ハイスクールD×D キングオブハジケリスト兵藤一誠
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第七話 ホスト擬き墓穴を掘る
前書き
今回我らがハジケイッセーのぶっ飛んだ交友関係の一部が明かされます!!
「イッセー、いきなりで申し訳ないけど私の純血を奪って。」
ある夜、寝室で眠ろうとしていたイッセーの前に魔法陣からリアスがシーツ一枚羽織った姿で現れた
「・・・・・・リアス先輩、心労で大変なのはわかりましたがどうか落ち着いてください。純血をそう簡単に散らすのはナンセンスってやつですよ?」
「良いからお願い!!もう貴方に頼るしk「当身。」アウッ・・・・」
瞬時に当身をし気絶したリアスをベッドに横たわれせたと同時にドアからグレイフィアが入ってきた
「・・・・・・これはどういう状況でしょうかイッセー様?」
「リアス先輩が心労で錯乱したみたいなんだよ。」
「(その心労の原因は貴方ですよイッセー様・・・)」
内心でそうグレイフィアがツッコミを入れたその時、部屋に魔法陣が現れそこから銀髪で少しグレイフィアに似た感じのメイド服の女性が現れる
「失礼します・・・・・ってグレイフィア!!!!?」
「姉さん!!!!?」
そしてそのメイドがグレイフィアを見た瞬間、2人は驚いた声を上げるのだった
「貴女生きていたの!!?いえ、それよりも何故此処に!!!?」
「こちらのイッセー様に助けて頂いて今はこの屋敷でメイドをしているんです。」
「あの~、貴女はどなたでしょうか?」
「申し遅れました。私は〝レイア・ルキフグス”。グレイフィアの姉でそちらで眠っているリアス様とは義姉妹の関係でございます。」
「ご丁寧にどうも、俺は兵藤一誠。リアス先輩の後輩であると同時に友人でグレイフィアの主をやっています。彼女には何時も世話になっていますお姉さん。」
「こちらこそ、妹を助けて頂き誠にありがとうございます。・・・・・・ところでリアス様は?」
「ああ、ただ眠ってるだけですよ。どうも心労で錯乱してる感じでしたけど・・・・・何かあったんですか?」
「・・・・それについては後日駒王学園のオカルト研究部部室でご説明する事でよろしいでしょうか?」
「良いですよ。グレイフィアも同行して良いですか?」
「構いません。」
「それでは姉さん、また明日。」
「ええ、また明日グレイフィア。それではお休みなさいませ兵藤一誠様。」
リアスを抱きかかえたレイアはイッセーにお辞儀をしながら転移魔法で帰るのであった
「さて寝るか。」
「はい、お休みなさいませイッセー様。」
-翌日、駒王学園旧校舎オカ研部室前-
「どうなってんのコレ?」
「結界で開けられなくなってるようですね。」
オカ研部室前でイッセーとグレイフィアは困った感じになっていた。なんせドアが何かしらの術で開けられなくなってるからだ
「仕方ない、此処は強硬手段に出よう!」
そう言ってイッセーは〝ズボンのポケット”からロケットランチャーを取り出しドアに向けて構える
「ちょ!イッセー様!!?」
カチッ
「会いに来たぜリア」
ドゴォオオオオオオオオオンッ
「グバァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!?」
『何事!!!!!?』
突然ドアが吹き飛びその爆風で突然現れた4流ホスト擬きが吹っ飛んだ事にオカ研メンバーとレイアが驚きの声を上げた
「全く、酷いじゃないですか先輩。ドア開けられなくするなんて・・・・・」
そして入り口からロケランを持ったイッセーとそれに続くようにグレイフィアが入ってきた
「イ・・・・・イッセー?貴方今何したの?」
「ドアをロケランで吹っ飛ばしただけですよ。」
「やり過ぎでしょ!!!!?」
リアスがイッセーにそうツッコんだ時
ガシィッ
「貴様・・・・・・下等な人間風情がこの俺に何をしてくれた!!?」
ボロボロのホスト擬きがイッセーの足を掴んだのだ
「汚え手で触るんじゃねえこのナメクジがぁあああああああ!!!!!!」
ゲシィッ
「ガハァアアアアア!!!!!!?」
『理不尽すぎる!!!しかもナメクジ扱い!!!!!?』
「き、貴様ぁああああああああああああ!!!!!!!!人間風情がフェニックスであるこの俺をナメクジ呼ばわりs」
「汚物は消毒じゃぁあああああああああああああ!!!!!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ
「グギャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!?」
