サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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ヤマオ”工務店”にて、、、
サトシ:「.....と、いう感じでですね、我が社では
鋼鉄プレートを使用した超合金ドリルなどが
ございまして、、、」
ヤマオ店長:「前にも電話で言ったけど、
ウチの商品はデザインから製造まで全部自分で
手がけてやってるから、契約はちょっとなぁ。」
サトシ:「そこをなんとかお願いします!」
ヤマオ店長:「ま、お前はまだまだ
若いし、なぁに、その内いい事あるさ!
はっはっはっ!」
サトシの契約相談はヤマオ”工務店”の店長に
通用せず、結局話をそらされて
終わってしまった。
サトシ:「お忙しい中、ありがとうございました。」
ヤマオ店長:「若僧よ!このぐらいで
ヘタレてはいかんぞ!人生の壁に
ぶつかったら、先ず山を登って見ろ!
山はいいぞ!」
サトシ:「ははっ、、では、失礼します」
バタンッ
結局、新規契約は出来ず
サトシはヤマオ”工務店”を出た。
サトシの後ろには
「山男の経験が生んだ最高峰の工具」という
看板が建っていた。
サトシ:「ここもダメだったか、、」
この後も企業や店を数件回ったが、
どこも新規契約には至らず
サトシはタマムシ公園のベンチに
腰をかけ、色々と考えながら
少し休憩をした。
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