戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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最終回 遂に終わりだ!大団円!!その十三
「頑張ることだ」
「よし、自衛官になっても頑張ります」
「酒池肉林で生きていきます」
「給料は安いですけれど」
「貯金もありますし」
後は内緒の財テクである、非合法賭博だ。
「ギャンブルはばれないようにします」
「そこはもうわかってますから」
ちなみに万が一パクられると公務員の場合懲戒免職である、野球選手でも名球会入りした選手が大幅減棒を受けた。
「そうしていきますんで」
「楽しく生きていきます」
「わかった、では君達の任務を解く」
今この時を以てというのだ。
「元気でな」
「はい、じゃあ早速DT捨ててきます」
「卒業してきます」
「お相手の方はおられるのですか?」
お色気担当だったが出番は少なかった伊藤さんの問いだ。胸が開いたたいとミニのスーツは実に淫靡である。
「そうした方は」
「これからです」
「これから見付けてきます」
これが二人の返事だった。
「お金持ちの未亡人」
「海が見える別荘持ってる」
「そうした人とです」
「俺達巡り会ってきます」
それぞれそうしてくるというのだ。
「それでその人に教えてもらってきます」
「これから」
「わかりました、ではまたお会いしましょう」
伊藤はその二人に微笑で応じた。
「その時があれば」
「もう君達を呼ぶことはない」
悪田部はこのことも約束した。
「最後の敵の首領を倒したボーナスも口座に振り込んでおいた」
「はい、それじゃあこれで」
「さようなら」
はじまりは強引だったが最後はあっさりとしていた、二人は悪田部の前に変身装置も武器も全て置いて彼の事務所から去った、だが。
「自爆装置とか身体の中にあって」
「ああ、それはな」
「昨日手術受けて取り除いたんだよ」
二人は瞬に学校で話した。
「麻酔なしでな」
「麻酔あったら患者が苦しまず痛くないから面白くないっていう医者が執刀医でな」
物凄い医者である。
「そいつに二人まとめて手術受けてな」
「死ぬ思いしてきたぜ」
「無茶苦茶しやがって」
「腕が悪かったら最悪だったな」
「痛い重いして死ぬとかな」
「ないからな」
「というか麻酔なしで外科手術って」
そのこと自体に驚く瞬だった。
「凄いわね」
「患者が痛むの見るのが好きらしいんだよ」
「苦しむ相手をさらに苦しめることがな」
「その相手に手術をして助ける」
「それが大好きらしいんだよ」
「悪趣味ね」
それも極まりない。
「そんな人いるのね」
「それでその医者に助けられたんだよ」
「手術受けてな」
「爆弾取り除いてもらったぜ」
「これで完全に自由だ」
「それはよかったわね、それでね」
あらためて言う瞬だった。
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