戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第五十五話 最終編スタート!敵は宇宙人!!その六
「それじゃあな」
「百万殺したら百億円ボーナスか」
「一気に狙うか」
「そうしてやるか」
「それではでごわす」
二人が大量破壊兵器を出そうと潜水艦を呼び出したところでだ、西郷が対馬の北側の海岸にぬっと出てだった。
そしてだ、こう言うのだった。
「おいどんの力を出すでごわす」
「おい待て、百万殺させろ!」
「百億円だぞ!」
その西郷に抗議す二人だった。
「百億!これだけあれば一生食えるんだ!」
「遊んで暮らせるんだぞ!」
「それに出番だ!」
「出番もあるからな!」
「日帝衆総合武道奥義!」
西郷は両手を拳王の様に回転させつつ言う、手の平の残像が実に美しい。
「妙高!」
両手を上下に手首の付け根で重ね合わさせてだった、そこから。
黄金の光を放った、その光りがだった。
ジャビット星人達の大艦隊を撃った、するとだった。
「ジャビーーーーーーーッ!!」
大艦隊は瞬時に消滅した、そして。
「生体反応ありません」
「そうでごわすか」
西郷は陸軍衆将校の報告を冷静に聞いて応えた。
「では侵攻部隊はでごわすな」
「一隻の艦艇も残らず」
「一兵もでごわすな」
「消え去りました」
その奥義妙高によってというのだ。
「敵の最初の侵攻は防がれました」
「わかったでごわす」
「すげえな、おい」
「一瞬で百万消し去ったのかよ」
「むっちゃ強いじゃねえか」
ジャスティスカイザーの二人も驚いて言う。
「この強さだとな」
「俺達以上じゃねえか?」
「俺達も光速で動けるけれどな」
「ここまで出来ねえぞ」
「技を極めればでごわす」
西郷はその驚く二人に話した。
「こうしたこともでごわす」
「出来るってのかよ」
「一瞬で百万消し去ることも」
「星を消し去ることもでごわす」
実際にベジー○がアニメオリジナル話でしていた。
「出来るでごわす」
「いや、出来ねえだろ」
「惑星破壊とかないだろ」
「どれだけ強いんだよ」
「チート過ぎるだろ」
「人間の力は無限でごわす」
この作品のテーマではない、この作品のテーマは正義は勝つ、である。作品紹介にしっかりと書いてある。
「極めれば神の強さに至るでごわす」
「それで戦闘力十億かよ」
「そこまで強くなれるのかよ」
「俺達よりずっと強いぞ」
「こんなのと戦う展開にならなくてよかったな」
「ええ、もうあんた達とは戦わないわよ」
瞬も二人に言う。
「日帝衆はね」
「ああ、西郷さんラスボスじゃないんだな」
「最初絶対その展開だって思ってたぜ」
「けれど今この人観て違うってわかってな」
「本当によかったぜ」
心から言う二人だった。
「全く以てな」
「いやあ、助かった」
「絶対ラスボス戦鬼だったな」
「鬼みたいな勝負だったな」
「あんた達負けてたわよ」
瞬は二人に断言した。
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