『零と先輩』

作者：零那

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『無力』

早速､施設職員と児相職員が入所後の方針を話す。
零は職探しする気満々やけど。

『無理!!何を考えとんか!!』

ゴリラみたいな奴に怒鳴られてムカついてキレた。

『それが可能って聞いたから従って此処に来たんじゃ!!』

理不尽に連れて来られた。
児相がハメた。
児相職員を責めた。
施設職員は暫く黙ってた。
零の様子を見てた。
どんな奴か知る為か。

『職探し出来んなら出て行く!!』

勿論速攻捕まる。
大人の数が半端無い。
騙されて連れて来られて､悔しくて従いたくなくてチカラがある限り暴れた。

大人や社会は理不尽で矛盾だらけ。
こんなんに従うのは嫌。
素直に従ってたまるか!!
でも...
結局､どんなに足掻いても無力なガキ。
此処にいる事しか許されん。

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