暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】
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クラス対抗戦
第11話 決戦!クラス対抗戦 Ⅰ
前書き
対抗戦への始まり。
書いててネタに困って書くスピードがどうも上がりません……
白夜SIDE
やれやれ…やっと解放されたか……
痛みに悩まされておよそ2~3日、やっと痛みから解放されて教室に向かうけど、暫く眠ってたせいで足下がおぼつかずにマドカに肩を貸してくれなきゃマトモに歩けない状態だった。
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マドカと一緒に教室に入ってすぐ……
『キャ〜〜〜〜!!!!』
全員が騒ぎ出して咄嗟に拳銃に手が触れたけど……
千冬「お前ら朝から騒がしいぞ!ちよっとは静かに出来んのか⁉︎」
突然現れた織斑先生の一言で呆気なく収まった。
けど……
ーーーー
千冬「お前の様子がどうもおかしいから、マドカから話を聞かせてもらった。
今回は仕方なかったとはいえ、暫く補修だ。これは女達を騒がせた罰だ」
俺へのペナルティーは大きかった。
幾らなんでも横暴過ぎないか?
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それから昼放課にてクラス対抗戦のトーナメント表が発表されて、簪は専用機持ちが3クラスしか居なかったことを理由に山田先生と戦うことになり、俺は二組の凰と戦うことで決まったみたい。
とはいえ、今の俺は暫く寝てたせいで補修を喰らってそれに専念しなきゃならないから、今のところは関係ない。
ってかしくじっても"闇夜"辺りですぐ圧倒出来るからそう心配する必要なんかない。
千冬「おい聞いてるか白夜、私の補修で他に気を回すとは随分いい度胸だな」
≪パシーンッ!≫
けれど一番の失策は織斑先生の補修で他に集中してたことだった。
たく……自業自得だから言い返せんが……痛い……
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白夜SIDE
補修開始から数日経過して……
白夜「終わった……」
やっと補修から解放されて特訓に専念出来るようになったから早速アリーナへと向かう。
けど……
箒「やっと復帰したようだな、白夜」
セシリア「お戻りになられるのを今か今かと待ち望んでましたわよ?」
ま~た厄介な奴らと鉢会うとはホントついてねぇ〜……
白夜「なんだよ…コッチの都合で補修やらされて何が悪いんだ、織斑先生に文句付けんのか?
そんなことしようモンなら容赦しねぇぞ」
箒「いやそうとは言われないが……」
セシリア「あの織斑先生に文句なんて…言えませんわね……」
白夜「ならば文句を言うな。後言うが、俺は織斑先生の命令以外は一切指図受ける気は無いからな」
「「はい……」」
これ以上聞こうものなら厄介な方へ転がりそうな気がして脅しをかけて口答えする前に黙らせておいた。
白夜「とにかく行くぞ。こんなところで無駄話してたら時間の無駄だし他人に迷惑だ」
セシリア「そう…ですわね……」
箒「簪の件も…あるから…な……やむを得まい……」
それはまだしも、今はクラス対抗目前だからアリーナを使える時間がかなり限られているから長話してる場合なんかじゃない。時間を無駄にさせないためにアリーナへと急ぐ。
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アリーナの更衣室でISスーツに着替えてピットに入るとそこには……
鈴音「待ってたわよ!」
マドカや簪ならまだしも、呼んでもない凰が立っていた。
白夜「おめえ別のクラスの分際で何でこんなとこにおんじゃこの野郎、死にてぇのか?」
鈴音「何よ、おんなじクラスの奴が良くてあたしは居たら駄目なのよ⁉︎」
白夜「他のクラス代表に手の内見せたくないからさ。
てか訓練そんな時間の余裕ねぇから、それ以外での用なら手短に言え」
鈴音「解ってるわよそのくらい!」
用があんならサッサと済ませて欲しいもんだが、下らん話なら問答無用で叩き潰してやるまでだ……
鈴音「この間の件なんだけど、あの時は御免……あたし、何も知らなかったから……」
白夜「たく、そのことかよ。普段なら一発腹にぶちかますとこだが今回は良しとしよう、だが二度と似たような事しようモンなら容赦しないからな」
鈴音「噂に違わず恐いわね。まあ肝に銘じておくわ……」
なんだと思って話聞いてみたらこの間の件での謝罪だった。まあ別に気にしたくないから忘れたいモンだからつい殴りたくもなるけど、それは流石に世間体に良くないから警告くらいで押し留めとくとする。
鈴音「後さぁ……」
まだ話があんのかよ……
白夜「今度は何だ?面倒な話なら容赦しねぇぞ」
鈴音「いやいや、別に疚しい話とかじゃないから!」
たく、手短に頼むぞ代表候補生……で、何の話だ……?
