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野良猫のみた幻想郷

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猫、化かされる

 
前書き
次話の更新は未定です 

 
にゃんにゃんにゃーん! ヤッホーだにゃん。野良猫こと野良猫さんだにゃん。え? にゃに?自己紹介になってにゃいだって? 気にすんな
今日は、人里に遊びに来ているにゃん!

「ふにゃぁん」
しっかし、おかしいにゃ。誰もいないにゃ……まだ寝てるのかにゃ? えーと、今の時刻は
にゃ……にゃん……にゃにゃん……にゃ! 午前四時かにゃ……がにゃーん。普通に考えたら起きているわけがにゃいにゃ。
「にゃー」
久しぶりにあいつらの顔を拝みに行くかにゃ? んにゃ? あいつらってのはにゃが輩の野良猫仲間のことだにゃ。よし、、行くかにゃ!


「ふふ、みぃつぅけぇたぁ」
「ふにゃん!?」
にゃんだこの女!? いつからにゃが輩の後ろ(…)にいた?

「探したわよぉ。馬鹿猫」
「にゃ、にゃ」
にゃさか……お前、にゃが輩の……ファンかにゃ?

「おいで、おいで。いいものあげるわよ」
「にゃん!?」
いいものってにゃんにゃ!? いいものが貰えるのにゃらいくにゃ!

ーーーーガシッ!ベリベリ


ガシッの音はにゃんとにゃくわかるにゃ。ベリベリ?いったいにゃんの音にゃ……にゃ

「ふふ、探したわよ。本当に」
「にゃ、にゃーッ!?」
にゃんで、にゃんで見知らぬ女の顔がっ!

「ふふ、なんでって顔をしてるわね。教えて欲しい?」
「にゃんにゃ」
まさか、この声は……八雲紫!?
「ふふ、驚いているわね。馬鹿猫」

にゃが輩が驚くのも無理がないにゃ。にゃんせ、にゃが輩を抱きかかえていたのにゃが輩が最も苦手とする妖怪、八雲紫だったからにゃ

「それじゃあお休みなさい?」

「ふぁにゃ……?」
ダメにゃ……意識が…………

「あふ、アハハハハハ」


八雲紫に抱かれた猫はその体勢のまま眠ってしまった。笑い声と共に八雲紫の姿はまだ暗い人里の闇へと溶けていた。
そして、一人と一匹のいた場所は何事もなかったかのように深い影がかかっていた

つづく 
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