サクラ大戦7人目の隊員
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京極と鬼頭家の思惑
「ヴァサラ、そいつが、千明姉さんの相手と言うことですか?」
「ふむ、そうじゃな、千明今回の事件わしらだけの、問題ではすまぬぞ」
「どういう事?サキ祖母ちゃん」
「よく聞け千明、ヴァサラの封印を解いたのが、もし鬼頭家なら、あやつが直哉君やさくらさんの世界も、手に入れようとするはずじゃからな」
「「「えええーーー」」」
「どんだけ修一の父親て、何処まで、貪欲なのよ」
「姉さん人間て怖いね、以前京極が言ってたね、「フフ、流石だ、帝国華撃団、だが私を倒した所で、何も代わらんぞ、何故なら何れまた、帝都に悪意を持つ者が現れるだろう」
「せいぜい、その時まで、この薄汚れた帝都での平和を楽しむがいい」
「京極のあの言葉、あいつも陰陽師の家系だから、こっちの鬼頭家の人みたいになったのかな?人間の醜い部分を見すぎて」
「そうかもしれないわね」
「ねえ、直哉君。さくら聞いていい、京極て誰?」
千明が、直哉と、さくらに聞いた。
「ああ、千明姉さんは、京極のこと知らないのか?如何するさくら姉さん?」
「いいわ、千明教えてあげる京極は、かつて私達帝国華撃団花組が、倒した相手なのよ」
「帝国華撃団と戦ったのなら、悪い奴なのね、京極と言う人は?」
「いや、僕達と戦ったとき、京極は陸軍大臣だったんだ」
「ええーー」
「何と、それでは運が悪いと、お主等が、悪にされるぞい」
「サキ祖母ちゃんどういう事?」
「いいか千明、この時代で言えば、陸軍大臣というのは、防衛大臣の事じゃ」
「直哉達も軍隊に所属する以上、上からの命令を受けて行動するはず、でも直哉達は陸軍大臣を倒したと言った」
「あ、防衛大臣を倒して、失脚させたてこと?」
「そうじゃ、何ゆえ、そんなことになったのじゃ?」
サキが直哉に聞く。
「京極には、表と裏の顔があったんだ、表は、陸軍大臣の顔そして、裏は、僕達帝国華撃団の敵対組織、黒鬼会の首領としての顔だよ」
「何と、現役の大臣が、クーデター紛いの事をしていたのか」
「違いますよサキさん、京極は、本当にクーデターを起こしたんですよ、太正維新軍と言う部隊を組織してね」
「へえ、そんな人だったんだ」
「だから僕達が、京極野野望を阻止したのさ、僕と姉さんは、その時初めて人を殺したんだ」
!!
「そんな」
「そうじゃたか、すまぬな嫌な事を思い出させて」
「いいえいいですよ、私も直哉君も、思い出になってますから」
そして、直哉達は、これからの事について話し合うのだった。
そのころ前鬼は、一人ヴァサラの恐怖と戦っていた。
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