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小さかったあの娘

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7部分:第七章


第七章

19.再会は何時かきっと
 今別れても

 僕達はまた出会えるよ

 そう信じている  君との絆は深いから

 今まで培ってきたものは  無駄じゃないから

 だから僕は信じているんだ

 微笑んで僕の前から去った君は

 今は一人で生きているのだろう
 
 けれど何時かきっと  また出会える日が来る

 僕も君も  お互いを忘れたりはしない

 僕達の心が完全に澄み切ったならば

 その時こそ出会えるだろうから

 今はじっと我慢して  再会の時を待つよ

 
 別れはまた

 新たな出会いって聞いた

 もしそうならば  また君に会えるよね

 僕の為に全てを捨てた  君とまた何処かで

 そのことが僕の支えになっている

 僕の心が澄み切ったその時は

 君の心も澄み切っているさ

 それはもうすぐだろう  すぐに僕達は出会う

 僕も君も  また一緒に肩を組んでいて

 あの時の仲間がまた集まって笑って

 そんな日が戻ってくるよ

 それはもうすぐなのだから  今は一人で笑うよ


 僕も君も  お互いを忘れたりはしない

 僕達の心が完全に澄み切ったならば

 その時こそ出会えるだろうから

 今はじっと我慢して  再会の時を待つよ


20.後輩
 頼りなかったあいつが

 気付けば俺より凄くなっていた

 嬉しいけれどはがゆい

 今じゃ俺があいつに頼っている

 そんなあいつがいなくなって

 俺は全てを失った

 あいつは後輩としてだけでなく

 友達でもあり同僚でもあった

 かけがえのない奴だった

 そのあいつが今戻ってきて俺は

 あいつを心から出迎えた

 俺が差し出した手をあいつが握り返して

 やっと戻ってきたんだって思った

 
 いなくなっていたあいつが

 やっと俺のところに戻ってきた

 そのことがとても有り難い

 いなくなってやっとわかった

 仲間の大切というのが

 肌身に滲みてわかった

 あいつは全てを捨ててまた手に入れた

 俺もそれは同じだった

 だからわかることだった

 あいつの手も俺の手も熱くて

 それは俺達の心だった

 そのお互いの熱さを心で確かめ合って

 俺達は今心から笑ったよ


 そのあいつが今戻ってきて俺は

 あいつを心から出迎えた

 俺が差し出した手をあいつが握り返して

 やっと戻ってきたんだって思った


21.気ままなANGEL
 可愛いのに我儘ばかり言って

 気ままに振舞うあの娘

 自分が何でもできると思って  勝手なことばかりする

 そんな気ままなANGEL
 
 心は天使だけれどやっていることは悪魔

 そんな酷い天使がいつも側にいる

 けれどそんな天使を嫌いになれなくて

 ついつい我儘に応えてしまう

 気ままな天使はいつも側にいて

 我儘ばかり言うけれど

 その気ままさが愛しい

 
 可愛いのを鼻にかけてそれで

 我儘し放題の彼女

 自分が一番偉いと思って  言うこともやることも勝手

 そんな我儘ANGEL

 天使の身体なのに悪魔の羽がある

 そんなアンバランスな彼女

 けれど彼女は何故か僕の側にいて

 僕に微笑みかけてくれるから

 我儘な天使の笑顔は綺麗で

 それを見るだけで僕は

 幸せになってしまう


 気ままな天使はいつも側にいて

 我儘ばかり言うけれど

 その気ままさが愛しい
 
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