ホスト擬きが喚いてる途中でイッセーは何処から出したかわからないトプソン機関銃でホスト擬きをハチの巣にするがホスト擬きの体の穴は徐々に消えるのであった
「チィッ、しぶといな・・・・・ならば!!!!」
そう言ってイッセーは新たにズボンのポケットから何かを出そうとするが
「お、お待ちください!!!これ以上は見過ごせません!!!!」
レイアの必死の呼びかけによって追撃を止めるのだった
「どうもレイアさん。・・・・・・ところでこれ何?」
ぶっ倒れてるホスト擬きを指さすイッセーを見たレイアはグレイフィアの方を向き
「グレイフィア・・・・・苦労してるのね。」
「・・・・・慣れればどうってことありません。」
「へぇ、あの4流ホスト擬き先輩の婚約者だったんですね・・・・・・はっきり言って婚約者見る目無さ過ぎじゃない?」
「確かに、グレモリー家次期党首の婚約者としては不相応な態度や思考の持ち主ではありますね。」
「そもそも婚約の話って大学終わってからどうとか言ってましたよね先輩?なのにこれって明らかな約束破りになんない?悪魔の風上にも置けないよな。」
「契約の尊守は悪魔にとっては絶対ですからね。ところでイッセー様、何を読んでおられるので?」
「この前友人から借りた本。結構面白いんだよ。後で貸そうか?」
「いえ、そのご厚意だけありがたく受け取らせてもらいます。」
グレイフィアが読書中のイッセーにそう答えたその時
ゴオウッ
「!!イッセー様!!!!」
「ウオッ!!!?」
突如火球がイッセーに放たれたがそれをイッセーは間一髪で避けるのだった
「ライザー!一体何をしてるのよ!!!!」
「貴様・・・・・・下等種族の人間如きが優良種である悪魔、それもフェニックスであるこの俺を侮辱するか!!!!」
リアスの非難を無視してホスト擬き・・・・ライザー・フェニックスがイッセーにそう言う。よく見ると何時の間にか室内の人数が増えてるが恐らくホスト擬きの眷属だろう
「・・・・・おい4流ホスト擬き、何してくれてんだアンタ?」
「何だと!!!」
「お前の放った炎で本が燃えちまったじゃねえか!!!」
そういうイッセーの手にはライザーの炎で炭になった本が握られていた
「これ借物なんだぞ!!どうしてくれんだよおい!!」
「知るか!!!そんな下らん事よりこの俺を侮辱した事こそが重要だろうが!!!!」
「・・・・・・お言葉ですがライザー様とやら、貴方は自身の立場をよく理解しているのですか?」
「何だ貴様は!!!!」
一歩前に出たグレイフィアにそう怒鳴るライザー
「貴方は仮にもそちらのグレモリーの次期党首であるリアス様の婚約者、相応の態度と品性が求められる筈。それがこの様な愚行を平気で行って恥ずかしくないのですか?」
「黙れ!!!どこの馬の骨ともわからぬ女が、貴様こそ身の程を弁えろ!!!!・・・・・よく見れば貴様中々だな。どれ、この俺に相応の奉仕をするなら貴様とそこの男の無礼を許しおてやっても良いぞ?」
「・・・・・ライザー様、流石に今の発言は聞き捨てなりませんよ?」
ライザーのその発言にレイアが怒りを交えた声でそう反論する
「何ですかレイア様?貴女ともあろう方がこの無礼な女を庇うおつもりですか?」
「〝妹”を侮辱し尚且つ下種な発言をされて放置しないわけにはいきません。」
「・・・・・・・ハ?」
レイアの言葉にライザーは思わずそんな間抜けな声を出す
「そう言えば紹介がまだでしたね。彼女はグレイフィア・ルキフグス、生き別れになっていた私の血を分けた妹です。」
「な、何だと・・・・・・?」
それを聞いたライザーは目に見えて青褪めていた。当然だ、レイアは現魔王の1人であり自身の婚約者であるリアスの兄である〝サーゼクス・ルシファー”の妻であり女王だ。そんな彼女の妹に彼女の目の前で暴言を吐き下種な要求をしたという事がどれ程愚かな事なのかよく理解しているのだから・・・・・・そんな中、イッセーはケータイを弄っていた
「イッセー様?どちらに連絡を?」
「本を貸してもらってた友人に謝罪だよ。こういうのは早めに謝らないとな?」
青褪めてるライザーと困惑しているリアス達を放ってイッセーは通話をし何回かのコールで相手と繋がったのであった
「もしもし〝ハーデス”さん?イッセーだけど今良いですか?」
瞬間、室内の空気が凍り付いた
「ハ・・・・ハーデス・・・・だと?」
それを聞いたライザーの顔は更に青褪める
「実は謝んないといけない事が起きちゃって・・・・・この前借りた本駄目にしちゃったんですよ。え?駄目にした経緯?読書中にライザー・フェニックスとかいう4流ホスト擬きが突如逆ギレして八つ当たりで俺に炎ぶっ放してそれで炭になっちゃったんですよ。」
イッセーのその言葉にライザーの顔は真っ青になった
