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ドリトル先生北海道に行く

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第三幕その八

 実際に合っていてです、先生は言いました。
「いや、これはいいね」
「合いますね、お酒に」
「ホッケや烏賊と同じくね」
「何かお酒が進み過ぎて」
「怖い位だね」
「僕よく大阪に行きますけれど」 
 トミーはここで大阪のお話もしました。
「たこ焼きやお好み焼きですよね」
「あと串カツだね」
「そうしたものを食べていますと」
「ビールだね」
 先生はすぐに言いました。
「それが欲しくなるね」
「はい、それでよく飲みますけれど」
「ここではね」
「僕は白ワインで」
「僕は日本酒が進むよ」 
 こちらのお酒がというのです。
「やっぱりね」
「何か飲み過ぎますね」
「そうだね」
「何かここまで飲むと」
 トミーはこんなことも言いました。
「お昼からこれは」
「ちょっとまずいかな」
「夜もありますから」
「夜は何を食べるかだけれど」
「どうしますか?」
「そうだね、お刺身かな」
 先生は海の幸からこのお料理を出しました。
「そう考えているけれど」
「お刺身ですか」
「お刺身は外せないね、あとね」
「天麩羅ですね」
「それもね」
「じゃあ夜もですね」
 トミーは先生のお話を受けて一つの答えを出しました。その答えはといいますと。
「飲みますか」
「今みたいにだね」
「はい、ただ食べてもです」
「お酒はだね」
「今頼んでいるだけにしましょう」
 お酒はもう注文しないというのです。
「夜も飲みますから」
「健康の為にもだね」
「そして歩きましょう」
「二人共酔っ払ってるからね」
「お酒も抜いてね」
「そうしないといけないから」
「だからだね」
 動物の皆も言います。
「歩いてそして」
「お酒を抜いて」
「後は歩いて運動してね」
「お腹を空かせるんだね」
「そう考えてるよ」
 実際にとです、トミーは皆に答えました。
「その二つをね」
「そして夜もだね」
 また言って来た先生でした。
「楽しむんだね」
「そうしましょう」
 是非にという言葉でした。
「そして夜こそです」
「今以上にだね」
「お酒も楽しみましょう」
「やっぱりお酒はね」
「日本では夜に飲むものですね」
「イギリスでは朝からエールを飲んだりするけれどね」
 先生の故郷ではそうです、それが朝御飯になったりします。先生もイギリスにいる頃はそうした生活だったのです。
「けれどね」
「はい、日本ですから」
「お昼から飲み過ぎるとよくないね」
「そうも考えましたから」
 だからというのです。 
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