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仮面ライダードライブ アクセル踏み込め

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第二十八章

「行くか、タワーの中に」
「詩島君もチェイスも助けないとな」
「あの子達ならもうとっくに全部やっつけてるかも知れないけれど」
「行かないとな」
 ブラーボとデュークもこうした考えだった。
「それじゃあ皆でね」
「行くか」
「そして上まで行って」
 最後にマリカが言った。
「スサノオと戦いましょう」
「あいつはおそらく泊進ノ介が倒す」
 バロンはこう予想していた。
「だが何かあればだ」
「ああ、俺達がやらないとな」
「行くぞ」
 鎧武にも応えてだ、バロンも他のライダー達もタワーの中に駆け入った。彼等はもう無人になっているその中を駆け上がろうとした。だが一階でだった。
 全てのロイミュード達を今しがた倒したハート達に会った、ハートが鎧武達に顔を向けてそのうえで応えた。
「こちらも今だ」
「終わったんだな」
「ああ、三人で全部倒した」
「正直かなりの数でしたが」
「全て倒しましたわ」
 ブレンとメディックも鎧武達に言う。
「では後は」
「わたくし達もですわね」
「一緒に進ノ介達を助けに行くか」
「ああ、最初からそのつもりなら有り難いさ」
 鎧武が三人に応えた、返した声が明るい。
「じゃあ行こうか」
「さて、上にはチェイスと剛がいるが」
「二人なら心配は無用です」
「合流しましょう」
 ブレンとメディっくは信頼さえ出していた、そしてだった。
 ハート達も加えた一行はさらに上に昇った、途中最早ロイミュード達はおらず進むことは迅速に出来た、そのうえである階に着くと。
 丁度最後のロイミュードを倒したチェイサーがいた、チェイサーは階に着いたばかりの鎧武達に告げた。
「今終わった」
「そうか、ではだ」
「進ノ介達のところに行く」
 振り向きもせずハートに応えた。
 そしてここで振り向いてだ、あらためて言った。
「いいな」
「断る選択肢はないな」
「そうだな」
 こうしてチェイサーも加わりライダーとロイミュード達はさらに上に昇った、屋上のすぐ下の最上階では。
 マッハが三号、四号と戦っていた。マッハはライダー二人を相手に互角の勝負を経ていた。
 だが三号、四号の方が先にだった。
 疲れが出た、マッハはその疲れを見逃さなかった。
「イッテイーーヨ!」
「ああ、ここで決めてやる!」
 機械音に応えてだ、マッハは。
 手に持っている大斧を突進しつつ横に一見無造作に振り回した、その振りは一見無造作であったが。
 その一撃がだ、まさにだった。 
 二人のライダーを打った、三号も四号もだった。
 攻撃を受けたライダー達は両断された、身体は断ち切られてはいなかったが完全にそうなった。そのうえで。
 爆発と共に消え去った、それを見届けてだった。
 チェイサーがマッハにだ、その独特の口調で声をかけた。 
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