「ちょ、ちょっとよろしいでしょうか?」
「あ、ちょっと待っててくれる?・・・・どうしましたレイアさん?」
「今貴方が仰っていたハーデスとは・・・・もしや冥府のハーデスの事でしょうか?」
「そうですよ、ギリシャ神話の冥府の神でゼウスさんの兄弟のハーデスさん。ネトゲ友達の1人でたまに一緒に釣りしたりする事もあるんだよ。」
イッセーの言葉を聞いたライザーはとうとう腰が抜けるのだった。当然だ、知らなかったとはいえハーデスの私物を自身の炎で、しかも個人的理由で炭にしたのだ。先のグレイフィアに対する暴言の件だけでもかなりマズい状況なのにそれにこれが加わったのだ、最早彼の破滅は確定と言っても良いだろう
「ちょっと失礼。お待たせしましたハーデスさん。え?今どういう状況か?最近親しくなったリアス・グレモリー先輩とさっき言ったホスト擬きが今度レーティングゲームってのをやるとか言ってましたけど・・・・・え、話がしたい?わかりました、じゃあ部屋の人に聞こえるようにしますね。」
そう言ってイッセーがケータイを弄るとハーデスの声が響くのだった
『・・・・・・責任者は誰だ?』
「!!!!わ、私ですハーデス殿。名はレイア・ルキフグスと申します。」
『ほう、蝙蝠にしては礼儀正しい部類じゃな。ワシは今そこにいる小僧の所業のおかげで実に不愉快且つ怒りを感じておる・・・・じゃがな、1つチャンスをやろうではないか。』
「ほ、本当か!!!!!?」
それを聞いたライザーは内心希望を抱いた
『貴様が行うと言うレーティングゲーム、そこのリアスとかいう小娘側にイッセーを加える事じゃ。それで貴様が勝てば今回の件は不問にしてやろう。』
それを聞いたライザーは内心で狂喜乱舞していた。正直言ってリアスに負ける事は無いと考えており尚且つたかが人間1人が加わった程度、余裕で勝てると考えたからだ
「良いだろう・・・・・リアス、10日くれてやる!それまでに眷属を精々鍛える事だな!!!」
そう言ってライザーは帰ろうとするが
「待てよホスト擬き、まだお前に用事があるんだから。」
そう言いながらイッセーはワイングラスに透明の液体を注ぐ
「何だ人間?さっさとしろ。」
ライザーがそう言った次の瞬間
「全人類を代表しての宣戦布告じゃああああああああああああああ!!!!!!!」
バシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ
グラスの液体をライザーの顔面にぶちまけるのだった
『全人類代表って・・・・・何やってんだコイツ!!!!!?』
室内の全員が叫んだその時
「!!!アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」
突如ライザーが顔を抑えながら絶叫する
「ライザー様!!!?」
「どうしたのですか!!!!!?」
ライザー眷属たちがライザーに駆け寄る
「あ、ミネラルウォーターと間違えて聖水ぶっかけちゃった。テヘッ♪」
『聖水!!!?何やってんだよお前!!!!?』
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」
「しっかりしてくださいライザー様!!!!!」
「早く、早く治療しないと!!!!!!」
「・・・・・・・素敵なお方/////」ポッ
「レイヴェル様!!!!?何おっしゃってるんですか!!!!!!?」
「とにかく転移よ転移!!!!!」
喚きながらライザーとその眷属プラスαは転移魔法で去って行くのだった
『イッセー、10日後を楽しみにしておるぞ。』
「わかりましたよハーデスさん。そうだ、今度また釣りしませんか?今度こそアケローン川の主を釣り上げましょうよ。」
『フォフォフォ、それは良いな。考えておこう。』
そんなやり取りをしながらイッセーはグレイフィアと共に帰るのであった
「・・・・・・・・・・・・取り敢えずサーゼクス様に報告しに行きますね。」
「ええ・・・・・・もう婚約は無いも同然だけどね。」
疲れ切った表情でそう話し合うレイアとリアスであった
「(またかよ・・・・・グレイフィアの姉という原作にいない存在はまだ良い。だがハーデスと友人とかどうなってるんだ!!!!?一体どれだけ僕の計画を潰せば気が済むんだコイツは!!!!!)」
そして誠治は何時もの様にイッセーを内心で罵倒するのであった
後書き
今回は此処までです!!ホスト擬きの破滅此処に始まるでした・・・・・・・次回は修行回になるのかそれとも・・・・・・ともかく次回もどうぞお楽しみに!!
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