英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~(閃Ⅰ篇)
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外伝~可憐な姉妹の想い~中篇
エリスに”性魔術”の説明をしているエリゼの様子を見たリィンは止めようとしたがベルフェゴールとリザイラに止められていた。
~第三学生寮・リィンの私室・夜~
「……………………に・い・さ・ま~~~?本当にその”性魔術”とやらでお二人と契約したのですか~~~?」
”性魔術”の説明の途中から顔を真っ赤にしていたエリスは説明を聞き終えると目にも見える程の怒気をメラメラと燃やしながら背中に空は雷鳴が連続で轟く大嵐、火山が噴火し、大地は割れ、割れた大地からマグマが次々と噴出すると共に地震が起こり続けている幻影が見えるほどの膨大な威圧を纏って微笑みを浮かべてリィンを見つめ
「ち、違うからな!?俺が望んでやった訳じゃなくて、二人が無理矢理してきたんだからな!?」
エリスに微笑まれたリィンは慌てた様子で答えたが
「という事はやはりお二人と”性魔術”をしたのですね~~~?」
「あ”。」
エリスと同じように目にも見える程の怒気をメラメラと燃やしながら背中に空は雷鳴が連続で轟く大嵐、火山が噴火し、大地は割れ、割れた大地からマグマが次々と噴出すると共に地震が起こり続けている幻影が見えるほどの膨大な威圧を纏い、魔力によって発生した電撃をバチバチを迸らせて微笑みを浮かべるエリゼの指摘に自分で墓穴を掘ってしまった事に気付いた。
「あ、ちなみに時々だけど私達はご主人様に”性魔術”を施してあげているわよ♪」
「ベ、ベルフェゴール!?」
「ふふふ、これもご主人様の為です。既にお分かりと思いますが”性魔術”は他者に自身の力を分け与える一番効率的な方法です。なので私達が慕うご主人様には私達の力を得て更なる力を手に入れ、強くなって頂きたいという思いで、時折”性魔術”を施してあげているのですよ。」
「リ、リザイラ!?というか二人とも絶対に自分達が楽しむ為にやっているだろう!?俺は断っているのにいつも二人が無理やりしてきているじゃないか!」
ベルフェゴールとリザイラの言葉を聞いてリィンは慌てた様子で反論した。
「うふふ、でもご主人様もいつも気持ち良くなって、たくさん出しているからいいじゃない♪」
「ふふふ、”魔王”と”精霊王女”による奉仕をいつでもしてもらえる上、中に出す事も許されている光栄な人間はご主人様が世界初でしょうね。」
「た、頼むからもうこれ以上状況が不味くなるような事を言わないでくれ…………!」
からかいの表情のベルフェゴールと静かな笑みを浮かべるリザイラの言葉を聞いたリィンは冷や汗を滝のように流しながら表情を青褪めさせて恐る恐るエリゼとエリスを見つめた。
「なるほど…………”やはり”そうでしたか……ウフフフフフ…………!」
「フフ……帝都にいる私に会う暇がない程、学院生活をとても満喫していらっしゃったようで何よりです…………ウフフフフフ………!」
「………………………………」
それぞれ膨大な威圧を纏うエリゼとエリスに微笑まれたリィンは表情を青褪めさせた状態で突如襲い掛かってきた恐怖感によって身体をガタガタ震わせて黙り込んだが
「うっ!?な、何だ……!?か、身体が痺れ…………」
突然身体が痺れ始めて戸惑った。
「―――フフ、さすがペテレーネ様が調合なさった遅効性の痺れ薬ですね。時間も教えられた通りピッタリです。」
「し、痺れ薬!?ま、まさかさっき俺が飲んだ紅茶に……!というか、何でそんな事をしたんだ……!?」
「ね、姉様……?」
「あら♪やるじゃない♪」
「ふふふ、どうやら”最初からそのつもり”だったようですね。」
微笑みながら呟いたエリゼの言葉に驚いたリィンは信じられない表情でエリゼを見つめ、エリスは戸惑いながらエリゼを見つめ、ベルフェゴールとリザイラは感心していた。
「―――ベルフェゴール様、リザイラ様。お二人ともご存知と思いますがエリスを助けた時に見せた兄様に秘められている謎の力で兄様は疲れているご様子です。なのでここは妹として、兄様を癒して差し上げたいのですが……」
「なっ!?まさか……!」
「うふふ、そう言う事ね♪――はい、結界をこの部屋に展開してあげたから邪魔者は入ってこれないわよ♪勿論、声も漏れないようにしてあるわ♪ちなみに結界を解く合言葉は”リィン、愛している”よ♪それじゃあどうぞ、ごゆっくり♪」
「ふふふ、それでは私達は少々用事がありますので失礼します。久しぶりに再会できた兄妹同士、互いの愛を好きなだけ確かめ合ってもらって結構ですよ。」
「ベルフェゴール!?リザイラ!?頼むからエリゼを止めてくれ……!」
ベルフェゴールは結界を展開してエリゼに耳打ちをした後、リザイラと共にリィンの助けを呼ぶ声を無視して転移魔術でその場から消えた。
「ね、姉様。もしかして……」
一方その様子を見守っていたエリスはある事を察して驚きの表情で見つめていた。
「―――エリス。ベルフェゴール様とリザイラ様の件でわかったでしょう?私達の想いに気付かない所か、学業が本業の学院生活でそんな破廉恥な事をしている兄様に”遠慮する必要はない”って。それに兄様が血が繋がっていない事で悩んでいらっしゃるのだから、”他の方法”で”本当の家族”になればいいだけなのだから、そうしましょう?そうしたら兄様も家を出るなんて馬鹿な考えも2度としないわ。」
「で、でも…………」
エリゼの説明を聞いたエリスは未だ迷っていたが
「貴女が嫌なら、私一人で兄様と愛し合って、将来貴女の前で私と兄様が夫婦である事を見せつける事になるわよ?それでもいいの?」
「!!嫌なんて事は絶対にありません!私だって、兄様の妻になる日をずっと夢見ていたんですから……!これ以上姉様に兄様の独占はさせません……!」
エリゼに発破をかけられ、決意の表情でリィンを見つめた後エリゼと共に服を脱いで下着姿になった。
「エリゼ!?エリス!?ふ、二人とも正気に戻れ……!俺達は兄妹なんだぞ!?」
下着姿になった二人を見たリィンは慌てた様子で言ったが
「フフ、私達は到って正気ですよ?」
「さあ、”本当の家族”になる”儀式”をしましょう?」
二人はリィンの意見を一切無視して、なんとリィンを押し倒してある行為を開始した。
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