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Blue Rose

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第十二話 真の友人その十

「そうでしょ」
「うん、あそこは朝練もあるから」
「だったらね」
「もう起きてるね」
「そう思うわ」
「クラスで会って」
 その既に起きている龍馬と、というのだ。
「それで挨拶するよ」
「明るくなのね」
「そうするよ」
「ええ、じゃあね」
「今日は昨日よりも明るく」
 そうするとだ、姉に話した。
「やっていくよ」
「そうしてね、あとね」
「あと?」
「今朝のメニューは何かしら」
「御飯だよ」
 優花は微笑んで姉に話した。
「卵焼きとお味噌汁とね」
「あら、手が込んでるわね」
「お味噌汁は簡単にだしの素使ったから」
 そうして作ったというのだ。
「それと若布とね」
「だからすぐに出来たのね」
「うん、それと納豆もあるから」
「元気が出そうね」
 納豆もあると聞いてだ、優子は微笑んで述べた。
「それじゃあ」
「うん、僕もね」
「元気を出そうと思ってもなのね」
「そうなんだ、納豆も出したんだ」
「成程ね」
「全部食べて」
 そしてとだ、優花は優子に言った。
「元気に学校に行くよ」
「頑張ってね」
「そうしてくるね」
「まずは朝よ」
「朝にしっかり食べて」
「そう、はじめることよ」
 日常をというのだ。
「そうしないとね」
「元気が出ないしね」
「そう、姉さん幾ら忙しくても朝は食べてるでしょ」
「家で食べられない時もだよね」
「途中のコンビニで買って食べてるの」
 そうしているというのだ。
「お握りでもサンドイッチもね」
「どちらでもだね」
「食べてるのよ」
「とにかく朝は食べないと駄目だね」
「三食しっかりとね」
 それこそというのだ。
「食べないとはじまらないの」
「その通りね」
「そう、じゃあ」
「一緒に食べよう」
 優花は姉がテーブルに座ったのを見てだ、自分もだった。
 料理をそのテーブルの上に置いてだ、二人で朝食を食べた。朝に食べたそれは非常に美味いものだった。 
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