サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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車中(帰り道)にて
ブゥーン
サトシ:「、、、」
サトシは窓を眺め、途方に暮れていた。
ヒカリ:「、、、ねぇねぇ」(ヒソ)
ヒロシ:「ん?」
ヒカリ:「サトシ、なんかあったの?」(ヒソ)
ヒロシ:「、、まぁね」(ヒソ)
ヒカリ:「、、、」
カツラ:「サトシくん、
怪我の具合はどうじゃ?」
サトシ:「、、、」
カツラ:「、、サトシくん」トンッ
サトシ:「はっ。、、え?」
カツラ:「怪我は大丈夫かの?」
サトシ:「あ、はいっ。何とか。
湿布でも貼っておけば治ると思います。」
カツラ:「スーパーマサラ人じゃのっ」
ヒカリ:「もうっ、あまり無茶しないでよねっ」
サトシ:「わかってるよっ」
ヒロシ:「まぁまぁ、サトシも
生きてる事だし、メガヤンマの体毛だって
入手出来たんだから、結果オーライって事かな。」
カツラ:「ふむ、みんな良く頑張った。
来週から早速、調査するとしよう。」
ヒロシ:「とりあえず、サトシん家に
戻ってからさっきの出来事を詳しく話すよ。」
カツラ:「そうじゃのっ。」
ヒカリ:「、、イタッ!!」
ヒロシ:「ん?」
サトシ:「ヒカリどうした?」
カツラ:「どうしたんじゃ!?」
ヒカリ:「目にゴミが入っちゃった、、。」
ヒロシ:「そりゃあ大変だっ。えーっと、、、
この車、ティッシュついてないみたいだっ」
ヒカリ:「えっ!」
カツラ:「困ったのぅ」
サトシ:「、、ティッシュならあるぜ!」
ヒカリ:「ほんと!?」
サトシ:「あぁ!確かヒカリの
リュックの中に、、、」
ゴソゴソ
サトシはヒカリのリュックを開いた。
サトシ:「えーっと、、あった!」
サトシはポケットティッシュ(のような物)を
取り出した。
ヒロシ:「やっぱ女の子は準備がいいね!」
カツラ:「良かったのう」
サトシ:「ほらよっ、ヒカリ!」
パッ
ヒカリ:「ありがとう!、、って
、、、ちょっとサトシィィ!!」
サトシ:「な、なんだよっ。
それ、ポケットティッシュだろ?」
ヒロシ:「ん?、、はっ!!それは!」
カツラ:「女の子用の!!」
ヒカリ:「バカーー!!」
ビシッ!!!
サトシ:「いてっ!!」
女性に無知なサトシは
ヒカリに思いっきりビンタされた。
ヒロシ(サトシ、、、)
カツラ(こればかりは救いようがないのぅ)
その後、しばらくヒカリが不機嫌のまま、
車はサトシの家に着いた。
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