サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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あれから一週間、、、
フジオはフォーレトスの
利用契約を解除し、サトシの家で
姿を隠す事となった。
サトシの家にて
《PM21:00》
サトシはフジオ(カツラ)の家族を装い、
フォーレトスからカツラを引き取り帰宅した。
サトシ:「着きましたよっ。」
カツラ:「うむっ。普通の民家臭の漂う
いい家じゃっ」
サトシ:「あ、ありがとうございます。」
サトシ(普通の民家臭?)
ガラッ
サトシ:「ただいまー」
カツラ:「ほう、、、」
サトシ:「ここが、俺ん家です。
とりあえず、カツラさんが
フォーレトスの経費で買ってきた
このノートパソコン、置く場所は居間で
いいですよね?」
カツラ:「うむ。構わん。」ボリボリ
カツラはサトシの居間にあった
お菓子を物色し、くつろぎはじめた。
サトシ(俺が留守の間大丈夫かなぁ)
少し不安になりながら、サトシは
ノートパソコンの取り付けた。
サトシ:「寝室は俺の母さんが
使っていたあっちの部屋を
使って下さい。じゃあ、俺は風呂にでも
入ってきますから。」
カツラ:「おっと、その前に、、」
サトシ:「?」
カツラはビニルテープを取り出し、
居間の真ん中にテープを貼りだした。
サトシ:「、、なんですか?このテープ。」
カツラ:「、、ここからこっちは、
ワシの陣地だから。」
サトシ:「え?」
いまいちキャラが読めないカツラに
サトシは少し戸惑ったが、
カツラの居候生活がはじまった。
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