学生活
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十二話 頼れる相棒
山崎「お、おい…」
雪美「嘘でしょ?」
山崎と雪美が驚愕する
陽炎「ありえん…こんな事は…」
鎖雅「いや…ありえるんだろ…目の前で起こってるし…」
先輩方も驚愕する
驚愕する…せざるを得ない理由は先程からミカがやっているコインゲームにある…
ミカ「あはは!ゆっきー見てよ!さっきから7しか揃わない!」
そう、先程からミカは100円分のコインで初めて最初から今まで7しか揃えてないのだ
コインはどんどんしたに落ちていき地面に溢れかえる
「このゲームは、100円分のコインでそこまで引き出せるゲームなのか?」
山崎「いや!引き出せねーよ!ミカが天運すぎるんだよ!」
真面目な質問に対して山崎は何故かツッコミをいれてくる
それにしてもよくコインが尽きないなと言うほどの量のコインが出てくる
山崎「そういや、冬季はなんかやったのか?ゲーセンに来たんだし1つくらいやれよな!」
「問題ない、先程キチガイバスターズをプレイしてきた、雪美に言われてだが…」
雪美「私がお兄ちゃん招待しちゃった!これで山崎君より強くなれるアイテムが手にはいる!」
山崎「あ!ずりぃぞ!俺が招待するつもりだったのに…」
先を越され落ち込む山崎、それを放置してミカの近くに向かう
相変わらずジャラジャラと音をたてながらコインが出てくる、止まる気配がない
「おい、ミカ…そろそろ終わりにしとけ、ほら店員がすごい目で見てるから」
ミカ「ほんとだ、怖いなぁ~、終わりにしますよぉ~」
ミカはキリがいいところで手を止め、コインはご自由に~と一言呟いてクレーンゲームのコーナーに向かっていった、それを店員が見てホッとした様子を見せた
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ミカ「今日は楽しかったねぇ~」
コインゲームでひたすら当たりを出したミカはご機嫌である
雪美「キチバスで山崎くんがあそこまで強かったとは…招待報酬のアイテムがあるとはいえ…」
山崎とキチバスをやっていた雪美は長々と独り言
二人の先輩は決着がつかないとまだゲーセンに残り奮闘中
少し楽しかったな…と思いながら帰っているといかにもヤンキーしてますよ感がすごい二人に絡まれた
ヤンキーA「よう?冬季じゃねぇか、久しぶりだな」
ヤンキーB「相変わらず表情が変わらねぇな?もしかして俺らの事忘れてるわけねぇよな?」
自分に全く心当たりのない二人だがどうやら二人は自分の事を知っているようだ
しかし心当たりがないのは変わりない、ここは人間関係?とやらを崩さないように人間らしく接する
「いや?お前らみたいなヤンキー面これっぽっちも覚えてない、どこかであったか?それともあれか?昔ものすごく地味で全く印象にない系の男子二人か?もしそうだとして、なんで俺に話しかける必要がある?こちらに得があるのかな?得があるなら俺は歓迎しよう、逆に特がなく時間の無駄になるのらさっさとご退場願いたいものだ、さようなら」
我ながら中々いい接し方をしたと思う、きっと彼らはこれで引き下がってくれるだろう、
…と思っていたら急に殴られる
ヤンキーB「相変わらずの性格だな、冬季…昔も長い台詞で俺たちを避けようとして殴られたよな?」
ヤンキーA「今回はお友達もたくさんいるようだしこれくらいにしといてやるけど…次会ったときっ…」
台詞を言わせる前に山崎がAを殴る
Aは数メートル吹き飛び倒れ、痙攣しながら気絶する
山崎「すまん…軽く殴ったつもりだけど大丈夫か?あ、それと、さっき冬季を殴ったお前」
Bの方に指を指しながら…
山崎「俺はな、知らねぇやつが殴られるのは割りとどうでもいい…けどな折角出来た友達が殴られてどうでもいいって言うクズじゃないんでな、本気で殴るけど…構わんよな?」
そういいBをさっきの数倍の力と速さで殴る
BはA以上に吹き飛び倒れた
山崎「すまねぇなー!殴られる前に止められなくてよ!ん?なんだよ皆その顔は?あ、もしかしてびっくりしちゃった?」
ミカ「山崎くん意外と強いんだねぇ~!」
雪美「キチバス以外でも強い…だと…」
反応はそれぞれだがびっくりしている様子だ、正直自分もびっくりしている
山崎「冬季もなんか反応しろよぉ~なんか恥ずかしくなってきたぞ!おい…反応しろよー!俺ら友達だろ?あれ?俺ら友達だよな?」
「あぁ…助かったよ、山崎、すまないな」
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