戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第五十二話 井上大佐!バイオリン重いぞ!!その六
「君達は風俗に行くべきだ」
「それじゃあ簡単ですけれどね」
「福原とかに行けば」
二人がいる神戸のだ。
「それで普通に卒業出来ますけれど」
「風情がないじゃないですか」
「しかし実際はかなりの人がだ」
作者が思うにはだ。
「そうして卒業しているのだ」
「ううん、現実は寂しいですね」
「そんなことで卒業ですか」
「男の場合は」
「そうなんですね」
「女性については知らない」
どういった状況で卒業するかはだ。
「作者もな」
「ロマンある卒業ですかね、女の人は」
「風俗とかじゃなくて」
「やっぱり恋人とホテルで、とか」
「憧れの先輩とモーテルで、とか」
「そうかも知れない、だがどうやらだ」
ここで悪田部がさらに話す現実はというと。
「結婚してはじめての夜でというのはもうないらしい」
「結婚するまでは、ですか」
「もうないんですね」
「もう結婚するまでに既になんですね」
「そこは」
「では聞くが結婚するまでという男性はいるか」
悪田部は当然そうではない、小学生で卒業しているだけに。
「いないな」
「はい、俺達もそんなつもりないです」
「それも一切」
二人にそんな考えがある筈もない。
「というか結婚しても」
「奥さん何人もとか駄目ですか?」
「一夫多妻制」
「これいいじゃないですか」
「君達はそうした考えか」
一夫多妻と聞いてだ、悪田部は眉を少し動かして問い返した。
「一夫多妻か」
「はい、奥さん何十人いてもです」
「その何十人もの奥さんを同時にですよ」
「これ最高ですよ」
「まさにハーレムですよ」
「そうだな、しかし奥さんがいてもだ」
それでもと返す悪田部だった。
「私はこの通りだ」
「ハーレム三昧ですね」
「そうした生活を送られてますね」
「じゃあ結婚してもですか」
「そうした生活を送ればいいんですね」
「そうだ、してみるといい」
これが悪田部のアドバイスだった。
「ただしそうしたことを許す奥さんでいることだ」
「それ難しいですね」
「自分の旦那のハーレム許すとか」
「そういうことは」
「私は妻をとことんまで夜の生活を楽しませてだ」
そしてというのだ。
「納得させた」
「うわ、テクニックですか」
「そして絶倫」
「まさにその道の達人ですね」
「八条荘の主人公の親父さんみたいですね」
「どうもキャラが被っている」
何しろ同じ時期に書いているのだ、それでは当然であろうか。
「私と彼は別人だが同じだけ女好きだ」
「あっちはそれに加えて酒好きの遊び人ですね」
「破天荒っていつも書かれてますね」
「そうだな、しかし私は物事の解決に手段を選ばないが」
謀略を駆使しこれまで幾多の邪魔者を消してきた、悪田部の手によってこれまで色々な者が『行方不明』になっている。
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