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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第五十四話 杉山大佐!囲碁色々!!その八

「そこからね」
「農学部をなの」
「勉強しようってね」
「そうなのね」
「そう、それとね」
「それと?」
「その娘乗馬もするのよ」
 囲碁だけでなくというのだ。
「そちらもしてるのよ」
「スコットランドらしいわね」
「イギリスだからね」
「イギリスは乗馬の国だからね」
「そう、それでその娘も乗馬してるの」
「囲碁と一緒に」
「乗馬は本人が言うには家に馬がいて」 
 こう瞬に話すのだった、その娘のことを。
「ずっと乗ってて好きらしいのよ」
「馬のいる農家ね」
「大きな家みたいね」
「そうね、馬がいるのなら」
「それで馬にも乗って」
「囲碁もなのね」
「してるの」
 その娘はというのだ、そうした話をしてだった。
 瞬は囲碁のことをしてみてだ、どういったものかを経験でわかった。
 そしてだ、学校の後でだ。 
 日帝衆本部においてだ、西郷に告げられた。
「今回の勝負の種目が決まったでごわす」
「囲碁ですね」
「そうでごわす」
「先程の私のやり取りが伏線でしたか」
 瞬もここでわかった。
「いつも通りの展開ですね」
「全くでごわすな」
「ではその囲碁で」
「勝って来て欲しいでごわす」
「わかりました」
「今回が日帝衆と彼等の最後の勝負でごわす」 
 西郷は瞬に告げた。
「だからでごわす」
「はい、ここで勝ち」
「最後の勝負で、ごわす」
「我々が勝つことですね」
「そうでごわす」
 必ずというのだ。
「わかったでごわすな」
「必ずそうします」
 瞬は敬礼、空軍衆のそれをして応えた。
「最後だけに」
「頼んだでごわす」
「しかし今回で最後となりますと」
「この第五十四話がでごわすな」
「最終回ではないのですが」
「何でも次回から最終編突入でごわす」
 そうなるというのだ。
「そうなるでごわす」
「最終編ですか」
「そのことは決まっているでごわすが」
「それ以外のことはですね」
「未定でごわす」
 いつも通りの展開である。
「おそらく次回予告を書く時点でもでごわす」
「未定ですね」
「そのままでごわす」
「最終編は書きながら考えていく」
「そうなるでごわす」
「では私達が勝っても」
「未定でごわす」
 そこから先はというのだ。
「最終編でどうなっているのかは」
「不安になりますね」
「不安を感じてもでごわす」
 ここでこうも言った西郷だった。
「不安に打ち勝つことでごわす」
「そのことが大事ですね」
「人として不安を感じるのは当然でごわす」
 誰もが感じる感情の一つである。 
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