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英雄伝説~光と闇の軌跡~(3rd篇)

作者:sorano
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8章~守護者の試練~ 第57話


~隠者の庭園~



「セレスト………そ、それって確か………」

「”輝く環”を異空間に封印した古代人達のリーダー的存在………そしてリベール王家の始祖と言われている人物だね。」

「え!?じゃあ、セレストさんってクローゼさんのえっと、えっと…………凄い昔のお祖母ちゃん!?」

「ミ、ミントちゃん………」

セレストの名前を聞いたエステルは驚きの表情で見つめ、ヨシュアはセレストに関する情報を再度説明し、ミントの言葉を聞いたツーヤは苦笑していた。

「ふふ………どうやら『私』の残した情報がそれなりに役に立ったようですね。」

「は、はい………色々と助けられましたけど………」

「あなたが…………リベールの始祖様………」

セレストに微笑まれたエステルは戸惑いながら答え、クローゼは驚きの表情で見つめた。

「フム。始祖でいうならばリウイとイリーナ様も我等メンフィルの始祖と言ってもおかしくないな!」

「お、お姉様。今は口を慎んだ方が…………」

一方リフィアは胸を張って言い、その言葉を聞いたプリネは冷や汗をかき

「………始祖で言えばフィーナもイースの始祖になるのかなあ………?」

「フフ………間違ってはいませんね。」

アドルが呟いた言葉を聞いたフィーナは微笑んでいた。

「ふふ………正確には違います。『私』は本物のセレストの『影』。この『影の国』に干渉するために再現された人格の一部なのです。」

「さ、再現された人格………?」

「…………………」

「…………………」

セレストの説明を聞いたクローゼは驚き、エリザスレインは目を細めて、サティアは信じられない表情でセレストを見つめていた。

「……想像以上に複雑な事情とお見受けしました。しかし、どうやら貴女は霊魂のたぐいではありませんね?」

「ええ、その通りです。私のことを説明するには………まずはその前提となる部分をお話しする必要がありそうですね。この世界が何であるかについて説明させていただきましょう。」

「ほ、ほんとーですか!?」

「うふふ………面白くなってきたわね。」

「ようやく核心に迫れるんですね……」

リースの疑問を聞き答えたセレストの言葉を聞いたティータは喜び、レンは口元に笑みを浮かべ、ティオは冷静な表情で呟いた。



「『影の(ファンタズマ)』―――それは幾千年の昔、”輝く環”によって構築されたより高位の次元に属する世界です。”輝く環”がリベル=アーク市民の膨大な願望・イメージを取り込み、処理するために創造したサブシステム………多彩な可能世界を実現すべく自己組織化する世界と言えるでしょう。」

「え………」

「ちょ、ちょっと待って………!」

「い、いきなり話に付いていけないんですけど………」

「う~…………何が何だか全くわからないです~。」

「もうちょっと、わかりやすい説明をするのじゃ!」

セレストの説明を聞いたリースは呆け、エステルは制止の声を出し、アネラスは不安そうな表情で呟き、サリアは唸り、レシェンテは要求した。

「ウィル、貴方はわかりますか?」

「…………う、うん………でも、さすがにそれはありえない技術だと思うんだけどな………」

セラウィに尋ねられたウィルは頷いた後、考え込み

「あたしには何が何だかサッパリよ~。エクリアはわかる?」

「………………まだ全ての情報を聞いた訳じゃないから、理解したとは言い難いわ。」

同じようにマリーニャはエクリアに尋ねたが、エクリアは静かな表情で答え

(ほう………異世界の古代技術とやらは中々の技術のようだっただの。)

ハイシェラは感心した様子で呟いた。一方エステル達の言葉を聞いたセレストは少し考え込んだ後、また説明を始めた。

「………そうですね………かなり語弊がありますがより判りやすく表現すると………”輝く環”が人々の望みを叶えるため創り上げた『虚構世界』といった所でしょうか。」

「そ、それなら何とか……」

「『虚構世界』………ですが、嘘の世界と言うにはあまりに現実感がありすぎるような気がするのですが。」

再度セレストの説明を聞いたエステルは苦笑し、ユリアは信じられない表情で尋ねた。

「『虚構』であってもただの『嘘』ではありません。現実の世界を反映しながら万華鏡のように変化しうる独自の法則で動く影絵の世界………そんな風に捉えると解りやすいかもしれませんね。」

「……なるほど……」

「まさに”影の国”か………」

セレストの説明を理解し始めたユリアとミュラーは納得した様子で頷いた。

「そして、この”影の国”は”輝く環”の膨大な処理を助けるサブシステムでもありました。”環”そのものではないがそれと表裏一体にある存在…………私達”封印機構”はその関係に目をつけたのです。」

