| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

selector KAMENRIDE WIXOSS

作者:紡ぐ風
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第2部『計画打倒編』
  最終話『この決着は…』

 
前書き
ライダー&セレクター一言図鑑
仮面ライダーゴースト:『仮面ライダーゴースト』に登場。18歳の誕生日に眼魔に殺された天空寺タケルが生き返る為に戦う。投稿時点で最新の仮面ライダー。
繭:セレクターバトルを生み出した始まりの少女。産まれた時から幽閉されており、死ぬまで外の世界を知らず、外で遊ぶ人々に憎しみの念を持ったまま死んでしまう。以降、セレクターバトルを管理する白窓の部屋の住民として精神のみ生き続けるがるう子の説得によって成仏した。
仮面ライダー龍騎:『仮面ライダー龍騎』に登場。電子情報ジャーナリストの城戸真司が偶然拾ったカードデッキを手にして戦う。真司は最初ライダーバトルを止める為に戦っていたが、レイドラグーンの大軍を前に一人の少女を守り、本当の願いが人々を救うことだと自覚しながら息絶えていった。
仮面ライダーディケイド:『仮面ライダーディケイド』に登場。記憶喪失の青年、門矢司が光夏海から渡されたディケイドライバーを使い変身。各平成主役ライダーに変身する能力を持ち、その正体は悪の組織である大ショッカーの大首領である。 

