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ソードアートオンライン ー青黒剣士ー

作者:しばさん
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SAO
Episode2 謎の細剣剣士
  第4話 情報屋 アルゴ

浮遊城アインクラッド
ゲーム開始から3ヶ月がたった。

その間に約2200ものプレイヤーが死んだ。

原因はモンスターによる死亡もあるが、自殺もあった。

ほとんどの人間が第1層で死んでいった。

だがあれから3ヶ月がたち、みんな正気を取り戻した。

そのおかげで、ゲーム開始から1ヶ月でやっと1層がクリアした。

しかし、残念ながら死亡者もいた。

そのあとも、2層 3層も1ヶ月以内に攻略された。



現在第8層 残り層は92層 生き残りプレイヤー約7800人
それが今のアインクラッドの状況だ…




アインクラッド 第8層 街はずれにある小さな家

「こらー シュン‼︎ 早く起きなさい‼︎」

部屋のドアを勢いよく開けて、大音量でフェルが叫ぶ。

「むにゃ…?まだ8時じゃん…」

「何言ってんの!今日はフィールドボス討伐するんだよ!」

おたまを持ち、俺の耳元に向かって叫ぶと

「は‼︎そうだった‼︎ サンキュー フェル‼︎ 」

「早く席つかないと、ごはん冷めちゃうよ」



俺とフェルは、第1層からずっとコンビ中。

最近やっとコルが溜まったため、マイホームを買うことができた。

さらに運がいいこと、フェルがなんと料理スキルをあげてるため、食料に困らなかった。

つまり今、俺とフェルは同居中。 毎日ここからスタートなのだ。



「そういえばシュン。次のボス攻略はいつ?」

フランスパンらしきパンをかじりながら、フェルは言った。

「確か、1週間後だった気がする。」

第7層が攻略されたのはつい3日前だ

。なので色々情報収集のため、1週間後なのだろう…

「楽しみだね。初めてのボス攻略」

「あぁ、そうだな。やっと戦えるんだ。ボスに」

今俺たちは攻略組のレベルまで達してるが、ボス攻略はまだしていなかった。

というより、観察してた。


第1層から、攻略組として参加したが、さすがに俺らはそんな勇気がない。ので、単に取り巻きだけを倒していた。

「そういや、あのビーターさんは何やってるんだろ?」

フェルが不思議そうな顔で聞いてきた。



「ビーター」とは、単にチーターとビーター(ベータテスター)を掛け合わせた言葉で、ずるいベータテスターのことをいうらしい。

その言葉の発症は、第1層のフロアボス討伐の後だ。

「キリト」というプレイヤーは、ボスの技や武器を知っているのに皆に知らせず、ボスのLA(ラストアタックボーナス)を取るという元ベータテスターだ。

そのせいなのか、討伐戦では、1人のプレイヤーが死んだ。

確かに、周りから見て悪いやつだと思うけど、俺はそう思わない。

「たぶんビーターさんは今頃クエでも受けてんじゃね?」

「あの人、かなり強いからねー。もぐもぐ」

フェルはパンを取り、もぐもぐ食べる

「ねーシュン?今回のフィールドボスはどんなボスなの?」

「確か情報屋によると、<メカトロ・ザ・コボルター>というロボット型のモンスターらしい。属性は地、武器は素手、5mくらいのボスだとさ」

俺は心の中で、情報屋はすげーと思った。

しかも情報屋はベータテスターだという。

各層の雑貨屋には、

「アルゴの攻略本 ○○編 」という写真付きの本が無料で配布されてる。



「よーし 飯食ったし、まずは回復ポーション買いにいくか」

「OK じゃあ私、着替えてくる。」

「着替えなんて、ボタンを押せばシュンシュンでてくるじゃん‼︎」

「たとえゲームの世界でも、女は部屋で着替えるんです‼︎」

「あ、はい。すません」

そういいながらフェルは、リビングを後にした。




俺の愛剣は「エレメンタルブレード」

前回の協力フィールドボス討伐戦で参加したとき、LAで獲得したレア度7(7/10)だ。

それから武器を強化し、現在+6になっている。

漆黒の持ち手と柄、クリスタルブルーみたいな色の刃。俺にとって最高の武器だ。

驚くのは早い

なんとフェルの愛剣は「ステイリートボウ」

なんと今現在槍の中で最高の武器だ!

偶然山道を探索したら、偶然その元となる鉱石を見つけ、鍛冶屋にだしたら、レア度9の槍ができたとさ。

赤色の持ち手、刃先はなんかカッコイイ感じ。

なんか薙刀的な感じ。

他にもなんかまさにレアみたいな飾りがある。

一見重そうに見えるが、なんていうことでしょう。軽い‼︎

「ふっふーん♪いいでしょ~♪」

そういったフェルを見て、ちょっとフェルをなめてたな…と心の中で公開した。




第8層主街区 フリーベン

「よーし、回復ポーション買ったし、出発するか‼︎」

いつものよう元気よくはしゃぐ俺。

「あっまって‼︎今お弁当買ってくるからちょっと待ってて」

「ピクニックですかw」

フェルは俺とフェルのお金を持ち、商店街へ戻った。

するとそこへ



「よう‼︎楽しそうだナ」



「ん?」

やってきたのは茶色のフード付きマントに金髪の少女。

特徴なのは顔のほうに3本のひげのようなペイントが入っている

「その口癖、もしかしてアルゴさんですか?」

「よく当たったな!少年ヨ」

アルゴは、先ほど言った通り、情報屋だ。

素早いAGI型(素早さ)の能力を持ち、ありとあらゆる情報を売っている。

売れる情報は何でも売ってしまう。

さらに彼女は、元ベータテスターだ。

なので、雑貨屋に自分の知っている情報を本にして、配布してる。

みんな思うのは彼女の顔についている彭にある3本のヒゲを持っている。

なのでみんな

「情報屋のネズミ」

と呼んでいる。

「でアルゴさん。俺に何か用があるんですか?」

「実はナ、お前の情報を買いたいって言って奴がいるんダナ」

「何?」

言い忘れたが、アルゴは情報屋だけではなく、口頭伝達も仕事している。

「先日、少年がGETしたエレメンタルブレードがほしいと言ってる奴がいるんだヨ」

よくそんな情報ゲットしたな…俺は心の中で思った。さすが情報屋だ。

「いやだなこの短剣は、俺の愛剣なんだ。この話は無しにしてくれ」

絶対に嫌だ‼︎こんな俺の相棒を売りたくない!と顔で表現しながら言った。レアドロップ品だしね…

「ちなみにその剣を売ってくれたら、30万コル払う‼︎と言ってi」

「いやいくら売ろうが、俺はこの剣は絶対に売らない‼︎交渉は成立しない」

「そう言うと思ったよ少年。相手に伝えておくヨ」

アルゴはやはりか!というような顔をして、去っていった。


俺はエレメンタルブレードを取り出し、眺めた。

30万コルは驚いたが、こんな相棒、絶対に売るもんか!と心の中に刻み、しっかり磨きながら、フェルを待った。


「……遅い……」

第4話 完






 
 

 
後書き
今回は、あの情報屋のアルゴを出してみました‼︎ シュン、欲に耐えてカッコイイ‼︎ 
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