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ハイスクールD×D 覚醒のAGITΩ

作者:天の道
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第五章:冥界合宿のヘルキャットと 熾鏡龍神
  AwakeningⅥ:神との別れ/新たなAGITΩ

俺はイッセーを襲う攻撃を足で受け止めそのまま蹴り返す

「やっと来てくれたか翔一おっせーんだよ!」

「すまないな、あの結界を突破するのに時間がかかった」

まあ、すまないなイッセー。だが間に合ってよかった。
あと一歩遅れてたらイッセーが危なかった

「翔一あなたどこに行っていたの?」

「すみません部長。別行動で小猫ちゃんの行方を捜していました。」

「まあ、いいわ。それよりもありがとう翔一」

「ごめんな翔一…俺が弱いばかりに………」

「イッセー謝る必要はない。むしろいるべきところにいなかった俺が悪い…すまないなイッセー」

それにしても向こうにいる三人、美猴と知らない二人がいた。
おそらくあの着物を着崩している女性が小猫ちゃんのお姉さんで間違えないだろう。
しかしあそこの黒いセーラー服を着ている女性、強いな……

「よう仮面ライダー、久しぶりだなぁ」

「会談の時以来か? そっちの二人は知らないが」

「こいつらか? こいつらは……」

美猴が説明しようとすると、割り込んで黒歌が話し出す。

「へえ~この子があの異世界の戦士アギトか…この中ではあんたが強そうにゃ」

「悪いが俺のは、強さとか強者に興味はない。」

「黒歌手を出すな、こやつはわらわの獲物じゃ。
久々に全力を出せそうな相手が目の前におるからのう。わらわは羽衣狐じゃ
見ての通り禍の団(カオス・ブリゲード)に所属しておる。よろしゅうな」

なんか黒いセーラー服を来た女性が見下ろして自己紹介をしてきた

『気おつけて下さい翔一。あの女性今までの敵とは比べ物にならないほど強いです』

わかっているテオス。とゆういかお前なんで今の今まで出てこなかったんだ?

『すみません、少しが用事がありました。それに心の整理も…・・・・・』

どうしたんだよく聞こえないぞ?

『なんでもありません。』

「さてと…… それじゃあ、俺っちは竜王様でもやり合おうかねぃ」

「フン、言うではないか猿ごときが! 私を魔龍聖タンニーンと知っての事かッ!!!!」

「当然だろ!!!! 竜王とやり合う機会なんて滅多にねえんだからよぉ!!!!」

そう言うと美猴は、出現させた雲に乗って、タンニーンさんに向かっていき、
タンニーンさんも火を吐いて応戦を始めた。

「そっちの猫と神器使いは何とかしろ!! そのぐらいの障害を乗り越えて見せろ!!」

まあいいが、それよりも……

「にゃん♪」

アレが小猫の姉か…… 見るだけでも分かるドス黒いオーラだな。
文字どおりの殺意の塊。ああゆうのは俺が一番嫌いなタイプだな。

「もう一度チャンスをあげるわ白音、私の所に来なさい」

「私の心は変わりません黒歌姉さま、私はあなたの下にはいきません!」

「そうよ、あなたを渡すわけにはいかないわ。
あんなに泣いていた小猫を目の前の猫又は助けようともしなかったあなたにはね!」

「妖怪が他の妖怪を助ける訳ないじゃない。
今回は手駒が欲しかったから、白音が欲しくなっただけ」

「これこれ、実の妹に手駒は無いと思うぞ、黒歌」

「あんたは黙ってて羽衣狐」

「よく言ったな小猫ちゃん。いい顔しているじゃないか。
それと黒歌といったな…お前のその実の家族に対する発言それを言っている時点で
お前に小猫ちゃんは絶対に渡さない。」

