| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

fate/EX=zero

作者:zeron
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

天才少女の月旅行
  予選最終選考



扉の奥を開くとダンジョンのような構造になっている異質な空間へとつながっていた



「戦闘において君も敵もサーヴァントに対して使えるコマンドは3つ アタック ブレイク ガード だ」

どこからか聞こえる声の説明を記憶していく

本来サーヴァントを使う場合ならもっと複雑な指示をする命令をシンプルにわかりやすくしたシステムに変更したのだろう


素早い行動で攻撃するアタック

力任せに攻撃するブレイク

防御するガード

アタックならばブレイクの大振りより素早く攻撃を命中させることができるがガードの防御に止められカウンターを喰らう

ブレイクならば防御を打ち破りダメージを与えられるがアタックの速度に付いていけずダメージを受ける

ガードならばアタックの攻撃を受け止めカウンターができるがブレイクの力は耐えられない


要するにじゃんけんだ

チュートリアル用に出てきた虫の姿をした敵性プログラムを3つのコマンドによって叩き潰していく

「なるほど、どれだけサーヴァントの実力に差があったとしてもスキルによる攻撃がない純粋な殴り合いならばじゃんけんに負けない限り勝利できるというわけだな」

「その通りだ、もっともスキルを使わないマスターを見たことはない、やはり契約するサーヴァントが強い者の方が勝率は高い」


そりゃそうだ


適当に敵性プログラムを破壊してたまに宝箱を開封しながら突き進んでいく

「……ここが最奥か」


どこか教会を感じさせる空間が目の前に広がる


そしてその中央には私の操作しているのとそっくり人形が立っている

「やれやれ、ここまで来たらサーヴァントと契約できると思ったがまだ戦闘が必要なようだな」


先ほどまで戦っていた敵性プログラムよりはるかに強い力を感じさせる敵の人形は見た目こそ同じだがこちらの人形より性能が高いようだ

「コードキャストradiation_mgi」


人形に魔力を注ぎその魔力をジェット噴射させる

魔力放出と呼ばれるスキルと同じ現象を起こすコードキャスト空気撃ちの上位系によって加速する私の操作する人形は敵の人形を殴り続ける

アタック アタック ブレイク ガード ブレイク アタック

40回くらいコマンドですべて勝利して敵を圧倒し続ける

だが


「防御が硬すぎる、レベルを上げて物理で殴れじゃだめなのか?」
少しだけ体にヒビが入っているが倒れるにはまだ先は長そうだ
というか最初から思っていたが私の人形弱すぎやしないか?

「攻撃用のコードキャストなんかほとんど持ってきてないんだけど」

ん?そうだコードキャストだ
あるじゃないか遠坂凛のコードキャストが

どれがどれでどう使うかわからないがそこは私のコードキャストで読み解けばいい

「…コードキャストoperation(future)」


ふむ、人の物を勝手に使うのは気が進まないが仕方がない
そもそも遠坂凛が落としたのが悪いしね



「消し飛べ人形!」

call_gandor(64)
詳細まではわからないが攻撃用のコードキャストだということはわかった

宝石は輝き爆発を起こす

遠坂の宝石魔術…コードキャストは威力だけは一流だ





「…ん?」



爆散した人形の欠片がカードとなって私の周囲を囲みだした
カードの柄は

「セイバー、アーチャー、キャスター、ライダー、アサシン、バーサーカー、サーヴァントのクラスか」

つまりこのカード達のどれか1枚と私は契約をするというわけだ


セイバーが3枚 アーチャーが1枚 キャスターが5枚 ライダーが1枚 アサシンが2枚 バーサーカーが3枚

「地味にランサーのカードがない・・・だ・・・と・・・てかキャスター多すぎるだろ」

さすがに突っ込まざるを得ない
さて、どのカードを選んだものか

いや、選ぶまでもない
最優のクラスと言われるセイバーのカードがあるんだ
その中で一番力を感じるカードを選べばそれでいい


「あなたと契約するわ…来て!セイバー!!」







セイバーのカードへ手を伸ばす、指定されたセイバーのカードはふよふよと浮いて私の手の中へ………

















そして

















「ちょ!?」

ふよふよとこちらへ来るセイバーのカードを押しのけてバーサーカーのカードが私の手の中に入ってしまった!






そして強烈な光を出して目の前に現れたサーヴァント



甲冑を装備して手にはランス
金髪でなんというかマンガとかラノベに出てくる典型的な女騎士って感じの女性のサーヴァント


そしてその女騎士はこう言い放った








































「あなたが私のお姫様ですね!?」

別のサーヴァントとチェンジしてください 
 

 
後書き
最初はおじさんのキャスターサーヴァントをパートナーにする予定だったのにいつの間にかガチ百合バーサーカーがパートナーになっていた!私でも何を言っているかよくわからな(ry

 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