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『最低な女』

作者:零那
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『卒業』



紘希と不倫関係になり、変化が...。
紘希の独占欲が強くなり出した。

娘にも優しくて、良く遊んでくれてた。
娘も紘希をカナリ好いてた。
本当の家族みたい...

紘希は、デリを辞めて欲しいと言い、泣くようになった。
泣く男は...嫌い。
『何言いよん今更』って思った。

店に対する損害賠償的なもん払ったら辞める。
店長が変わってヤクザよりタチ悪い。
こんな最悪なとこ辞める。

移店の話がある。
●龍会幹部から直々に誘われた。
背中一面の墨が美しくて、よっぽど上手い人が彫ったって解る。
そこらの彫り師はこんなに綺麗には仕上げれん。
未桜が出逢った中で人生イチ綺麗な墨だった。
写メ撮らして貰って待受だったくらい。

店は、デリやのにソープまがいのサービスさせられたり、不満だらけだった。
ハードなサービス強要。
取り分は、集客の為の割引ばっかりで減っていく一方。
元々の高級感は一切無い。
サービス向上で割引。
集客できて当然。

会長は、そんな当然の事に過大評価。


毎日、紘希から辞めてと懇願される。
未桜も早く辞めたい。
辞めたくて辞めたくて耐えれん。

だから、店側が未桜を辞めささなあかんって思う何かをしたくて色々考えた。
わざと嫌われる事が手っ取り早い方法やと思った。

店を辞めさせられる方に仕組んだのは自分。
でも、濡れ衣はムカついた。
散々言い争って揉めた。
店は辞めれたから良かった。

でもホンマ濡れ衣を被せられたことが納得いかんかった。
それでも、終わった...。

長かった苦しみ。
屈辱だった店を辞めれた。
良くも悪くも...

移転の話も、丁重に断って風俗を卒業した。


 
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