戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第五十五話 最終編スタート!敵は宇宙人!!その七
「それも九十年日本シリーズの巨人みたいにね」
「痛快に負けてたっていうんだな」
「あの観ていて清々しくなった敗北」
「巨人に相応しい負け」
「そうなってたんだな」
「そうよ、私とも戦う展開になっていたし」
ライバルキャラだから当然である。
「私に勝てたと思う?」
「っていつも勝ってたぞ俺達」
「常にな」
「幾ら何でも中ボスに負けるかよ」
「ラスボスまでいくものだろ」
それがストーリー展開の王道だ。
「それでもな」
「正直西郷さんには勝てる気がしないな」
「強過ぎるだろ」
「これは勝てないぞ」
「さて、侵攻部隊を撃退したでごわす」
だからと言う西郷だった、二人をよそに。
「それではでごわす」
「はい、これよりですね」
「半島に乗り込むのですね」
「そしてジャビット星人を倒してでごわす」
そのうえでとだ、西郷は日帝衆の元老達に答えた。
「そしてでごわす」
「はい、地球の平穏をですね」
「取り戻すのですね」
「戦いはまだはじまったばかりでごわす」
打ち切り漫画でyく言われる言葉だ。
「では行くでごわす」
「戦艦が来ています」
瞬が西郷に敬礼をしつつ述べた。
「大和が」
「我が日帝衆の旗艦でごわすな」
「それにお乗り下さい」
「わかったでごわす」
対馬にその雄姿が現れた、刮目せよ!
あの戦艦大和が姿を現した、第二次世界大戦で沈んだのであるが日帝衆が再建造したのだ。そしてその大和の後ろにだ。
あの連合艦隊が続いていた、しかも。
海上自衛隊の艦隊も同じだ、ジャスティスカイザーの二人もそれを観て驚いた。
「おい、何だよ」
「新旧の艦隊が集まってるぞ」
「大日本帝国と海上自衛隊」
「時空を越えて集結かよ」
「これは凄いな」
「物凄い光景だぜ」
「ではこれよりでごわす」
西郷はあらためて言った。
「おいどん達は大和に乗り込みでごわす」
「そしてですね」
「まずは南の端に上陸するでごわす」
その大陸のだ。
「そしてでごわす」
「敵の拠点である都市にまでですね」
「進撃するでごわす」
「わかりました、では」
「今より乗り込むでごわす」
勇ましく、かつあまりにも美しい姿を見せるその大和にというのだ。
「いいでごわすな」
「では私も」
「乗り込むでごわす」
「へっ、俺達は潜水艦で行くぜ」
「イエローサブマリンでな」
二人は完全にだった、存在を忘れられている。観れば全世界の人達も日帝衆達に声をかけていてだった。
二人にはだ、対馬の子供奥田君が来てこう言った。声は喜多村英梨さんでいこう。
「御前等まだいたの」
「おい、まだって何だよ」
「まだってどういうことなんだよ」
「俺達主役だぞ」
「主役に何てこと言うんだ」
「元だろ御前等」
モブの子供ですらこう言う。
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