Subject wars record0
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4. Decrescendo
前書き
段々遅くぅ............d=(^o^)=b
エレベーター内部
生徒「あ........ありがとうございます。」
生徒、ショートな茶髪に金色の目。
制服は水色である。察するに女子。
蒼「気にすることないって。」
若葉「上層階も安全ではないねん。」
霊葉「まぁ普通そうだよね(笑)」
若葉と霊葉は互いに肯定する。
先程あの狂い野郎へ素早く反応できたが、
もし騒がしかったら反応も遅れただろう。
この生徒さんは運が良い。
生徒「わ........私は夏木 鈴といいます。
新一年生です。」
蒼「五十嵐 蒼。同じく新一年生。」
若葉「若葉 リョウ。 同じくね。」
霊葉「黒瀬 霊葉。以下同文。」
鈴は3人の自己紹介に驚いていた。
同じ新一年生がここまでやるのも珍しいのだろう
俺は腕時計を確認する。
25:30
なかなか終わらない。今のところあの
狂い野郎だけだが..........いや。あいつだけ?
本当に?生徒の人数は推定300人は
軽く越えている。
一人くらい........狂った性能の............
いや、一匹か。単位的に。
俺たちは今のところ持ち物がない。
空き瓶すらない。
最悪靴で........いやいやあかんわ。
俺たちは地下ルートに出戻ることにする。
なんやかんや安全だからだ。
奴さえ退散していれば。
蒼「奴がいないことを願う。」
霊葉「奴の声は........どう?」
なにも聞こえない。
そして地下ルートへついた。
やはり地下は金属音が響く。
その点で奴の存在を把握できる。
俺たちはなにかの動力源の辺りに座り込む。
複数ある冷却云々とか貯水云々みたいなやつ
蒼「霊葉........一応背後の確認だけ」
霊葉「了解。サッ」
両端から敵影の確認をしている。
若葉「スゴい仕事できるよなドンッ!」
鈴「そうですよね........ドンッ!」
蒼「霊葉!?」
霊葉「..........っ!」
霊葉は冷静に上を見上げている。
俺も上を見るっ!?
そこにいたのは
人間と蝙蝠が合わさったような全長
3mを越える化け物であった。
?「..........ゴバァッ!」
霊葉「っ!」
蝙蝠は俺たちに向かって降下してきた。
やはり勘の良い霊葉狙いか。
霊葉は給水パイプみたいなものを潜り抜けて
交わしている。
蝙蝠はパイプに激突しようとなにせん顔だ。
今は丸腰だ。逃げるしかあるまい。
ヴヴヴィィィィィィィィィィィィィィィィィィンン!!!!
?「ブルァァァァ!!!」
奴が爆走してきた。
蒼「くそっ!こんなときに!」
若葉「逃げるしか!」
鈴「ひゃぁぁ..........」
霊葉「..........」
入り組んだ地下ルートも蝙蝠がいれば
ほぼ無意味だ。さらに狂い野郎の足は
なかなかに速い。
運動嫌いな若葉、鈴には荷が重い。
若葉「このパイプ機器ってなんだろうか。」
霊葉「恐らくガスかなんか。」
鈴「死んじゃいますよ!このままじゃ!」
若葉&霊葉「このまま......ならな。」
言うより速いか、二人は行動していた。
まず蝙蝠を電子機器に
ぶつけて足蹴りを食らわす。
チェーンソー野郎のチェーンソーを交わしっ
きれず二人とも腕を軽く擦る。
しかしそのチェーンソーが電子機器本体に
当たり、爆発。
?「ゲバァッ!」
?「ブルァァァァ!!!!!!」
若葉「うわぁっ!」
霊葉「ったぁ..........!」
全く。無茶するぜ。
蒼「二人とも........走れるか?」
若葉「問題ないぜぇ!」
鈴「血出てますよ!」
霊葉「っ............!」
女子には少し負荷が重いか、腕を押さえ込んで
しまっている。
蒼「俺は通路をわかっている。
若葉はご覧の通りだ。鈴。霊葉を任せる。
エレベーターまで突っ走れ!」
鈴「霊葉さん........行けますか?」
霊葉「だ......大丈夫。」
その言葉と共に俺たちは走り出した。
後書き
霊葉さんカッケェ!!!!
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