そう言い放つと翔一は二人に向かって突撃する

「何なの?アイツ」

「わかるわけなかろう、だが良い目をしておる」

翔一は武装色を腕と足に纏い羽衣狐に殴り掛かリ羽衣狐は尻尾を展開し
翔一の攻撃を受け止める。

「まさか、異界の者と一戦交えるとはのう、わらわを楽しませてくれ」

翔一は続けて蹴りや体術を羽衣狐に繰り出す。しかし羽衣狐も
反撃で尻尾の連撃を繰り出す
こうして翔一と羽衣狐の一進一退の攻防が始まる。

「どうした、まだ戦い話終わっておらぬぞ?」

しかしだんだん翔一が押され始める

「クッ…!」

「「翔一!?」」

「どうして…… どうしてそこまで…… 私の事……」

すると小猫が泣きながらも俺に問いかける

「何でかって…それはな・・・・」

すると翔一の頭にある思い出浮かぶ


『――君…君の家族は…・…』

『母さん!希咲!夏!なんで・・・・死んじゃったの…
なんで!なんで!…』


彼はそれを思い浮かべながら小猫に言い放つ

「俺はここに来るまで大事なものを失ってきた…クッ…だから
俺に起きた悲劇をこれ以上目の前で起こしたくないんだ…グフッ!…
だからもう失いたくない…目の前で失わせたくない…俺じゃ守れるものは少ない
だからせめてこの手に届く範囲の人は絶対助けるんだ!!」

翔一は、傷つきながらも泣いている小猫にそう言いながら羽衣狐と戦う

「ずいぶんと余裕じゃのう、これならどうじゃ?」

翔一は話していた聖か羽衣狐の一撃をくらってしまった

「グハッ!」

「翔一(先輩)!!!?」

皆俺のもとによって来るが、俺は気にせず再び立ち上がる

「もうやめろよ!翔一このままじゃお前…!!」

「もう…… いいんです… 止めて下さい!! これ以上翔一先輩が傷つく事は無いんです!!」

「あっはっは!! 弱すぎにゃ~ こんなのにヴァーリと同等に戦えたの?
まったく大口たたいてそのザマとはね、ホント… ムカつく!!」

いきなり黒歌は俺に魔力弾を放つが、今避ければ確実にみんなに当たってしまう

「クッ…危ない!」

翔一は体を大の字にしてイッセー達を庇った

「グアッ!!」

「「翔一(先輩)!!」」

「翔一…… どうして、また庇ったんだ…」

「ハァ…… ハァ…… 言ったろ? もう大切な者を誰も失ないたくないって……
それに助けられるのに助けられないほうが後悔するんだよ…クッ…」

このままじゃ、ダメだだけど、俺じゃ小猫の心は救えない…だから…!

「イッセー俺じゃ小猫ちゃんは救えても小猫ちゃんの心は救えない…
だから今度はお前が救う番だ。」

「だけど俺じゃ、お前みたく強くないしそれにどうしていいかわからないんだよ…」

イッセーは不安そうに返答するが俺は構わず話す

「なに…甘えがいつもやってきてることじゃないか…アーシアや部長にしたことをすればいい」

「だ、だけど…」

「いいか、俺には力はある。だが心までは救えない。
だがお前には他人の心を救う力がお礼状にある!だからやるんだイッセー!」

「わかったぜ!翔一!俺にしかできないこと必ずより遂げるぜ!」

そうしてイッセー達は後ろに下がった

「さて話は終わりかのう?」

羽衣狐は翔一に問いかける
だが翔一は答えではなくまるで決意のような言葉を言い放つ

「俺もそろそろ変わらなきゃいけない俺は変わるんだ…
もう一人じゃない、今はこんな俺でも一緒にいてくれる仲間がいる
だから俺に力をくれ!あの時みたいに殺す、戦う力じゃない…
守る力を…だから俺に力を貸せ!アギト、ミラーフィロアァァァ!!」

翔一は無意識に自分のアギトの力とあの時夢であった龍の名前を
叫びそれと同時に俺の視界が白くなる




俺は目覚めると、最果ての地にいた

「なんでまたここに…」

『翔一来ましたか…』

『ここまで来たか、あれを生み出し汝よ』

気づけば目の前にテオスとミラーフィロアがいた

「なんででここにテオスがいるんだ…」

『私はあなたがこの龍の存在に気づく前からこの龍と接触していました。
そして私がここにいる理由は、あなたの新たな力の覚醒を見届けるためです』

一体何を言っているんだテオスは…それにテオスの表情はなぜか
何かを決めた否覚悟を決めた表情をしていた、
そしてなぜかめったに浮かべない微笑みを浮かべている
そしてミラーフィロアが話しかけてきた

