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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第五十一話 佐薙中尉!忍者は手裏剣!!その十

「しかもこの作者はこの作品については三行先も後先も考えずに書いている」
「一切、ですよね」
「それこそ何も考えないで書いてますよね」
「だからどうなるか」
「全然わからないんですよね」
「作者が思いつけばだ}
 それこそ、である。
「この話で打ち切りもあればだ」
「主役が死ぬこともですか」
「あるんですね」
「そうだ、ちなみに作者は嫌いなキャラは容赦なく消す」
「そうしたキャラ最初から名前違いますからね」
「普通のキャラと比べて」
「君達は今のところは大丈夫だが」
 名前でわかる作者が嫌いなキャラだ。
「この作品はわからない」
「ううん、どうなるか」
「二次だと嫌いなキャラは即座に消すからわかるんですがね」
「作者は主役消したことないですけれど」
「そうした名前のキャラ以外は」
「この作品についてはわからない」
 悪田部は二人に強い声で言った。
「しかし君達はそれを受け入れるか」
「いえ、全然」
「俺達俺達のことしか考えないですから」
 堂々と言い切った、二人も。
「主役であればいいんですよ」
「俺達は」
「それでやりたい放題やれればオッケー」
「酒にお姉ちゃんにご馳走って」
「実に君達らしい、では私から言うことはない」
 言うだけ言って止めた悪田部だった。
「君達の武運長久を祈る」
「はい、それじゃあ」
「宜しくお願いします」
「ボーナスは」
「そっちの方は」
「任せてくれ。しかし君達は毎回グラビアアイドルを出しているが」
 毎回毎回だ。
「最近ネタは減ってきている」
「もう五十一話ですから」
「五十一人出してますからね」
「それじゃあ流石にですね」
「減ってますね」
「そうだ、だからだ」
 それ故にというのだ。
「その面からもだ」
「この作品はですか」
「連載終了は近い」
「そういうことですか」
「実際にそうなってるんですね」
「そのことはわかっているな」
 何しろ第五クールである、今は。
「どちらにしろこの作品はもうすぐ終わる」
「その割には同じこと繰り返してますね」
「ワンパターンばかりで」
「正直芸がないですね」
「このまま続くっていうのも」
「マンネリでもいいと開き直って書かれている作品だ」
 衝撃のネタバレである。
「しかしその作品もだ」
「いよいよですか」
「完結ですか」
「じゃあそれまで主役でいます」
「どんな手段を使っても」
 こう誓ってだ、そのうえで。
 二人は藤井寺に向かうのだった、自分達の為だけに。
 瞬は西郷にだ、こう言われていた。
「藤井寺には心があるでごわす」
「今もですね」
「そうでごわす」
 西郷も言う、日帝衆本部の己の部屋において。 
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