| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

夢の274㎝

作者:小虎
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

三打目 初試合

「とはいっても、まず君らの今を見たい。
てなわけで……順位戦を行う❗」
「わかりました、皆にはそう伝えますね。」



三日後
斑鳩学園校内戦
「よし❗まず、第一試合始め‼」
第一試合
早田隼人【1年】対 真中幸田【2年 現8位】
「お願いします。」二人の声が響く
(真中さんは、攻撃型、粘ってみようか?)
第一セット サービス早田
ヒュッ カン
(まだ、中学上がりか…)
ビュッ 真中のフリックが早田に襲いかかる❗
(来た、)
バチッ 
「なっ?嘘だろ。」
ボールは真中のコートで跳ね、後ろへと飛んでいった。
「やるな。見込んだ通りかな?」
その後
バチッ、カン
第一セット 
11-5 
第二セット
「くそ。」
真中の渾身のスマッシュに早田は対応する。
台から五メートル離れているだろうか?そこからドライブを真中のコートへ叩き込んだ。
11-3
第三セット
早田は真中の攻撃すべてを防ぎ、カウンターを決めていった。
流れは真中に一度も行かなかった。
11-5
トータル3-0
早田の勝ち

第二試合
長谷川正毅【2年 現5位】対 長野岬【3年 現1位】
「さぁキャプテンのお手並み拝見といこうか。」
「お願いします。」
第一セット
カン シュ カン カンカン ビュッ
0-11
「ラブゲームかよ……」早田を含め、体育館が沈黙した。
第二セット3-11
第三セット1-11
トータル0-3
長野の勝ち
「圧倒的だな。」監督の喜ばしい声が響く。 
 

 
後書き
語句の説明
フリック 卓球台の上でボールをはらうように打つこと
ドライブ 上回転のボール
ラブゲーム 相手を0点に抑えて勝つこと。試合後人に
      よってはギクシャクするかもしれない。 
       
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