『汝よ、汝は我の力に覚醒した。そして我の力を扱うための
契約それをするためにここに呼び出した』

「とゆうことは、本当にお前の力が使えるようになるのか…」

俺は半信半疑に思いながらも質問する

『汝の発言通りそのための契約する…しかしお前に儀式を行う前に
我の隣にいる神が話があるそうだ、まずは話をおわらせてくるがよい』

そうするとテオスが近づいてきて俺に話しかける

『翔一あなたにはたくさん学ばせてもらいました』

「いきなりなんなんだ?テオス?」

『いえ、ただあなたはこの世界に来てからとても見違えたと思いまして』

「なんだいきなりまるで親のような発言して」

『ただ最初はあなたが命尽きるまであなたを見守ろうと思いました…
しかし、もう私が見守る必要はないようです。』

え…一体どうゆうことだ?

「だからいきなりどうしたんだよ…まるで別れような発言だな…っ!
まさかお前!」

『どうやら気づかれてしまいましたね。そうですこの時を持って私は
元の世界、そうあなたの生まれた世界に戻ります』

「なんだよ…いきなり…別れなんて…どうして……」

『私はもとより前の世界の始祖神本来ならば私はあなたを転生させるだけでした
しかしあるお方から頼まれたのです。あなたが一人でも安心できるまで見守ってほしいと』

なんだよいきなり…もうわけがわからない…ッ!

『最初はあなたが命尽きるまで見守っていようと思いました。
ですがあなたがこの世界での行動、心境、考えすべてにおいてもう私がいる必要が
ないのです。なんででしょうか、あなたと過ごしたひと時酔いもだと感じれます』

翔一は泣いていた。これまでテオスと過ごした日々を思い返しながら
いきなりの別れ。翔一も正直どうしたらいいかわからなかった。

しかし彼は考えた確かにもともと彼テオスはこの世界の神ではなく
前の世界での始祖神本来なら彼は前の世界にいなくてはならない存在
彼も別れたくないと思っていても別れなくてはいけない

翔一はそう思い流した涙をふく

「すまないな、柄でもないこと見せてしまって」

『そう、それでいいのです翔一。』

「どうゆうことだ?」

翔一は困惑したいきなり肯定されて訳わからなかった

『あなたは昔そう、あの時代で生きていたころは感情なんてないに等しかった
しかしあなたはこの世界に来て大きく変わりました。そうもうあなたは立派な人間です」

俺一応転生悪魔なんだけどな。でも俺が変わったか…
確かに俺はあまり感情なんてものを持っていなかったからな…

「まったくあんたは俺の親か、まったくだが…ありがとな」

『あなたにお礼を言われるとは、私も少しは良い神になれたでしょうか…』

するとテオスの体が薄くなり始める

「そうさ俺にとっては信仰としてじゃないが、最高の神様だ」

『あなたにそうひゃうかされるとは思いませんでした。
それと消える前にあなたにこれを渡します』

するとテオスは黒いカードデッキみたいなものを俺に渡してきた

『これはあの龍に私が渡すように言われたカードデッキです。
これであの龍との契約ができます。それに昔のあなたはカードを使って戦って
いたのでこれのほうがあなたの先方にはあっているのでしょう』

俺はテオスからカードデッキを受け取る
するとテオスの姿がもう見えないぐらいまで薄くなる

「これでお別れか…なんか最後の最後に情けないところ見せたな…
まあ、この世界で俺にしかできないこと…やってみるよ」

『そうですね。あなたにしかできないことですか…
私はこの世界を去りますが…応援させてもらいます』

そうして翔一とテオスは握手を交わし、翔一の最初の相棒テオスは元の世界へ帰った

そして翔一はミラーフィロアの前に立つ

『汝よ別れは済んだか』

「ああ、もう思い残すことはない…さてまずどうやって契約すればいい」

『汝が持つカードデッキに一枚のカードがある。
そのカードを我にかざすだけでよい、あとは我がそのカードに入ればよい
そして契約内容だが、まず我が汝に力を惜しみなく力を貸そう。』

