| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

提督していない提督による騒がしい日常

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

大佐が釣りをすると何かおかしい中編

 
前書き
昨日は投稿できませんでした
すいません!!( ¯•ω•¯ )
次で釣り編がやっと終わります
全然まとまらないんです 

 
「おーい、飛龍いるか?」
「え?あぁ、提督?いるよいるよー」
「入るぞー」
俺は執務室のドアを開ける
そこには俺の軍服に制帽を身につけた飛龍と代役で秘書官をしている蒼龍がいた
「おいおい、休んでる時間あるのか?」
「正直まだ終わらないかな」
「ゆっくりしてないではやく終わらせてとは言っているんですけどね...」
机には朝の3分の1くらいの量が残っていた
「この速度だと夕方前には終わると思うが」
「そうかな?」
「そうだといいんですけどね」
これからこいつのテンションは駄々下がりするだろうな
なにせこいつは一つのことに集中するけど気づいたらやめてる
飽きっぽいんだよなぁ
それさえなけりゃ秘書官としてうまく動けると思うんだが
「あぁ、そうだ飛龍、開発資材1個くれ」
「ん、なんのためか知らないけど変な事はしないでしょ、はい、資材倉庫の鍵」
「どうせ提督だから返さなくていいよ、勝手に持ってて」
飛龍は俺に鍵を投げてきた
しっかり受け止めてから
「備品は乱暴に扱うなよ、ありがとな」
そう言い残して執務室を出た
これから向かうは資材倉庫、そのあと工廠だ
どうせ明石 夕張の2人だからまたよくわからねぇの作ろうとしてるんだよな
まあ、その変態開発には自分達で資材を取りに行くことを条件に許したんだが
よくわからねぇのは増えたさ
艦載機に水上偵察機回収させたり
瑞雲と烈風くっつけようとしたり
まあ、面白いからいいんだけどな
そうこうしているうちに倉庫に着いた
「なんか、どんどんとここだけでかくなるなぁ」
鍵を開ける、すると目の前には
「あちゃーこれをいつ消費できるんだろうか」
目の前にあるのは大量のバケツに各資材大体15万そのなかから開発資材をを探すのはすこし手間がかかる
「こんな機能あってよかったと思ったよ」
俺は開発資材と書かれたボタンを押す
そのあとに1と書いてあるボタンを押す
そうすると妖精さんが探してくれる
妖精さんには悪いけどかなり便利だ
そんなことを考えてると妖精さんが開発資材の入った袋を渡してくれた
「ありがとうな、妖精さん達」
倉庫を出る時後ろを見ると妖精さん達が手を振っていた
微笑ましい光景だな
都合よく工廠は近くにある
遠くまで持っていくのはめんどくさい為こういう配置にしてあるらしい
工廠の扉を開ける
「明石 夕張いるか?っているよな」
「「もちろんいますとも!!」」
「相変わらず仲がいいな」
「今日はなんの変態開発してたんだ?」
「ここ最近言いましたけど改めて言いますね」
「「これは変態なんかじゃありません!!立派なロマンです!!」」
だめだこいつら、終わってやがる
「んで話を戻すが何作ってたんだ?」
「今日はガ〇ダムに使えるパーツを模索していたんです」
「ガ〇ダム作ってどうすんだよ」
「コンパクトにして艦載機として蒼龍あたりに搭載させます」
そんなことしたらどうなんだよ
「乗れるなら乗ってみたいけど、艦載機の案は却下だ」
「じゃあ、設定と同じ大きさにして実際に操縦できればいいんですよね?」
「それなら鎮守府から外に出ないなら許そう」
「「やったぁ!!」」
それは許そう、ラスボスにバレなきゃな
乗ってみたかったし完成が楽しみだ
「おっと、本題を忘れてた」
「「本題?」」
「駆逐イ級の装甲を容易くぶった切れるような変態的な包丁を作ってくれ、依頼人は俺だ」
「イ級の装甲を切れる包丁か...」
「なかなか難しいことを言いますね」
じゃああれで釣ろう
「そうか、無理か、成功すれば資材が安定してる間、毎週資材を渡そうかと思ったんだけどな」
「「その話、本当ですか?」」
「お、おう、安定してる間だけどな」
まあ、ガ〇ダム作るって言いはじめたときからいくらか渡そうとは考えてたんだけどな
「じゃあ、その包丁作り、お受けします!!」
「ほかに何かありますか?例えば...」
「いや、特にはないかな、強いて言えば、見た目だけは普通の包丁にしてほしいくらいだ」
「でも多分30分くらいでできるよ」
「相変わらず早いのな」
「時間は有限ですから」
「そうだな」
俺は苦笑いしながら言った
だってよ飛龍、サボったからこうなるんだ
「んじゃあ頼んだよ、抜群の切れ味を頼む」
「任せてください!!」
「またあとでねー」
2人の声を聞きながら振り返らずに手を振った
「さて、もう1回飛龍のところ行かねばな」
いつまで駆逐イ級もってんだろ...
自分の行動に疑問を持ちながら執務室へ向かった
