サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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ヒカリ:「、、、この曲ねっ、、。
あたしが20歳の時に聴いてた曲なのっ」
サトシ:「、、、ヒカリ」
サトシはヒカリをジッと見つめていた。
ヒカリ:「、、ん?、、、なぁに?」
サトシ:「今の歌、、、」
ヒカリ:「え?、、、」
ヒカリ(もしかして、感動してくれたかなっ)
サトシ:「85点だってさ!!」
ズゴッ
ヒカリ:「っっ、、。もう!」
毎度の事のように、ヒカリはサトシに呆れた。
サトシ:「、、、でも、
俺は100点だと思ってるぜ!」
ヒカリ:「もうっ、いいわよ別にっ」(プン)
ヒカリは少々不機嫌そうな表情を見せた。
サトシ:「、、、ヒカリ、歌上手いんだな」
ヒカリ:「、、、ふんっ。、、、べ〜!」
そっぽを向き、料理のメニュー表を
手にとるヒカリ。
サトシ:「、、、」
スッ
サトシは張り込みの席から立ち上がり、
ヒカリの隣に座った。
ヒカリ:「、、、?」
スッ(デンモク)
サトシ:「、、、へぇー。今の曲、
”world〜貴方がいた場所〜”って歌なんだっ。
いい歌だったよな!」
ヒカリ:「、、、まぁねっ♪
あたしが聴いてる歌だもんっ♪」(笑)
サトシ:「20歳の時に聴いてた曲か、、」
ヒカリ:「、、、眠れない夜はいつも、
この曲聴いて泣いてたなっ、、、」
サトシ:「えっ?」
サトシがヒカリの方を見ると、
ヒカリは悲しい笑顔を浮かべていた。
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