ハイスクールD×D 覚醒のAGITΩ
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第五章:冥界合宿のヘルキャットと 爆炎神龍
AwakeningⅠ:過去の夢/そうだ、冥界に里帰りしよう
翔一は、夢を見ていた彼のいた世界での過去の夢だ
『龍華翔一特尉あなたに質問があります』
過去の姿をしている翔一は会談の時と同じ服装をしており
武骨で機械性がある一丁の銃口がないような銃を持っていた
『なんだ、いきなり』
彼は聞こえた声に返事をする、彼が持っている銃に向かって
そしてその銃が青く光り再び声が発せられる
『私には、人間の仁義、感情がよくわかりません
なぜあなたは―――を庇ったのですか?』
『なぜかって、体が勝手に動いたから』
『私によくわかるように説明してください。
その回答は私の判断に余ります』
『それでは完璧な人工知能とは言えないな、
完璧なら自分で考えて、考えん抜いて答えろ』
過去の翔一は持っている銃の真剣に向き合って話す
『私は完璧に作られた携帯型超兵器システム《ドミネーター》の
人口知能です、ですがまだ人間の心は全然理解できません
なぜあなたたち人間は自分の目的や命を顧みずにほかの人間を救おうとするのですか?
私は完璧に作られた人工地のなぜそこだけは理解ができないのでしょうか?
教えてください、
《超常兵器対策組織アポカリプス》最高幹部兼《フェンリル部隊》隊長龍華翔一特尉』
翔一が持つ銃が再び質問してきた。
『所属や名前をすべてしゃべる…聞かれたらどうする…
それに完璧がわからないのは俺にもわかるわけないだろう
…だが、完璧でわからなければ、完璧でなくなればわかるかもしれない
だからこれは俺から提示するヒントだ、バカになって考えろ、ミネ』
『……よくわかりませんがやってみようと思います。
それと私の名前は…』
翔一は銃がしゃべり終わる前に銃をしまいどこかへ行ってしまった
「うっ…なんだ夢か」
目が覚めると、カーテンから射し込む陽の光が、俺の顔に当たっていた。
夏休み前日、気温が上がったせいか…… はたまた、今見ていた夢のせいなのかは分からないが、
俺は汗だくになっていた。
「ずいぶん懐かしいことを夢で見たもんだな」
俺は、まだ前の世界で活動していた組織にいたころを見ていた
まあ、あの時は結局あいつの答えを聞かずに死んだからな…
「振り返ってもしょうがないな…今は自分にできることをするか」
俺は服を着替え、家で朝食をとり学校へ向かう
だが同居の件は一体どうなったんだ?
あれから引っ越しとかの声が聞こえないんだが…
俺はそのことを考えながら学業に勤しんだ。
放課後俺はいつもの通り部室に向かおうとするが
メールで『今日の部活はないわよ、それと翔一イッセーの家に来て頂戴』
ときたのだ、俺はそのまま学校のの昇降口につくとそこに翼とティアが待っていた
「翔一様待っていました」
「翔一、お姉ちゃんが迎えに来たぞ!」
どうやらあの二人も部長に呼ばれているみたいだな
それにしてもここにいる男子生徒全員から敵意を感じる
はあ、俺の平穏な学校生活が消えていく…
そう考えながら、俺たちはイッセーの家へ向かう
「なあ…翼、ティアここ本当に家と呼んでいいのか……」
「これは…まるでビルだな…」
「ほおー赤龍帝の家はここまででかいとは、さすがだな」
翔一は恐る恐るその家の表札を見る
「確かに『兵藤』て、書いてあるが…え?…」
「どうしたんですか?翔一様?」
「どうしたのだ?翔一」
翔一は、表札を見て絶句した。
なぜなら表札に『兵藤』の下に『龍華』の表札があった
どうやら俺たちが学校に行っている間に引っ越し+改築を終わらせたようだ
とゆうか勝手に引っ越しさせられたし、しかも俺の家があった土地は
このビル並みの大きな家の敷地になっていた。ちなみに六階地下三階である。
兵藤家の両親に挨拶は済ませたが本当に共同生活になるとは…
ちなみに部屋割りは、
一階:兵藤夫婦
二階:イッセー、リアス、アーシア、朱乃、ゼノヴィア、小猫
三階:すべて空き部屋
四階:翔一、オーフィス、ティア、翼
五階:すべて空き部屋
六階:すべて空き部屋
突然の引っ越しから数日後
「冥界に帰る?」
「ええ、里帰りをしようかと思って」
なるほど、部長は純血の悪魔だから冥界に実家がある訳か。
悪魔にも里帰りの風習があるんだな、いいよな里帰り
「イッセー。お前は何泣いているんだ?」
「だって!てっきり部長が俺を置いて冥界に帰っちまうと思ったんだぞ!?」
まるで親離れできない子供だな…まあ、部長に限ってそんなわけは無いと思うんだが
「馬鹿ね。皆で行くに決まっているでしょう?」
だろ?でも俺も行くのか…冥界は初めてだから少し楽しみだな
でも、みんな?もしかして…
「部長、皆って……」
「勿論翼も一緒に来るのよ?」
大丈夫なのか?教会関係者が冥界に行って
「俺も冥界に行くぜ」
「「「「!?」」」」
すると、言から入ってきたアザゼル先生が、不敵に笑っていた。
「ど、どこから入ってきたの?」
「……… 気配すら感じませんでした」
「?何言ってるんだ部長、木場。アザゼル先生は普通に玄関から来てたが?」
「気付いていたのは翔一、翼、ティアマット、オーフィスか……
他は修行不足だな。向こうできっちり鍛えてやるから覚悟しとけよ?」
アザゼル先生は俺達の先生役を引き受けてくれた。
その豊富な知識で、今後の戦闘スタイルの指導までしてくれるそうだ。
この世界の先頭スタイルか…もしも俺の戦闘スタイルがどのように評価されるんだろうな
「アザゼル、貴方はあちらまで同行するのね? 行きの手配は此方でしておいていいかしら?」
「ああ、よろしく頼む。 悪魔ルートで冥界入りするのは初だな。
楽しみだぜ、いつも堕天使ルートだからな」
冥界か 改めて考えると正規の冥界ルートて一体どうやって行くんだ?
