ドリトル先生北海道に行く
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第五幕その二
ジャガイモを食べてです、そのうえで。
バターコーンもい食べましたがこちらもでした。
「何でこっちもね」
「美味しいんだろうね」
「バターとコーンの味が合わさって最高」
「病み付きになりそう」
「海の幸だけでも凄いのに」
「メロンもあってこうしたのも美味しいなんて」
「北海道ずるいわ」
皆こう言って唸ります、そして。
全部食べ終えてからです、王子は先生に言いました。
「じゃあ先生、後はね」
「うん、札幌に着いたら」
「まずは街を見て回って」
「そしてね」
そのうえでと言う先生でした。
「札幌の時計台を見てから」
「ラーメンだね」
「あれを食べて回ろうね」
食べ終えてからも食べもののお話でした。
「そうしようね」
「是非ね」
「札幌は」
トミーはこの街自体について言います。
「この北海道の中心ですよね」
「一番大きな街でね」
「そうでしたね」
「北海道の本庁もあってね」
そしてというのです。
「産業や交通の中心だよ」
「そうした街ですね」
「だから僕もね」
「あそこに行くことをですね」
「最初から考えていたんだ」
そうだったというのです。
「もうね」
「そうでしたね」
「札幌だからね」
それならというのです。
「あの時計台に行かないとね」
「先生はね」
ここで、です。王子はこう皆に言いました。
「その場所に行ったら観光名所は絶対に行くよね」
「うん、名所はね」
「そうだよね」
「何かね」
それこそというのです。
「そうした場所に行かないと気が済まないんだ」
「成程ね」
「僕の性分かな」
「そうだね、じゃあ」
「うん、まずは時計台に行こう」
「冬に行ったら」
冬の札幌にです、王子は言いました。
「雪祭り見るだろうね」
「絶対にそうしているね」
先生ご自身もその通りと答えます。
「僕自身そう思うよ」
「そうだよね」
「冬の札幌にも行きたいね」
「冬のね」
「うん、一度ね」
こう言うのでした、ですが。
先生はここで、です。少し苦笑いになってこうも言いました。
「冬の札幌はやっぱり寒いね」
「けれどイギリスより暖かいんだよね」
「冬のね」
「冬のイギリスに比べればね」
「ずっとましなんだね」
「そうなんだよね、日本の冬も寒いけれど」
それでもというのです。
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