 
「分かったわ。私も戦う。」
「そうだよ。何かの為に自分の魂を燃やして正面からぶつかり合う。それがセレクターで、仮面ライダーだよ!」
「なら繭も、私ももう命は無いけど戦える?」
「勿論!」
「そう、なら私も命を燃やして戦うわ。」
繭はオレゴースト眼魂のスイッチを押してゴーストドライバーにセットする。
{ア~イ!バッチリミナー!バッチリミナー!}
オレゴースト眼魂をセットすると、ゴーストドライバーからオレゴーストが出現する。
「変身!」
{カイガン!オレ!ォレッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!ゴ!ゴ!ゴ!ゴ!}
繭は仮面ライダーゴーストに変身した。
「みんな、行こう!」
鎧武達は再びシグマサーキュラーの所に向かう。
鎧武達がタナトスの広間に着くと、シグマサーキュラーの攻撃でボロボロになったブレイドジョーカーがいた。
「剣崎さん!」
「ゴーストのセレクターが見つかったのか。」
「はい!」
「なら、これを受け取ってくれ!」
ブレイドジョーカーは剣崎に戻り眼魂をゴーストに投げる。
「ゴースト、それを使ってくれ!」
「分かったわ。」
ゴーストは渡された九つの眼魂を一つずつセットする。
{カイガン!クウガ!超変身!変わる全身!}
「ハッ!」
{カイガン!アギト!目覚めし魂!神々の話!}
「ハァッ!」
{カイガン!龍騎!周りはライバル!始まるサバイバル!}
「ョッシャア!」
{カイガン!響鬼!鬼の響き!それが音撃!}
「よっ!」
{カイガン!カブト!今すぐ加速!キャストオフ!}
「ッフ!」
{カイガン!電王!電車で参上!入れ替わる感情!}
「久し振りに、俺、参上!くぅ~、やっぱり俺はカッコイいな~!」
{カイガン!ディケイド!読み込むカード!顔がバーコード!}
「ここは、一体誰の世界だ?」
{カイガン!フォーゼ!スイッチ押した!宇宙キター!}
「宇宙キター~!俺は仮面ライダーフォーゼ!宇宙の生き物全てとダチになる男だ!」
{カイガン!ドライブ!警官、正義感!タイヤコウカン!}
「なんだかわからないけど、ひとっ走り付き合ってもらうぞ!」
剣崎が渡した眼魂を使い、ゴーストは九人の平成仮面ライダーを召喚した。剣崎は再びブレイドに変身し今ここに、全ての平成主役ライダーが勢ぞろいする。
「あれは、シグマサーキュラー!」
「しかも、魔法の力が加わっているわ!」
驚くドライブにウィザードは説明する。
「なるほどな、大体分かった。ここは仮面ライダーの世界じゃ無い。つまり、シグマサーキュラーを破壊して仮面ライダーの世界と再びリンクを切りたい。そうだろう。」
「はい!」
ディケイドの言葉に鎧武は頷く。
「そうなれば話は早い。昭和ライダーに出来たんだ。俺達もやるぞ!」
ディケイドがそう言うと、
「ああ、あれか。」
「ちょうど揃っていますしね。」
クウガとアギトが納得し、平成主役ライダー達は肩を組み始め、セレクター達もその輪に加わり17人は一つの輪になる。
『複数ノセレクターヲ確認。管理ヲ開始スル。』
シグマサーキュラーはそれを見て行動に入ろうとするが、
「させません!」
〈ソイヤッ!スイカアームズ!大玉、ビッグバン! 大玉モード!〉
残月がスイカアームズ大玉モードに変身し、妨害する。
『セレクターヲ確認。妨害スル為、無力化及ビ、管理ヲ開始スル。』
妨害されたシグマサーキュラーは残月に標的を変更し攻撃するが、大玉モードを何度破壊してもデジタル化し、再復元されてしまう。そして、シグマサーキュラー手こずっている間に、鎧武達の準備が整い、
「ライダー!シンドローム!」
17人の平成主役ライダーは右腕を掲げ、光を放ちシグマサーキュラーを消滅させる。そして、クリエイトウィザードリングは破壊され、仮面ライダーの世界となってしまっていたこの世界は元に戻る。
「それじゃあ、さよなら。元気でやれよ!」
「おばあちゃんが言っていた。正義は己の心にある。自分の信じた道を進め。」
「俺達は次の世界へ行く。お前達も自分の世界を作れ。いつか俺が破壊しに行ってやる。」
「俺は如月弦太朗!異世界の奴ともダチになる。覚えておけよ!」
「みんなは若いんだから、迷った時は考えるのを止めて真っ直ぐ進むのもやり方の一つだ。」
何人かのライダーは別れ際に一言言い、眼魂の力で召喚されたライダーは消えていった。
「どうやら、俺ともお別れのようだ。」
剣崎はそう言う。
「どうしてですか!」
「俺もクリエイトウィザードリングの力で呼び寄せられたライダーだ。効力が消えたら、元の世界に帰らないといけない。みんなと出逢えて良かった!それじゃあ、さよなら。」
剣崎も光になって消滅する。これで、完全に仮面ライダーの世界との融合が解除された。
「さて、バトルの再開の事だけど、実は私はウリスにベルトを渡してなかったの。あれは別のセレクターに渡そうと思っていた物を無くしちゃって、いつの間にかウリスの所に行っていたみたいなの。だからこれはお詫びとして、今残っているセレクター全員を優勝として、みんなに5カートンずつプレゼントするわ。だからもう戦わなくていいわよ。」
「繭、、、」
「だって私の我が儘でみんなを付き合わせたのにその上私の管理の所為で迷惑をかけた。それならそれ相応のお詫びは必要よ。」
「まあ、繭がそう言っているんだ。あんたも頷きな。」
「うん。」
「それじゃあ、ライダーバトルは終了。ベルトを破棄した人から順に発送するわ。」
繭はそう言って光となり消滅した。
「じゃあ、ボク達も終わらせるか。」
「なら、みんなで一緒に終わらせよう!」
「いいねそれ。」
こうして、るう子達はベルトを一斉に破棄し、セレクター達によるライダーバトルは幕を閉じた。

