連合について
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3部分:第三章
第三章
8.権力構造
この作品では連合は特に様々な権力、勢力が複雑に入り組んでおりしかも縦にも横にもそれが及んでいますがこれもまた現代の民主主義社会を見てのことです。労働組合もあれば企業もある、マスコミもあればネットもある、学者がいれば批評家もいる、政治家も様々です。官僚も存在しています。彼等がそれぞれの考えで動き集合離散するのも現代社会だと思っていますのでそういうふうに書いています。大衆社会であるということを特に意識して流動的な一面も出していますしまた階級という意識も嫌悪しているというように書いています。これも今のアメリカやアジア諸国を参考にしています。欧州では今もなお階級が根強く残っていてそれが教育にも大きく影響していると聞いて驚いたことがあります。この状況をそのまま連合とエウロパに当てはめて書いています。
9.法律
法律ですが中央政府の法と各国政府の法があります。中央政府の法が各国政府の法よりも上位であるとされていますがそれに関する議論は尽きません。これはアメリカ合衆国の法体系からそのようにしました。運転免許等の免許は一国のものを手に入れることができれば全ての国で通用します。福祉や介護もです。各国の移動はパスポートではなく普通に移動できるようになっています。ただしこれは連合内部だけのお話です。こちらはEUを参考にしています。労働力の行き来も自由になっていますので各国はそうしたものの誘致にも必死になっています。
10.刑罰
刑罰はかなり厳格です。連合は中央政府のものも各国政府のものも法律は非常に厳格です。死刑もまた非常に多く尚且つ刺青を入れたり腕を切り落としたり断種手術をしたりということもざらです。そうした刑罰を麻酔なしで行い刑罰とします。また死刑ですが中世欧州、とりわけ異端審問であったものや中国の処刑をそのまま再現したりしています。普通に身体を切り刻んだりゆっくりと嬲り殺しにするような処刑が多いです。生きたまま猛獣の餌にすることもあります。これは加害者への人権だの少年法だのといったものに対する僕の考えをそのまま出しています。僕はそうしたことには極めて否定的であることを自負しています。間違ってもそうしたことは主張しません。ですからこうした刑罰を連合に取り入れています。それは秩序の維持、犯罪の減少には厳格な法律こそが重要であるという韓非子の考えも取り入れています。刑罰が残酷で尚且つ公開で行われているのは確かにそうした秩序の維持や犯罪の減少を狙っているという理由があります。一罰百戒というわけです。ですがそれだけでなく処刑が見世物、エンターティメントにもなっているという連合の社会もまたあります。古代からつい最近までにかけて死刑は普通に見世物になっていました。ギロチンもまた然りです。それを不謹慎でありますが取り入れました。こうした娯楽もあってしかも認められる場合もあるのでは、と考えたからです。極悪人が惨たらしい最期を迎えて心地よいという人も多いものです。だからこうしたこともあるのです。死刑執行人の社会的地位は高く、また処刑にその為の機械が用意されることもあります。処刑方法は実際にあったもの、鋸引きや猛獣の餌、串刺し、車輪刑、稜遅刑、火炙り、内臓取り出し、八つ裂きといったものは全て実際にあったものです。この時の断末魔の悲鳴や処刑される瞬間の映像も売られていてそれがエウロパ等から批判されているといった描写は今の人権思想による死刑廃止論等を意識して書きました。何度も申し上げますが僕は加害者の人権や少年法には否定的です。なお児童虐待や動物虐待にも重罪が課せられますがその際当然として死刑も有り得ます。連合では動物の生存権は犯罪者のそれよりも遥かに高いです。動物を虐待して死なせた少年は普通に鮫や虎の餌になりその断末魔を映像に撮られます。そうした輩はそもそも生きる資格がないと思いますが僕はこうした自分の考えもこの死刑の多さに入れています。
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