「”封印機構”………………”輝く環”を封印する計画を立案・実行した古代人の組織ですね。」

「その通りです。ですが当初、”環”を封印するという計画は実現不可能だと思われていました。空間の絶対支配を行う”環”はおよそ人間のあらゆる行動に干渉することができたからです。異空間における『時間凍結』。そして『重力結界』による間接高速。二重の封印方法を思いついても実行に移せる契機を見いだせない…………私達は壁に突き当たりました。」

「敵の急所は判ったがそこを狙い撃つ隙がない…………そんな状況だった訳ですね?」

「そ、それ以前にその2つを実行できる技術があるなんて………」

「時間を操る事とかどうやったらそんな技術を思いつくの~!?」

セレストの説明を聞いていたオリビエは尋ね、ナユタは表情を引き攣らせ、ノイは混乱した。



「ええ、まさにその通りです。そして、その隙を作る為に私達封印機構が開発したのが”レクルスの方石”なのです。」

「………”方石”…………!」

「…………これの事ですか。」

説明を聞いていたシュリは驚いてリースを見つめ、リースは”方石”を取り出してセレストに見せた。

「ええ、それは”環”に頼らず直接”影の国”に干渉できる力を持っている唯一の端末です。本物のセレストは、それを通じて自らの人格の一部である『私』を”影の国”に侵入させました。そして『私』は、この”庭園”を拠点に”影の国”全体が機能不全に陥るよう、様々な干渉を仕掛けていったのです。その結果――――”環”の処理能力は一時的に低下し、計画を実行できる隙が生まれました。」

「ふぅん、なるほど……………」

「虚を衝き実を制する……武術の理にも通じる話ですな。」

「す、すごく綿密な計画だったんですね………」

「………正直、今の技術とは比べ物にならないですね………」

「かつてのゼムリアはどれほどの技術力を持っていたんでしょうね………?」

「どんな技術か凄く気になるな………」

話を聞いていたレンやジンは理解した様子で頷き、ティータとティオ、イリーナは驚き、ウィルは考え込んでいた。

「ふふ………運がよかったのもありますけど。そして―――”輝く環”が封印された後、私はこの場所で眠りにつきました。いつか”環”の封印が解けた時、後世の人々の手助けになるようにと。しかし―――その手助けはどうやら無用だったみたいですね?」

「あ、あはは………それこそ運が良かったのもあるんですけど………」

「はい、”輝く環”は破壊されました。僕達はそれを目にしましたし。」

「”環”を破壊した………ですか?一体どうやって………」

ヨシュアの話を聞いたセレストは驚いた様子で尋ねた。

「え?え~と…………それはあたしがリウイと一緒にこの剣で壊したんだけど………」

「……………………ただの武器でたった2人で………?あ、ありえません…………”環”の絶対防壁は私達の技術でも破れなかったのに…………それこそ”神”が持つような超越した力が必要だと思うのですが…………」

エステルの説明を聞いたセレストは信じられない表情でエステルが鞘から抜いた神剣を見つめていた。

「えっと………この剣、ただの武器じゃないわよ?元はセリカとサティアさんの”約束”でできた”神剣”だから。」

「………俺とサティアの………?」

「え?じゃあ、もしかしてあの時リフィアが持ってきた神剣ってセリカ―――”神殺し”やサティアさん―――”古神”の力が宿った”神剣”だったのかい!?」

「うむ。最もセリカは何の剣なのか尋ねても忘れていたがな。」

「…………あの時、見せてもらった時すざましい神気や魔力は感じていましたが、まさか”神殺し”と”古神”の力によってできた剣だったなんて………」

話を聞いたセリカは呆けた様子でエステルがセレストに見せている”絆の神剣”を見つめ、驚いているウィルにリフィアは答え、セラウィは驚きの表情で見つめていた。

「”神”の力か…………ならば俺も関係しているな………」

「………フェミリンスの力…………ですね………」

「………………」

一方リウイとシルフィアは重々しい様子を纏わせて呟き、エクリアは辛そうな表情で黙り込み

「………後、グラザお兄ちゃんの力もね。それを忘れないでよ。」

「フフ、そうね。」

エヴリーヌは頬を膨らませて呟き、その様子をラピスは微笑ましそうに見つめながら頷いた。

「たまに思うんだけど、この娘、人間やめてないかしら?”神”の力なんか使っていたら、何か負担になるような事はあると思うんだけど。」

「………私達の力を引き継いでいると言っても、私達も同じ”人間”。私からしても信じられない事だな。」

「ちょ、ちょっと~!?それ、どういう意味!?」

シェラザードとリンの言葉を聞いたエステルはジト目で2人を睨み

「フフ……我々が逝った後、陛下は今までにない”友”を手に入れたんですね。」

「ええ………あのような方、私も初めてみました。」

「………まあな………」

(本当に不思議な娘………種族どころか”神”や”神殺し”にも偏見や畏怖を持たずに普通に接しているなんて………)