一週間後─
「るうちゃん、繭ちゃんからお荷物、届いているわよ。」
「ありがとうばあちゃん!って大きい!」
るう子が驚くのも無理は無い。5カートン分のWIXOSSともなれば仕方ないことである。その時、
「るう子、おはよう!私も脱落したはずなのに、チェインドセレクターが5カートン届いたんだけど!」
「えっ!遊月の所にも!」
「そう!だからさ、みんなで開封会やろうよ!」
「いいかも!でもどこで?」
「伊緒奈が部屋を貸してくれるって!」
「じゃあ行こうか!ばあちゃん、行って来ます!」
「行ってらっしゃい。気をつけてね。」
ハツは急ぐるう子達を見送った。
場所は浦添グループビルの伊緒奈の部屋に移り、るう子達はパックの開封を行っていた。
「やった!私の欲しかった龍滅連鎖が一発目で手に入った!」
「ええ~、凄い!私なんてメリゴランだよ。」
「えっ、何このルリグ!なんか寝ている!」
「それって1カートンに75%の確率の封入率のカードじゃん!」
「るう子凄い!」
「またエルドラ。これで4連続だよ!」
「ああ!またタロットカードみたいなの引いた!」
「甘い!私なんて全部がパラレルの箱からクマムスとブラック・コフィン、ペナルティ・チャンスにサーバントO3を引いたもん!」
「いや、君達は凄いね。ボクは極めて普通の封入だよ。ほら。1カートンでエルドラが2枚、タマが2枚、アイヤイが2枚、チェイン・Wキャノンが2枚、龍滅連鎖が2枚、メリゴランが2枚。タロット仕様も一枚ずつ。???も一枚だ。」
「ある意味文緒の方が凄い気も。」
そうして、互いに要らないカードをトレードしあい、不必要に余ったコモン束にしてリサイクルショップに売ったりした。
「伊緒奈さんのSPの方には今日はお世話に鳴りました。カードを売るとき保証人となっていただいて。」
黒服は黙って頷いた。
「さて、ライダーバトル終了記念に今日はみんなでパーティーだ。家族のみんなに色々お話しながらさ!」
「それいいかも!」
「それなら、私のグループで経営しているレストランで行いましょう。」
るう子達は家族全員を呼んで海が見える綺麗な景色のレストランで盛大にパーティーを開いた。そして、るう子達は家族にライダーバトルの事、セレクターの事、出会いの事を話し、家族は家族同士で親睦を深めあった。
「香月、私もいつか、2人でこういう所に来たいと思っていたけど、まさかこんなに早く叶うなんて思わなかったよ。」
「僕もだよ、遊月。」
「ああ!こら、何抜け駆けしているの!」
「抜け駆けじゃ無いもん!」
「ああ、遊月も華代さんも落ち着いて。」
「「香月は今は黙ってて!」」
遊月達はいつもの通りである。
「それにしても、文緒さんの所は、ご両親が要らしてないのね?」
「ええ、ボクは、ふたせが書いてくれた小説の印税で自活していますので。」
「そうでしたの。すみません。」
「いえ、こんな事、よそ様に話せませんので。」
文緒はふたせと一緒に大人達と話していた。
「るうはね、セレクターになれて良かったって思っているの。だって、こうしてみんなと友達になれたから。みんなと出会えたのはセレクターだったからだって思うと、繭に感謝の気持ちが湧いて来るんだ。」
るう子は、ただ一人、夜空に向かってそう呟いた。
Fin.
新番組予告
新番組、仮面ライダー555対仮面ライダーアギト!
近い未来、人類は2つの脅威に怯えていた。一つはアギト。超能力者が進化の先に行き着く究極系。最初は人類を守る為に戦っていたが、力に溺れた者が増えた結果、一つの独立国家となる。現在、初代アギトである津上翔一は記憶を無くしてしまい、木野薫による摂関政治が行われ、日々人類に恐怖を与えている。もう一つかがオルフェノク。死に直面した人間が変異する異形。誕生して間もない頃は人間に怯えるように暮らしていたが、王であるアークが目覚めて以降、使徒再生の力を行使し人間を殺して仲間を増やしていった。現在、オルフェノクは一党独裁の政治国家となり、各大臣はライダーズギアを所持している。但し、原初のギアであるファイズは反逆者の乾巧と共に行方不明である。果たして、人類の行方はいかに!本作品完全終了後に、投稿開始!
劇場版予告
こことは異なる次元、ベンタラー。ベンタラーを支配している異星人、ゼイビアックス将軍がウリスと手を組む。セレクター達よ、ドラゴンナイト達と共に、ゼイビアックスの野望を砕け!『劇場版selector KAMENRIDE WIXOSS DIVE IN TO THE MIRROR』
同時上映の夢限戦隊ステアードファイブは、
「「「「黄金の拳銃!?」」」」
記憶を無くした少女、ルガン。彼女が持っていたペン、ライター、ボタン通しにはある秘密があった。そして、ルガンを狙う敵。更に、
「我が名はゴルドアヴェンジャー!全ての命を奪う者!」
封印されたシグニビーストが復活!この夏、少女達の最大の冒険が始まる!『夢限戦隊ステアードファイブThe Movie 黄金銃争奪戦!奇跡の共鳴!』
*尚、本作品での夢限戦隊ステアードファイブの投稿は行いません。
 
 

 
後書き
皆さん、今まで読んでいただきありがとうございます。次回から劇場版タイプの作品を数本投稿します。よろしかったら是非読んで下さい。それでは、もう少しだけ、お付き合いお願いします! 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