戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第五十一話 佐薙中尉!忍者は手裏剣!!その十三
「そのスーツ着てるから俺達は平気だけれどな」
「観衆はたまらないだろ」
「精々真夏で凍えてろ」
「いつも俺達の悪口言ってくれてるしな」
「ああ、もう雪溶けたぞ」
「一瞬でな」
見ればもう夏に戻っている。
「雪止んでな」
「積もった雪ももう消えたぞ」
「もう摂氏四十度に戻ったぞ」
「空も快晴よ」
「何だよ、もうか」
「もう夏に戻ったのかよ」
見ればそうなっている、さっきまで東北の冬そのものになっていたがもう夏の大阪の猛暑日に戻ってしまっている。
「いい加減な作品だな相変わらず」
「一話ごとで季節行ったり来たりで」
「夏から冬、そして夏に戻る」
「凄い世界だな」
「雪は溶ける前にかき氷にしたぞ」
「いちごにレモンもあるぞ」
「いちごミルク最高だな」
「宇治金時もいいな」
観衆の人達はかき氷も楽しんでいる。
「じゃあ楽しむか」
「早速な」
「それじゃあな」
「かき氷食いながら御前等の負けみてやるな」
「さっさと負けろ!」
「そして連載追われ!」
いつもの言葉を言うのだった、だが。
二人はそんな観衆達にやはりいつも通り中指を突き立ててだ、こう言い返した。
「そうはイカの栗きんとんだからな」
「俺達の連勝記録はまた更新されるぜ」
「そして今回は星名美津紀さんだ」
「あの人の写真集とDVDゲットだぜ」
こう言いながら藤井寺球場の跡地に入った、そして瞬と佐薙が来るのを待っていたが瞬達が見た二人は。
スーツのままかき氷を食っていた、それで瞬は二人に問うた。
「何食べてるのよ」
「見ればわかるだろ、かき氷だよ」
「日本の夏の名物料理だよ」
二人は瞬に平然として返した。
「やっぱり夏はこれだろ」
「かき氷に限るぜ」
「いちご美味いぜ」
「メロンも捨て難いけれどな」
「あんた達のスーツって冷気も熱気も関係ないでしょ」
瞬も二人のスーツの能力を指摘した。
「それにスーツの上からよく食べられるわね」
「そんなの気にするなよ」
「仮面ライダーだってあの口で噛めるんだぞ」
特にアマゾンはだ。
「仮面でもな」
「だから俺達だってかき氷食っていいだろ」
「そっちもどうだよ、美味いぞ」
「別に毒とか入れないぜ」
「それはいいわよ」
別にと返した瞬だった。
「後で私が自分で買うから」
「ああ、そうか」
「じゃあこっちも勧めないな」
「それじゃあこれ食ったら」
「早速勝負か」
「勝負は二十分後よ」
開始時間はだ。
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