執務室
俺はノックをせずにドアを開けた
「おっす、進んでるか?」
「まあね、そろそろ終わりそうだよ」
「いや、あまり進んでねぇよな」
「失敬な!これでも30くらいはやったはずだよ!」
「あと見た目からして130くらいは残ってそうなんだが」
「まだあるのぉ...?」
「ねぇ、飛龍ちゃん、がんばって終わらせてよ...私の休日ないよ...」
「まあまあ、蒼龍もそんな硬いこと言わないで、同じ二航戦でしょ?」
「その二航戦がサボってこんなことになってるですけどね」
「けんかはすんなよ二人共」
「「さすがにそこまではしないよ」」
ですよねー
「蒼龍、仕事代わるから休日満喫してこい」
「それはちょっとわるいですよぉ」
「いや、いいから、もとはこいつが悪いんだし俺が見とくよ」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
「あっ、抜け駆けはよせー!!」
「バイバイ飛龍ちゃん頑張ってねぇー」
蒼龍が軽く煽りを入れて部屋を出ていった
「ゆ、許せん...あとでこちょこちょの刑だ...」
「無駄口叩かずにやれ」
「ちぇ...」
ここまで逃げずにやってるだけこいつにしちゃいいと思うんだがな
「そんなにやる気でないなら今日の間宮はなしな」
横目でみると飛龍が物凄い勢いで進めている
今日は出費が多いな...
まだまだかかりそうだな...
と思っていた矢先
「終わったよ!」
「ん?そうかって、早いな...」
「んじゃあ確認してみる?」
「ちょい貸してくれ」
飛龍から書類を貰う
「うわっほんとに終わってるのな」
かなりやばいものも了承してるけど
これはあとで直しとくか
「間宮♪間宮♪」
「わかったよ、あまり食うなよ、飯食えなくなったら許さねぇからな」
時間は3時前、包丁は3時には終わるな、誰かに受け取りを任せるか
「はやくいこーよー!」
「分かったから」
飛龍に手を引かれつつ歩く
「づほ、いるか?」
「なぁに?」
俺の頭の上に飛んでいる彩雲
それには無線機が接続されている
俺の「づほ、いるか?」の声で無線が繋がるらしい
さすがうちのロマン開発隊いいもん作る時だってあんじゃねぇか
「ちょい俺のかわりに工廠行って包丁貰ってきてくれないか?」
「わかったぁー、なんかくれるの?」
「日曜のニート食堂の優先券をくれてやる」
「ほんと!?いつ工廠行けばいいの?」
「3時過ぎくらいだ」
「わかった!!やったぁ、二ー食だぁ!!」
ニート食堂というのは
日曜日に食堂の一角を借りて俺が作る料理だ
時間は俺の気合いと気分が続くまでだからかなり数が限られる
ひどい時なんて10食しか作らなかったときだってある
これの優先券とはかなりのレア物で
俺の変な頼みごとを完璧にこなすとたまに貰える
いわゆるレアドロップだな
~甘味処間宮〜
「はぁ~美味しかったぁ〜」
「そうか、ならよかった」
時間はいま夕方4時
「結構食ったな」
「どうよ!!」
「ドヤ顔すな」
「ほら、帰るぞ、お前が着てる軍服はやく洗いに出さないといま替えがないんだ」
「え?あっ、そうだったの!?ごめん!!今すぐ脱ぐから!!」
「いや、今すぐ脱がなくていいよ、てかお前が着たやつなら気にならんし」
「なにそれ、どういうこと?」
「お前だって俺が着てたの着たりしぢろ、てか嫁だし気にしねぇよ」
「あ、そっち?ならいいや」
「なんだと思ったんだよ...」
「てっきり女として見てないのかと」
「失敬な、これでも人として出来てるところは出来てんだよ」
「それよりほら行くぞ、蒼龍に仕返しするんだろ」
「そうだった!帰ろ!」
飛龍が走り出す
「焦って転ぶなよ」
「そんなへましないってって、あっ、あいたっ!!」
「ほらやっぱ転んだ、焦るなっていつも言ってんだろ」
「あははーいやーなんかねー」
飛龍は足に擦り傷を作りながら笑っていた
俺はすぐ近くにあるベンチを指さしながら
「ほらそこにあるベンチに座れ」
「え?擦り傷だから大丈夫だって」
「ダメだ、はよ座れ」
「ちょっと痛いなぁー」
「人事みたいに言ってんじゃねぇ」
俺は飛龍をベンチに座らせてから
腰に付けてるポーチから消毒などを取り出した
「いつも持ってるよね」
「お前とか401が怪我するからもってるんだよ」
「えへへー面目ない」
「ほら消毒すっから染みるぞ」
飛龍の顔をみるとすこし涙ぐんでた
絶対に泣くなよ、そんな顔は見たくない
「ガーゼ貼ったから風呂のとき以外剥がさないように、風呂でたらまた貼るからな」
「はぁーい」
帰ったらイ級を料理しなきゃいけねぇんだった
そんなことを思い出しながら
とりあえず鎮守府に帰っていった 
 

 
後書き
この話では横須賀での変態的な日常が垣間見えてきちゃいました
ニート食堂、づほ無線、ガ〇ダム制作などなど
この鎮守府には変人が多いのです 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