ティファーナとティナは微笑ましそうにエステルを見つめ、2人の言葉を聞いたリウイは口元に笑みを浮かべて頷き、シルフィエッタは静かにエステルを見つめていた。



「………多分だけど、エステルがその剣を使っても平気なのはパズモ達が関係しているわね。」

「へ?それ、どういう事??」

そして静かに呟いたサティアの言葉を聞いたエステルは首を傾げて尋ねた。

「パズモ達は元は私やセリカの使い魔――――つまり、私達の”力”とも同化していたらから、きっと貴女と同化した時、混ざってしまったのだと思うわ。特に貴女の場合、契約した使い魔達の人数も多いし………」

「あ~………なるほどね~。」

「………だから、あの時―――”環”を破壊する時、エステルから主達と同じ”力”を感じたんだ………」

「え。じゃあ、もしかして私にも同じような事が………?ペルルとアムドシアスは元はセリカ様の使い魔ですし………」

サティアの説明を聞いたエステルとリタは納得し、プリネは驚いて尋ねた。

「ちょっと待って。………………うん。貴女からも私やセリカと同じ”力”を感じるわ。ただ、貴女の場合、他の”力”が強くて感じるのは少しだけよ。」

「おおー………プリネ……力……セリカ………一緒………」

「プ、プリネが”神殺し”と”古神”の”力”を……!?……はう………」

「ペ、ペテレーネさん!?しっかりして下さい!」

サティアの話を聞いたナベリウスは感心し、ペテレーネは驚いた後表情を青褪めさせて倒れそうになり、その様子に気付いたティナは慌ててペテレーネを支えた。

「………なるほど。いくら俺達の力を受け継いでいるとはいえ、その若さで大魔術を使えるほどの技量に驚いていたが………まさか使い魔達が関係していたとはな。」

「………マスターを狙うのなら、例え神殿の人でも容赦しません。」

「ミントだって、ママに酷い事をしようとする人達には竜化してでも、こらしめる!」

「うふふ♪その時はレンも手伝ってあげるわ♪」

「…………プリネ様がどこまでの強さを手に入れるか今から楽しみですわね。」

一方リウイは真剣な表情で呟き、ツーヤとミントは決意の表情で呟き、レンは小悪魔な笑みを浮かべ、ファーミシルスは不敵な笑みを浮かべていた。

「フフ………時代は変わるものですね………まさか私達―――人間が”神”の力を扱うなんて………」

「まあ、さすがにこの娘は例外だと思うわよ♪」

そしてセレストの微笑みを聞いたカーリアンは口元に笑みを浮かべて言った。

「…………話を戻しますが…………”環”の存在が消えたのはここにいた私にも確認できました。これで私の役目は終わった………あとは”影の国”と共にゆるやかな消滅に身を委ねるだけ。―――そんな風に思っていた時の事でした。あの”影の王”が現れたのは。」

「あ………」

「………なるほど。」

「うふふ………いよいよ核心部分ね。」

真剣な表情で語ったセレストの言葉を聞いたクローゼは不安そうな表情で呟き、リースは静かな表情で、レンは不敵な笑みを浮かべていた。



「彼の者は、前触れもなく現れ”庭園”にいた私の力を奪いました。そして”影の国”を好きなように造り変えていったのです。現時点で、この世界を構築している”星層”と呼ばれる幾つかの領域………あれは全て、彼の者が創造したものだと言えるでしょう。」

「………あの人が”冥き途”の偽物を………許さない。」

「………………おしおき………決定………」

「ふむ………レン姫やエクリア殿の推測通りか。しかしそうなると…………」

セレストの説明を聞いたリタは怒りの表情になり、ナベリウスは静かに呟き、リシャールは頷いた後ある言葉を続けようとしたところを

「そ、そうだぜ………あの仮面どもの正体はあんたも知らないってことか?」

驚きの表情のアガットが続くように尋ねた。

「………残念ながら。閉じられていたこの世界にどうやって侵入したのか…………どうしてあなた方を取り込んで試すようなことをするのか………そしてどのようにして過去の方々を取り込んだのか………そのあたりの事情は現時点では私にも判りません。」

「参ったわね………」

「う、うーん………そこが肝心な所なのに。」

申し訳なさそうな表情で語ったセレストの言葉を聞いたシェラザードとジョゼットは溜息を吐き

「あれ?今、”過去の方々”って言ってたけど………それって、ラピス達??」

ある事に気付いたエステルは尋ねた。

「………確かに我々は皆、かつての姿で現れる事ができたから過去の人物という意味にも当てはまるな………」

「ええ………ティファーナ様を除いた皆様は既に生まれ変わっていますし…………」

エステルの疑問を聞いたティファーナとティナは真剣な表情で考え込んだ。

「あの………サティア様は………?」

そしてその時、シュリが不安そうな表情でサティアに尋ねたが

「………まだ”私”は彷徨っているわ………”2度目”の転生を求めて………」

「そうですか………」

「………”2度目”………だと?」

サティアの答えを聞いて肩を落とし、セリカはある事が気になり眉を顰めた。

「ええ………”1度目”の転生の時も貴方と愛し合ったわ………その時は”私”としてではなく、”ルナ=クリア”として。」

「な………に…………」

(なんだと!?)