「ああ、大体わかった…それで俺が支払うものはあるのか?」

『汝が支払う物などない。だが注意点はある。」

一体何だろうか…

『我は生まれて間もない龍以前よりも汝のアギトの力は成長している
だがこの契約により、契約前に変身していた形態には二度となれぬ
そして、この力は汝の精神、簡潔に例えると心に影響する。』

「つまり、俺の心境次第で強大な力も手に入る分、暴走のリスクもあるんだな」

『その通りだ。さて汝よ我熾鏡龍神(ミラージュ・オブ・Ð・アギト)ミラーフィロアと
契約し、共に守るべきもののために戦うか?』

改めてミラーフィロアが問いかける。
俺の答えはもう決まっている

「ああ、」俺は俺にできることそして、せめて手に届く範囲の人を
必ずすくためにお前と契約し戦う!」

俺は契約に同意したことを言い放ち俺はカードデッキから《CONTRACT》と書かれたカードを取り出し
ミラーフィロアの目の前のかざす。

そして吸い込まれるようにミラーフィロアがカードに吸い込まれていき
目の前が閃光に包まれる

そして翔一の手にあったのはあの何も書かれてない黒いカードデッキではなく
銀色アギトの紋章が埋めかまれたようなカードデッキがあった

そして俺はまた目の前が霧に包まれる





「「「翔一(先輩)?」」」

気づくと俺はさっきまで戦っていた森があるところにいた
そして右手には先ほどのカードデッキがあった

「ほう、お前何かが決意した顔になったのう…」

「まあな、俺の相棒のおかげでな…
さて羽衣狐、見せてやるよ…俺の覚醒、進化した力を!!」

そう言い放つと翔一は持っていたカードデッキを持つ

「なんだあのカードデッキみたいなのは?」

イッセーがつぶやくそれにイッセーの神器に宿る赤龍帝ドライグが
他のみんなにも聞こえる様にに答える

『相棒、俺は前の戦いで奴は龍になったといったが正確にはそうじゃない
正確にはあの形態時限定で奴はドラゴンになっていた』

「それって…つまり何が言いたいんだ?」

『奴が何をしたのかは知らんが、あいつに俺達とお同じ龍が宿っている
さらに奴に宿っていた神の存在が奴に宿っている龍の気配と同時に消えた
おそらくあいつは悪魔だが龍…つまり四天龍が封じられた神器所有者と同じ状態にある』

「よくわからないけど、今の翔一が俺と同じ状態なのはわかったぜ」

翔一はイッセーたちの会話を無視して持っていた銀色アギトの紋章が埋め込まれた
カードデッキを前にかざす。

そしてまるでアギトのオルタリンガ出現するように真ん中に
翔一が持っているカードデッキが収まるようなベルトが出現する

翔一は独自の構えを取り

『変身!』

翔一は持っていたカードデッキをベルトにはめ込む
そして翔一は黒いアンダースーツとアギトの頭部だけの形態になる
さらにまるで灰色のアギトが左右から二体ずつ現れ回転しながら翔一を包む

そこに現れたのは以前のよりも直角にそしてより鋭利に生えている金色の
日本の角、そして肉体的だったアギトの鎧の部分は人工的なフォルムそして銀色になり
所々にある共通した接続部のような部分。そして紅に光る赤い人口複眼

そして何より印象的なのはアギトの角が生えた龍の顔を模様した
機械的な手甲を左腕につけている

『ハ!』

そしてその戦士は構えながら言い放つ

『俺は戦う、自分のために、守る人のために!!』

こうしてこの世界に新たなAGITΩが誕生した













 
 

 
後書き
どうも天の道です。
みなさんわかりましたか?
そう新たなアギトは龍騎の力に進化しました。
実際、アギトも龍騎も同じドラゴンがモチーフだと聞いたのでやってみました!
そしてこの進化は、翔一の過去の付箋だったりします。
さて何の付箋か、考えてみてください!ヒントは翔一が絶対に深く関係しています

そして次回新たなアギトがアドベントカードの力を使い奮闘します!!
楽しみに待っていてください!!

では次回の後書きで…

感想などなんでもいいのでたくさんお待ちしています! 
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