ ｣

自分と合体してほしいと頼むマリオ

真理雄｢あのさぁ、何で俺なの？そういうのって軍隊とかのエリートとかがなった方がいいんじゃない？ ｣

マリオ｢それはできない。確かに僕達は君達地球人がいざという時のために用意した道具を使えば一人でも実体化は可能だし、君の言う通りのことも可能だ。だがそれでは１００％の力が出しきれない。１００％の力を出し切るにはスマブラキャラとシンクロ率が高い人間、僕でいうなら君しかいないんだ！ ｣

バァンッ!!

マリオが真理雄に向かってそう言うと

マリオ｢真理雄くん、怖いのはわかっている。だが世界を救うためには君の力が必要なんだ！ ｣

そう言われた真理雄は

真理雄｢わかった。正直に言うと未だに信じきれないけどスマブラ世界が大変ならばスマブラ大好きとして見過ごすわけにはいかねぇよ！ ｣

マリオ｢真理雄くん… ｣

戦うことを決意する真理雄であった。

真理雄｢それで合体っていうけど具体的にどうやるの？ ｣

真理雄が合体の方法について尋ねると

マリオ｢君が拾った僕のフィギュアと同じく君が拾った機械・スマブライザーがあればできる ｣

真理雄｢拾った機械って、これか？ ｣

真理雄はサムスの近くに落ちていたスマブライザーを取り出した。

マリオ｢フィギュアをスマブライザーにセットして、変身コードである『スマブラライド』と叫びながらスイッチを押すだけでいい ｣

やけに簡単な変身方法である。

マリオ｢最初に言っておくが変身してもダメージが１００％を越えると自動的に変身が解除され、再び変身できるのに最低三時間はかかるから注意してくれ ｣

真理雄｢わかった ｣

全てを語ったマリオは

マリオ｢それでは君を一旦元の世界に返す。頑張ってくれ！ ｣

真理雄｢あぁっ！ ｣

スゥッ…

光へと消えてしまったのだった。

そして

パァッ!!

真理雄は無事に元の世界に戻ってきたのだが

ゴガアァーッ!!

そこにはクッパが待ち構えていた。

だがもう真理雄は一切恐れない！

スッ！

真理雄はスマブライザーを構えると

カチャッ!!

真理雄｢スマブラライド!! ｣

カチッ!!

マリオに言われたようにスマブライザーにマリオのフィギュアをセットしてスマブラライドと叫びながらスイッチを押した！

すると次の瞬間！

パアァッ!!

真理雄を光が包み込むと

『シンクロ率１００％』

『レッツ！スターティングバトル！(Let's！ Starting Battle！)』

ジャキジャキンッ!!

真理雄の体がデータ化され

ジャキンッ!!

真理雄の体はマリオとなってしまった。

マリオＦ(フュージョン)｢すげぇっ!?俺ってば本当にマリオになってる!? ｣

正直に言うとさっきまで半信半疑だったのだがこれで信じるしかなくなった真理雄

一方その頃

ビビビッ!!

研究員｢博士、先程サムスが倒された地点より強い反応を感知しました。このコードはマリオです！ ｣

任天堂博士｢マリオだと!?そうか、どういうわけかはわからないが伝説のスマブラ８戦士の一人が目覚めてくれたか！ ｣

伝説のスマブラ８戦士

それはスマブラの初期からいる隠しキャラではないマリオ、ドンキーコング、リンク、サムス、フォックス、ピカチュウ、カービィ、ヨッシーからなる伝説の戦士達である。

そのうちの一人であるマリオへと変身した真理雄は

マリオＦ｢よっしゃ！いっちょ暴れてやるぜ!! ｣

目の前で暴れているクッパ達を倒すため大乱闘を開始するのだった。