鈴音「今度……あたしの手料理食べてくんない?」
それかい……けど悪いが……
白夜「残念だがお断りだ」
鈴音「ちょっと何でよ⁉︎」
別に断る義理はないけどな……
白夜「この間から織斑先生に料理修業の手伝いやらさせられてるんだよ。“全然上手くないから料理教えろ”ってな。
それだけならまだしもマドカにも教えて、挙げ句の果てには2人の失敗作喰わされてるんだからんな事に付き合う暇なんざねぇよ」
「「「えぇ〜〜〜〜!!!!!???」」」
相変わらず煩いなぁ……まあ、あの織斑先生が料理出来ない事知ってる人間なんざそう滅多に居ねぇからな。驚いたってしゃあないだろうな……
しかも何度作っても殺人兵器が出来上がっちまうから、いっつも俺が残飯処理させられて腹壊して胃薬飲んで不機嫌になって……たく…考えただけでもムカムカするなぁ……
加えて言うなら、更に弁当欲しがれば俺が作って、更に織斑先生の部屋の掃除や洗濯までさせられて……って…これ使用人がする事じゃないか?何で掃除,洗濯までいつの間にやってんだ俺?自分で言うのもなんだが全然意味解んねぇ……
ーーーー
鈴音「まぁ…それなら仕方ないわ……じゃあ代わりにだけど…あんt…あたしの友達に会ってくんない?
男友達の一人は必要だろうし」
ほう…俺に友達紹介すっとはな……ってまさかあいつら(五反田兄妹)か?なら駄目にきm__!
鈴音「言っとくけどアンタの事はちゃんと説明しとくから安心して。そんでも解んないのならやっちゃってもいいから」
って保険付きかよ……まぁ…だったら行っても別に問題無いか……
鈴音「そんなことはさておき、あたしと一つ賭けでもしない?」
って何でいきなりそんな話になるんだよ?さっきの話どうでもいいのかよ?
……まっ、こっちとしてもどうでもいいがな……
白夜「んで、賭けってなんだ?」
鈴音「簡単よ。来週のクラス対抗戦で勝った方が負けた方になんでも言う事を聞かせるってやつよ」
ほ~う……それは俺に対して挑戦状を叩きこんだと捉えてもいいのかたく……まあいいとしよう、どの道叩き潰すまでだ……
白夜「イイだろう。だが俺は強いぞ、生半可な手立てなんざ通用しねぇぞ」
鈴音「臨むところよ!力の差を見せてあげるわ‼︎」
そう言った凰は言いたいこと言ってせいせいしたのかそのまま走り去っていった。
たく……面倒事はいつになっても増える一方だな……ムカムカして仕方ねぇ……
ーーーー
セシリア「白夜さん、いつもそうですが恐いですわね」
箒「全くだ。こんな奴だから、こいつに力をやった奴も相当恐ろしいのだろうな」
フン……あの人か……まっ、あの人のことはまだ解んないし、とりあえず時を待つか……
まあそれはそれで……
白夜「そういや。この前は散々コケにしてくれたな、おい」
箒「何の事だ、私達は別に何もしてないだろ?」
セシリア「そうですわ、人聞きの悪い事を仰らないで下さいな!」
ほ~う、この前の事をもう忘れたとはいい度胸だな……
白夜「まあ今回は前の件もあったから、その分容赦なくやらせてもらうから覚悟しとけよ。小娘共……」
「「≪ガクガクブルブル……≫」」
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「「ひぃいいいいいい〜〜〜!!!!!!!」」
その後、アリーナにてセシリアと篠ノ之の断末魔の叫びが木霊したものの、2人を助ける者は誰一人と居なかった……
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白夜SIDE
翌日
『さあさあ!いよいよ始まりますよ、クラス対抗戦!
実況は我々新聞部がお送りいたしま〜〜す‼︎』
『わあぁああああああ〜〜〜!!!!!!』
待ちに待ったクラス対抗戦が開催日となり、会場のアリーナは満席になるほどの盛り上がりっぷりだった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
けど俺は今アリーナには居ない。何故なら……
白夜「織斑先生、アリーナの席のチケットを使ってぼろ儲けしようとした生徒を捕らえました」
千冬「うむ、助かるな」
試合裏でチケットを買い占めてそれを高値で取引しようとする連中が居るから、試合が始まるまでは不正をはたらく生徒達の検挙で手詰まりになってしまうだろう……
千冬「お前はこの後試合だからあがってもいいぞ。もう何人も捕まえたからこれで十分良い薬になるだろう」
白夜「解りました。では俺はここで」
今日だけでもせいぜい10人強を捕まえて首尾は上々。
けど近いうちに試合だからと言われて俺は言われるがままその場を後にしてアリーナへと向かった。
そして……
「「ぎゃああああああああ〜〜〜!!!!!!!!」」
その後捕らえられた生徒は皆織斑先生からの鉄拳制裁を喰らったのはいうまでもない……
後書き
なんか書いてみて……疲れます……っと言いますか白夜だけならまだしも織斑先生やらマドカやらセシリアやら簪達の視点で書いてるとネタに困って仕方ありません……
さて次回は白夜VS凰、そして……
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