「!!そ………ん………な………!!」

サティアの答えを聞いたセリカは呆け、ハイシェラは驚き、エクリアは驚いた後沈痛な表情になった。

「セレスト殿、”過去の方々”というのはやはり我々の事ですか?」

一方シルフィアは真剣な表情でセレストに尋ねた。



「………いえ。ナユタさんとノイさん。そしてアドルさんとフィーナさんです。」

「え!?」

「わ、私達が!?」

「………僕の冒険日誌が伝わっている事を聞いてまさかとは思ったけど…………」

「私達は世界ではなく、時を超えてしまったんですね…………」

セレストの答えを聞いたナユタとノイは驚き、アドルとフィーナは真剣な表情で考え込んでいた。

「で、でもさすがにそれはありえないんじゃ……!僕達の世界は大陸はそんなに広くないよ!?」

そしてナユタは慌てた様子で尋ねた。

「……………時の順番で言えばナユタさん達が最初で、アドルさん達がその次です。ただ、どちらにしても”女神(エイドス)”すらも現れていなかった時代のようです。」

「なっ………!?ではナユタさんやアドルさん達は歴史で伝えられている創世記以前の方々ですか!?」

(………まさか悠久の時を得て、”テラ”の大陸と融合したの!?ありえない話じゃないけど…………!)

(そういえばアドルさんの話だと、フィーナさんは本来は”有翼族”と呼ばれる種族で、さまざまな進んだ技術を知っているそうだけど………”神”……進んだ技術…………”翼”…………!?まさか!進んだ技術を知る”神”―――”ミトスの民”………翼――――”ミトスの光翼”……………フィーナさんはもしかしてシグナかクレハの子孫!?)

セレストの説明を聞いたリースは信じられない表情でナユタ達を見つめ、ノイとナユタはそれぞれ真剣な表情で考え込んでいた。

「とんでもない事になったな………」

「ええ………まさかナユタさん達が過去の方々だったなんて………」

「それも空の女神(エイドス)すらもいない遥か昔に生きる方々とは………」

一方ジン、クローゼ、ユリアは驚きの表情でナユタ達を見つめていた。

「あれ?じゃあ、もしかしてフィーナさんが実は”空の女神(エイドス)”だったりとか??」

「エ、エステル………さすがにその推測は冗談じゃすまされないよ?………実際、フィーナさんは本物の”女神”だし………」

「さ、さすがにそれはないと思います………私は名前を変えるつもりなんてありませんし、第一、それならレアの事が伝わっていないなんておかしいですよ。」

「………ですが、何かしらの形で”空の女神(エイドス)”と関わっているかもしれませんね………」

そしてエステルの推測を聞いたヨシュアは冷や汗をかき、フィーナも苦笑しながら答え、リースは真剣な表情でフィーナを見つめていた。



「フム………結局謎だけが残ってしまったね。」

「そうですね………一つ言えるとしたら………おそらく”影の王”は”第九星層”と呼ばれる領域にいるのではないかと思います。」

オリビエが呟いた言葉を聞いたセレストは考え込んだ後、真剣な表情で言った。

「え………」

「ど、どうしてわかるんですか?」

セレストの言葉を聞いた全員は驚き、エステルが代表して尋ねた。

「彼の者が”影の国”に現れた時、最初に創った領域だからです。どのような場所であるか私にも見通せない状況ですが………尋常ならざる想念が、その場所から”影の国”全体に行き渡っている気配を感じます。」

「そ、そうなんだ………」

「第九っていうことは……えっと、次の次ですよね?」

セレストの説明を聞いたエステルは驚き、ティータは尋ねた。

「うん、現在は”第七星層”の最終地点に到着しているからね。………どうやら対決の時はそう遠くないかもしれない。」

「へっ………上等だ。」

「フッ、いい感じで終わりが見えてきたようだね。あとは”影の王”の狙いが少しでもわかればいいんだが………」

「そうね。何が狙いかがわかっていたら、少しは対処しようがあるのだけどね。」

ヨシュアの話を聞いたアガットは不敵な笑みを浮かべ、オリビエの意見にエリザスレインが頷いたその時

「――――それやったらオレに心当たりがありますわ。」



声に驚いたリース達が振り向くとなんと今まで倒れていたはずのケビンがリース達に近づいて来た………!









 
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