東方緑兵物語
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美鈴と門番
前書き
こんにちは、そして投稿大幅に遅れてすみません、3日か一週間以内には出すと言っておいてこの始末、本当に申し訳ないです遅れた言い分としては、仕事が激務で小説を書く時間が中々作れずこのような事になりました、今後はもっと早く描けるようにしていきます、それでは本編へどうぞ
紅魔館正門前
紅魔館に来てから2日経ち、しばらくの間置いてもらう恩返しにという事で、何か手伝うと咲夜さんに申し出たら最初は断られた、客人だからと言う理由らしい、だけど受けた恩を返さない訳にはいかない、という事を話したら紅魔館の全体的な簡単な業務をして欲しいと言われた、皿を洗ったりとか中庭の掃き掃除とかだな、そして今からは紅美鈴という中国人みたいな人?と一緒に門番をする事になっている
「紅美鈴さんか、一体どんな感じの人なんだろうか…まあ、この館を守るくらいなんだ、相当な実力者なんだろうな」
美鈴さんの人物像を頭の中に描きながら中庭を進む、道中であった咲夜さん以外のメイドさん達に挨拶をした、ここに来て咲夜さん以外のメイドさんを見て思ったのだが、ここのメイドさんはやたら背丈が小さい気がする、大きい人でも俺の胸くらいの身長だ、咲夜さんは俺と同じくらいだが、それになんか背中に綺麗な透明な羽を背負っている、一番その羽に近いのはトンボだろうか、まあなんとも言えない感じだけど、何処となく妖精っぽい雰囲気が出ている気がする、そんなくだらない事を考えているといつの間にか門に到着していた、この門の反対側に美鈴さんがいる筈だ、門を開けて美鈴さんを探すと、門のすぐ横にいた、ただしたったまま寝ていた、実に器用に寝ている、
「あれ?寝ている…そう言えばここに初めて来た時も寝ていたよな、これじゃあ門番の意味が無いんじゃないのか?」
俺は美鈴さんを起こそうと肩に触れようとした、結果的には美鈴さんを起こすことができたのだが、その代償なのだろうか何故か俺の体が宙を舞っていた
「何やらいつも感じる気と違うものを感じたから起きてみれば貴方は誰ですか?」
「いててて、あれ?話来ていませんか?しばらくの間紅魔館において貰えるのでその間のお手伝いって事で色々働かせてもらっていて今日は美鈴さんと門番って事なんですけど…」
「あ!じゃあもしかして貴方が純さんですか?すすす、すみません!てっきり不審者かと思って、怪我はありませんか?」
そう言って手を差し伸べてくる美鈴さん、その腕は俺を投げ飛ばしたとは思えない程細い腕だった、一体何処にそんな力があったのだろうか
「えぇ、大丈夫です、このくらいのダメージなら平気ですよ」
「そうですか、ならよかったです、えーと一緒に門番してくれる、でしたよね?」
「あぁ、はいそうですよ、と言っても何をすればいいのか全然分からないんですけど…」
俺は兵士であった訳だから、交代制で門番をした事はあるんだが、そこでのルールがここでも適応されるとは限らない、つまり何も知らないと同じ事だ、まあ、その辺は美鈴さんに聞けば済む事だけど
「門番の仕事ですか…んー、紅魔館に悪意ある者を入れなければいいので特にこれと言った規則とかは無いですね」
「その悪意ある者と無い者との見分け方は何かあるんですか?」
門番をするに当たって一番重要な部分だ、これが分からなければ門番を務める事は出来ない、
「紅魔館に入るにはここしか無いので、入る時の言動とかで判断するしか無いですね」
とてもアバウトな方法で選別する様だ、もしかしたらここでは俺の常識は通用しないのだろうか?そんなバカな
「いいんですか?そんなアバウトな方法で…かなりザルになると思うんですけど…」
「まあ、そもそもこの紅魔館に喧嘩吹っ掛けようなんて命知らずはこの幻想郷には殆どいませんからね」
「はぁ、そうなんですか…って幻想郷とは何ですか?ここの地名か何かですか?」
幻想郷、地名にしては可笑しな名前だな、それともここの住民だけでの呼び名なのだろうか、何にせよ詳しく聞きたい、もし地名ならば俺が元いた場所にも簡単に戻れるかも知れない
「あれ?幻想郷を知らない?という事は純さんは幻想郷の外側から来た人なんですね」
「外側?どういう事…ですか?」
「えーと、話すと少し長くなるんですけど…」
美鈴の話によるとこの幻想郷と言う場所は俺がいた場所、むしろ世界とは全く別の次元に当たる場所らしい、詳しくは美鈴にも分からないらしいが簡単に言ってしまえば俺から見ればこの幻想郷は異世界って事になる、
そしてその事実が分かったところで俺の置かれている状況は更に悪化する、俺がいた場所から別の場所に移動しただけならばまだ何とかなる、だがそれをも超えて別の世界に来てしまったとなっては俺には帰る手段がどこにも無い、
当面の間…もしかしたら死ぬまでここにいる事になるかも知れない
「うーむ、幻想郷か…帰れる気がしないな、美鈴さんは何か方法とか知ってたりしますかね?」
「残念ながら私は何も…ただこの紅魔館には地下に大図書館があるんです、もしかしたらそこに資料くらいはあるかと」
「図書館か…わかりました、門番終わったら向ってみます」
大図書館に俺が帰る方法のヒントすら無いかも知れないが、俺が出来る限りの事はしてみよう、諦めたりするのはその後だ、とりあえず今は門番に集中しようと思う、せっかく恩返しのつもりでやっているんだ、無駄な事して失敗するわけにはいかない、俺は気を引き締め直した
後書き
どうでしたか?感想等お待ちしております、最近思うのですが、僕の小説を見直したりすると、オチがあまりしっくり来るような奴が少ないと思いました、だからと言って直せるほどの技量は無いのが悲しいところです、まあ、いずれ治せるように頑張っていきます、それでは
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