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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第四十七話 柴山少佐!漫画は藤子不二雄先生!!その十四

「巨人を倒せ!」
「打倒巨人!」
「巨人は強くても弱くても叩け!」
「巨人征伐!」
「巨人は負けろ!」
「負ければそれでいいんだよ!」 
 球界に中心なぞいらない、ただ巨人が弱ければいい。強い巨人なぞいらjないが弱い巨人は最高である。
「何故そう思うか理由も書いておくぜ」
「作者が巨人嫌いだからだよ」
「作者は巨人が大嫌いなんだよ」
「それこそこの世で一番な」
 何故嫌いか、それは。
「威張り腐って選手強奪ばかりしてな」
「金にばかりものを言わせる」
「そしてあの会長の一連の発言な」
「太鼓持ちのタレントもどきとか夕刊紙の発言も嫌いなんだよ」
「あと番長も足が遅かったショートも嫌いだ」
「九連覇の時の十八番もな」
 とにかく嫌いなことばかりだ。
「日本ハムから来た安打製造機も嫌いだぜ」
「嫌いで嫌いで仕方ないんだよ」
「球界再編のこと忘れないからな!」
「誰が巨人なんか褒めるか!」
「巨人を悪く書くことに命を賭けてるんだよ!」
「それがこの作者だ!」
「というか全部作者の本音じゃないの?」
 ここでこう言ったのは瞬だった。
「あんた達の感情も入ってるけれど」
「まあそうかもな」
「とにかくこの作者の作品巨人はよく書かないからな」
「野球ものでも絶対にそうだからな」
「巨人がとにかく嫌いだからな」
「私も巨人嫌いだけれどね」
 この作者の作品の登場人物は下衆以外は全てそうである。
「とにかく勝ったのならさっさと帰りなさいよ」
「ああ、もう帰るか」
「じゃあ帰って写真衆とDVD観るか」
「これからな」
「そっちを楽しむか」
「最近勝っても居座ってるわね」 
 勝負の場にだ、それが作品の傾向になっていることは確かか。
 しかし二人はここまで話してだ、そのうえでハングオンに乗って去った。黒い雨の汚れは実際に三時間で完全に落ちていた。日帝衆の原稿のそれも。
 後は奇麗になったことも含めてジャスティスカイザーの戦いは今回も終わった。しかしいつも書いているが日帝衆との戦いはまだ続く。戦えジャスティスカイザー、負けるなジャスティスカイザー!


第四十七話   完


                        2015・11・11 
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