単純に今まで通り魔方陣だろうか?でもイッセーと俺は通れないしな
まあ、その日になれば分かることだな
でもそしたらオーフィスは…
「・・・リアス、我、イッセーと離ればなれ?」
そんな時、オーフィスはとても悲しそうな表情で部長にそう尋ねた。
確かに、オーフィスはさすがに厳しいな……
それに夏休みになったら俺の力量見てもらったり、鍛えてもらう約束しているからな
「そうね・・・オーフィスに関してはなかなか難しいのよね。
無害ってことは分かっているわ・・・
ただ、元禍の団のトップってことが厳しいわ・・・
でも公にはなってないんだし、大丈夫かしら・・・でも・・・」
すると部長は自問自答をするように独り言をつぶやきながら考え込む。
確かにオーフィスはそれまでの経歴に若干の問題があるから考えるところだな
「まあいいじゃねえか。オーフィスを連れて行っても特に問題はないと思うぜ?」
「そうかしら……まあ堕天使の総督が言っているなら問題ないでしょう。
オーフィス、あなたも来なさい」
「ありがとうリアス、翔一と、一緒♪」
オーフィスは笑みを浮かべていた
ありがとうございます、部長
それにしても冥界の正規ルートはどのように行くのだろう?
まあ、当日になればわかるか。
冥界に行く日、俺達は何故か最寄り駅の駒王駅ににいた。
しかも服は学校の制服だ。何でも冥界ではこれが正装らしい。
「にしてもなんで駅なんだ?」
「俺に聞くなイッセー」
「直ぐに分かるよ」
木場にも直ぐ分かると言われて大人しく着いていくと、地下に下っていった。
「地下!? 冥界に行く方法って地下にあるのか!?」
「それ以外にも、悪魔専用ルートがあってね。町の至るところにあるよ」
悪魔はどれだけの技術を持っているんだと思った
そして地下に着くと、そこにはかなりの広さがあるホームがあった。
「広いな…それに何だ、あの貴族列車らしき物は」
目の前には、悪魔的な紋章がたくさん刻まれた列車が鎮座していた。
「グレモリー家所有の列車よ」
悪魔の貴族はなんでもありなのか…
もう、俺は悪魔の金銭感覚や物品感覚について考えるのは絶対に止めようと心に誓った。
「さっ、直に出発するわ。早く乗りましょ」
「イッセー君。行きますわよ♪」
「うわぁ!?」
「あっ!ちょっと、朱乃!私のイッセーよ!!」
「ずるいです!私もイッセーと一緒がいいです!」
部長は朱乃さんとイッセーを取り合い、
それをアーシアが涙目になりながら追って、列車の中に入っていった。
「大変そうだなイッセーは、」
「あはは… もう名物のような物かもね…」
と、苦笑いしながら木場と翼は入っていった。
「ほら行くぞ、お前ら」
「じゃあ、私も行くとするか」
アザゼル先生とゼノヴィアも列車に乗った
後は俺と小猫、オーフィスだけになったんだが
小猫乃様子がおかしい気がする
「大丈夫か小猫ちゃん?」
小猫の元気が無いのだ。
最近こんな調子で、上の空になっていることが多い。
大丈夫だろうか…
「…… 大丈夫です」
その一言だけを答えて、小猫は列車に入っていった。
「ならいいんだが、元気出したほうがいいぞ…ん?」
「翔一、我と、手を、つなぐ」
オーフィスが手をつないできた
そして俺は小猫のことを頭の隅に置きながら
オーフィスと列車に乗った
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