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転生特典は聖槍の影打

作者:ワッパー
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2話 イメージは大切

 
前書き
名無さん、感想ありがとうございます!
自分はまだまだ未熟で至らない身なので感想を頂けたら嬉しいと思います。

 

 
前回のあらすじ

シュピーネさんは凄いという事が解った


転生して次の日

「よし!今日は何しようか…」

簡単に朝飯を食べながらまるでピクニックに行くかのような口調で言う俺、櫻井空は

「うーーん、情報収集もテレビのニュースでは限界があるし…そだ、図書館に行こう!」

思い立ったが吉日と言わんばかりに直ぐに着替えて図書館に向かう

図書館まで行く途中に自分の特典について考えていた

「今の俺は活動位階…形成位階の武器は何だろうか…刀になるのかな?」

幸いなのは聖遺物が何か解っている事だ
武装具現型な為、形成されるものは武具の類なのは推測できるが……中々出来ないものだ


今の自分の状況を整理していると自分がまだまだと言えるなと自虐的に笑ってしまう。


すると目の前にヒラヒラまた紙が落ちてきた

開いてみると

『やぁ、二度目の手紙だよ』

まさかの二通目…一通にまとめろよ

『追伸! 黒円卓の聖槍の他にも聖遺物が与えてるから頑張ってね』

何ッ!他にもあるの!一つでも持て余してるのに!てか1人複数は持てないよね!

手紙は燃え尽きたが、俺の心に何とも言えない気持ちが去来した


図書館に着くと調べものをした
歴史や地理などは俺の世界のものと大差なかったので一安心だ

そして地図帳やパソコンで情報収集すると解った事がある…やばい…

「何これ…」

早急に創造…最悪形成位階にならないといけない。だって…


駒王町があるのだから…


空は家に帰ると思わず頭を抱えた、

何でインフレ激しい世界に転生したんだよ!
あの女神!一般ピーポーな俺を何て世界に送りやがった!


「ヤバい…早く戦えるようにならないと…」

顔が青くなったままで家に帰り真夜中に外に出た

夜の町の中、自分の足が赴くまま歩きながら自分のこれからを考える

「この世界だと創造って『禁手(バランスブレイク)』扱い…なら流出は?『覇龍(ジャガーノート・ドライブ)』くらい?…」

何て考えていたが……この時の俺は知らなかった……活動だけでも十分強いって事を……それでも

「死にたくない……」

幾ら聖遺物を手に入れても前世では一般ピーポーなので用心するに困ることは無い……夜の散歩を終えて、家に帰る


家の地下の特訓場にて

「よし……行くぞ……形成(イェツラー)


何も起こらない……変わった事と言えば右手には黒い刀身の日本刀が………アレ?


「形成出来てるうううううう!」


何故にwhy!あんだけ訓練しても出来なかったのに!こんなにアッサリ⁉︎
まさか…聖遺物が…俺の生存本能的なモノに答えてくれたのかな?

シュピーネさん⁉︎俺出来ました!

ーそうですか、それはおめでとうございますー

「ねぇ!やっぱり、いるよねシュピーネさん!」

ー気のせいですともー

「なんか聞こえて怖い!」

謎の電波に取り憑かれたのか?俺は?

「まぁいいや、形成出来たから次は創造だな…いや、その前に…使ってみるか」

特訓場にて

「予想はしてたけど、やっぱり刀剣か…」
何回か素振りをしてみる、剣道の知識は前世の時に本を読んだので一通りはあるが

「使いにくい」

やっぱり合わないのかな?

「屑兄さん宜しくの大剣なら嬉しいけど…おお!」

それは屑兄さんと同じ身の丈以上の大剣になった、普段の俺では持てないような重さの武器だが

「重くない…本当に俺に最適化されてるんだ」

片手で簡単に振り回す事が出来た

これは『黒円卓の聖槍』は本物には無い特性がある…それは

《使用者に合わせて武器の形を最適化する》
コレが俺を形成位階に至るのを邪魔していたのだ、決まった形が無いので武器の形をイメージし難いのだ、だから活動の能力から考えないといけなかったのだ


「よし、それ」

大剣を上段に上げて振り下ろすとそこから直線上に亀裂が生まれた

「へー、凄いなこれ…他の武器にも成れるのかな?」

大剣も良いが複合武器にも浪漫があるイメージはkkkのソハヤ丸だろうか

「アレみたいに曙光の輝きなんて無いけど」
と考えていたが

「へ?」
それは赤くは無い黒いソハヤ丸だ…

「イメージしたけど、これはネェだろ…」
と思ったらソハヤ丸は元の大剣に戻った……ん?まさか…


「俺の想像力次第で他の聖遺物にもなるんじゃないのか?」


この考えが後に繋がる俺の渇望や創造のヒントになったのであった。


 
 

 
後書き
駄文を読んで頂き、ありがとうございます!
形成位階に行くの早すぎ!と思うかも知れませんが……活動だけでは未熟な自分の文才で書けないのです(笑) 
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